菅政権はコロナ禍のさ中、世論の反対を無視して五輪を強行し、金メダル数、総メダル数共に「過去最高」に達し、「皆様のNHK」を中心にテレビは連日大騒ぎを演じて、「感動をありがとう」モードを作ったので、ガースーは「やはり私の読みは正しかった。これで支持率も回復する!」とぬか喜びしたのかもしれませんが、朝日とJNNの最新世論調査によれば、いずれも「過去最低」を記録し、反対に不支持率は「過去最高」を記録したとのこと。とくに朝日の支持率はこれまでのすべての世論調査の中でも最も低い28%でした。
次のアエラの立川相互病院(東京)の高橋雅哉院長の見解は、多くの人の支持を集めるものでしょう。
・病院の窓に「もうカンベン」「五輪やめて」訴え続けた院長が憤慨 手のひら返しのテレビ報道に苦言も
最後の、「若い人は死者数が少ないという楽観的な意見を耳にします。なぜ死者数が少ないか。それは病院で重症化しないように治療してきたからです」という言葉は、全くその通りで、重症化率が高いとされるデルタ株に関してはなおさらでしょう。政府も東京都も、足を引っ張りこそすれ、こうした医療従事者をサポートするようなことは何もしてこなかった。今の政治家ぐらい気楽な商売はおそらく他にないでしょう。ガースーが自慢するであろう「五輪の成功」も、良心的で気配りに富む多数のボランティアに支えられたところが非常に大きい。「ぼったくり男爵」ことIOCのバッハは、何と菅と小池に功労者として「特別メダル」を授与したそうですが、それは大多数の国民の失笑を招いただけでした。
目論見が外れて、ガースーの支持率が大幅な下落となったのは、自業自得以外の何ものでもなく、次の総選挙が楽しみですが、連日日本のテレビが五輪に浮かれている間も、世界では温暖化に伴う異常気象による洪水や旱魃が相次いでいます。次はオリンピック発祥の地、ギリシャの熱波と山火事についてのものです。
・ギリシャ各地で大規模な山火事 古代オリンピックの遺跡近くまで
すさまじい規模ですが、下にカリフォルニアの山火事についての記事も出ています。こちらも唖然とさせられるようなものです。カナダあたりでも山火事は相次いでいるようで、この前のオーストラリアの山火事も空前の規模でしたが、異常な高温と乾燥のため、今や世界中で大規模な山火事は年中行事のようになってしまいました。他方、ドイツとベルギーでは大洪水に見舞われた。中国も「千年に一度の大雨」とやらでダムが決壊して悲惨なことになったようですが、食糧難に喘ぐ北朝鮮でも洪水に見舞われて、餓死者が大量に出るのは確実と見られています。
こういうの、ニュースにならないものを含めると、大量にあるでしょう。旱魃と洪水という両極端な災害が同時発生する。この前何かで見たのですが、アマゾンの熱帯雨林も、去年一年だけで広島県に匹敵する面積が消失したそうです(こちらはなかば以上人災ですが)。
前にも書きましたが、海水温の上昇で、世界中のサンゴ礁はあと30年か40年で絶滅するとも言われているので、トータルで見ると、世界は確実に破滅に向かっているのです。自分たちの生存基盤となるものを人類は急速に失いつつあるのですから。Dooms-day(世界の終わり、最後の審判の日)はある日突然やってくるのではない。それはある一定の期間の中で進行し、どうにも目の逸らしようがないとなったときには手遅れなのです。「世界のガースー化」とでも呼ぶべきか、政治家や財界のお偉方が自分の名誉心や権力、既得権益にかまけて科学者の警告を聞かず、一般の人々に適切なアナウンスもしないから、つねに後手後手に回って、気づいたときは手の施しようがなくなっている。このままだと、どうもそういうことになりそうです。
問題はコロナだけではないということです。全体からすればそれはむしろ小さな問題にすぎない。現代文明はとうに賞味期限を過ぎているのに、政治経済のシステムはそれに必要な修正を加えるのをむしろ妨害してきた。技術的なこと以前に、資本主義の根底的見直しを含む思想の大転換が必要なのです。それを思うと、時代錯誤な固定観念しかもたないガースー自民ごとき愚かな連中に悩まされているのが一層馬鹿馬鹿しくなります。
