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無能の自覚がないこと、それを無能という

2011.05.24(15:07) 85

 東電は福島第一原発1号機に続き、2号機・3号機もメルトダウンしていたことを認めたそうですが、「やっぱり…」と思っただけで、もはや誰も驚く人はいなかったでしょう。

 それとは別に、こんな記事もあって、こちらには笑ってしまいました。

【原子力安全委員会の班目春樹委員長は24日午前の衆院東日本大震災復興特別委員会で、東京電力福島第1原子力発電所事故への対応が不適切だとして、国民新党の亀井静香代表が菅直人首相に同氏の更迭を求めたことについて、「この職務を全うすることこそが、私の使命だ。ここで逃げ出したら本当に末代の名折れだ。この問題については、とことんまで付き合わせていただきたい」と述べ、辞任の意思がないことを改めて強調した】(産経)

 僕もこの前ここに「いい加減に更迭したらどうですか」と書きましたが、「末代の名折れ」だなどと、この期に及んでもなお、己の名誉に固執する心理は変わらないわけで、誰も期待していないのに、期待されていると思い込んで張り切るあたり、この種の人たちには“普遍的”な心理です。

 問題はマダラメ氏の名誉ではない、今回の原発事故をどう収束させるかで、それに役立つことができるかどうかだけが重要なのですが、そんなことは眼中にないのです。いや、ご本人は「この職務を全うすることこそが、私の使命だ」と本気で思っているフシがあって、自分の卑小な心理的動機に気づくことがそもそもない。「あんたがおかしなことばかり言うから、事態はよけいおかしくなって、問題解決への妨げにしかならないんですけど…」と言っても、「おっしゃるとおり、これは大変な事態です。だからこそ私が頑張らねばならないんです」みたいな反応しか返ってこなくて、どうにも話が通じないのです。

 こういう人は現実認識能力がないので、言葉の正しい意味で「傷つく」ことがない。だから悪評フンプンでも同じポストにいつまでも居座っていられるわけで、名誉がそんなに大事なら、さっさと引っ込むに越したことはないのですが、それがわからないのです。俗に言う「老害」とはこのことで、精神的動脈硬化が行き着くところまで行っているのですが、ご自分は洞察力と柔軟性に富む、なんてかなり真面目に思っているのです。その反対の証拠を自らがありとあらゆる場面で示しているにもかかわらず、それを「認知」しない。主観的心理状態としては“善意”に満ちているのだから、こういう人が一番始末に負えないのです。

 幸いに、というか、このマダラメ委員長の“活躍”のおかげもあって、原子力安全委員会なんて、今は誰も信用する人はいなくなっているから、それに高給を支払い続けているというのは問題ですが、彼がどんなにアホなことを言い続けても、影響力はほとんどありません。

 こういう御仁、今は社会の色々な分野にいて、それが組織や社会システムの“機能障害”の元凶になっているのですが、子供や若者に下らない「愛国心」教育を施すヒマがあったら、この種のおっさん、ジイサンたちに、「引き際の美学」でも教えた方がよくはありませんか? そういうことをあらためて考えさせる、デタラメ委員長の「続投宣言」です。
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祝子川通信 Hourigawa Tsushin


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