次のアエラの立川相互病院(東京)の高橋雅哉院長の見解は、多くの人の支持を集めるものでしょう。
・病院の窓に「もうカンベン」「五輪やめて」訴え続けた院長が憤慨 手のひら返しのテレビ報道に苦言も
最後の、「若い人は死者数が少ないという楽観的な意見を耳にします。なぜ死者数が少ないか。それは病院で重症化しないように治療してきたからです」という言葉は、全くその通りで、重症化率が高いとされるデルタ株に関してはなおさらでしょう。政府も東京都も、足を引っ張りこそすれ、こうした医療従事者をサポートするようなことは何もしてこなかった。今の政治家ぐらい気楽な商売はおそらく他にないでしょう。ガースーが自慢するであろう「五輪の成功」も、良心的で気配りに富む多数のボランティアに支えられたところが非常に大きい。「ぼったくり男爵」ことIOCのバッハは、何と菅と小池に功労者として「特別メダル」を授与したそうですが、それは大多数の国民の失笑を招いただけでした。
目論見が外れて、ガースーの支持率が大幅な下落となったのは、自業自得以外の何ものでもなく、次の総選挙が楽しみですが、連日日本のテレビが五輪に浮かれている間も、世界では温暖化に伴う異常気象による洪水や旱魃が相次いでいます。次はオリンピック発祥の地、ギリシャの熱波と山火事についてのものです。
・ギリシャ各地で大規模な山火事 古代オリンピックの遺跡近くまで
すさまじい規模ですが、下にカリフォルニアの山火事についての記事も出ています。こちらも唖然とさせられるようなものです。カナダあたりでも山火事は相次いでいるようで、この前のオーストラリアの山火事も空前の規模でしたが、異常な高温と乾燥のため、今や世界中で大規模な山火事は年中行事のようになってしまいました。他方、ドイツとベルギーでは大洪水に見舞われた。中国も「千年に一度の大雨」とやらでダムが決壊して悲惨なことになったようですが、食糧難に喘ぐ北朝鮮でも洪水に見舞われて、餓死者が大量に出るのは確実と見られています。
こういうの、ニュースにならないものを含めると、大量にあるでしょう。旱魃と洪水という両極端な災害が同時発生する。この前何かで見たのですが、アマゾンの熱帯雨林も、去年一年だけで広島県に匹敵する面積が消失したそうです(こちらはなかば以上人災ですが)。
前にも書きましたが、海水温の上昇で、世界中のサンゴ礁はあと30年か40年で絶滅するとも言われているので、トータルで見ると、世界は確実に破滅に向かっているのです。自分たちの生存基盤となるものを人類は急速に失いつつあるのですから。Dooms-day(世界の終わり、最後の審判の日)はある日突然やってくるのではない。それはある一定の期間の中で進行し、どうにも目の逸らしようがないとなったときには手遅れなのです。「世界のガースー化」とでも呼ぶべきか、政治家や財界のお偉方が自分の名誉心や権力、既得権益にかまけて科学者の警告を聞かず、一般の人々に適切なアナウンスもしないから、つねに後手後手に回って、気づいたときは手の施しようがなくなっている。このままだと、どうもそういうことになりそうです。
問題はコロナだけではないということです。全体からすればそれはむしろ小さな問題にすぎない。現代文明はとうに賞味期限を過ぎているのに、政治経済のシステムはそれに必要な修正を加えるのをむしろ妨害してきた。技術的なこと以前に、資本主義の根底的見直しを含む思想の大転換が必要なのです。それを思うと、時代錯誤な固定観念しかもたないガースー自民ごとき愚かな連中に悩まされているのが一層馬鹿馬鹿しくなります。
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