例の小山田某は結局辞任を余儀なくされたようですが、彼の“前科”はあれだけではなかったようです。
・辞任の小山田圭吾に〝極悪前科〟 今度は重病患者を嘲笑インタビュー
実は問題となったいじめ自慢インタビューのほかにも、小山田には〝前科〟があった。1996年発売の「月刊ギグス」2月号(シンコーミュージック・エンタテイメント)のインタビューで、「フリッパーズ・ギター」としてデビューする直前の出来事として、入院した時の話をしていた。友人と一緒になって病室でギターを弾いて騒いでいたという。
「ふたりとも寝ないから、夜中にガンガンやってると、癌の末期患者の人とかの呻き声が『ウーッ』とかって聞こえて来る(笑)」と、なぜか末期がんの人を笑う。
さらに、「機械につながってるんだよ、そういう人とかって。『ピーン、ピーン』とかいう機械みたいなのがあって、夜中に『ピー!』とかって音が反応するの(笑)。それで『ああ、今日もまたひとり死んだ』とか言って(笑)。『夜中にあんたたちがギター弾いているからだ』って看護婦さんに怒られた(笑)」と死の瞬間も笑っていたという。
小山田はこのエピソードを「心暖まる話だよね」と語りだす露悪性も発揮していた。いじめや障がい者差別ではないが、高齢者や病気の人へのいたわりはない。
既報の事件と全く同じメンタリティで、いかにも小山田のやりそうなことです。これがガセネタではなかった証拠に、こちらはスポニチの記事ですが、
・今度は音楽誌「GiGS」が謝罪 小山田圭吾インタビュー記事「倫理観に欠ける不適切な表現」
というのも出ています。もはや「医療刑務所送致」が適切なレベルで、社会に野放しにしておいていい人間ではないでしょう。呆れたことに、よりにもよってNHKのEテレ(元NHK教育)が彼を使っていたという話まで出て、
・小山田圭吾辞任で頭を抱えるNHK・Eテレの子ども向け「名物番組」
ひとまず騒動は鎮静化に向かうと思われるが、辞任によって頭を抱えているのはNHK。ソロユニット「Cornelius(コーネリアス)」として活動する小山田は、NHK・Eテレの名物番組「デザインあ」のすべての音楽を手掛けているからだ。
という話になっているのには、三度びっくりです。
「雑誌のインタビューは25年以上前とはいえ、その後もいじめ記事は何度もネット掲示板やSNSで蒸し返され、炎上を繰り返してきた。それでも小山田さんは謝罪しなかった。障がい者へのいじめに敏感になるべき番組のスタッフが、〝知らなかった〟では済まされない」
という批判が出てくるのは尤もです。僕ら世間一般の人間は音楽雑誌なんて読まないし、SNSもやっていないと知る由もなかったのですが、驚くのはそのモラルの低さで、ミュージシャンというのは世間一般に対する「異端」ぶりが売りになるのはわかるとして、こういうのは異端でも何でもなく、ただただ下種で犯罪的なだけです。そういうものに全く価値はないということに、音楽雑誌の編集者たちはなぜ気づかなかったのか? おそらく同じ下種な空気に染まっていたからでしょう。僕は日本のフォーク、ロック全盛の頃育った人間ですが、昔のミュージシャンに反権力や反世間はいても、この手の低級すぎるクソはいなかったはずです。今の日本にロクな音楽がなくなったのも無理はないなと、あらためて納得が行った次第です。
もう一つ不思議なのは、こういう具体的な記事を載せているのはスポーツ紙や週刊誌などだけで、海外ではガーディアンなどの正統派の大手紙が多数正面からそれを報じているのに、日本の大新聞などは表面的なことしか報じていないことです。結局この件も、海外からの批判が“逆輸入”されて大騒ぎになるのを見て、「また支持率が下がる」と政府が慌てて組織委に圧力をかけ、それでやっと小山田が“自発的に”辞任するということで決着がついたので、全部「外圧」なのです。日本の大手メディアがこの間何をしていたかと言えば、何もしなかった。マスゴミと揶揄されるのも当然だと思えるのです。
組織委の方は、「把握していなかった」「広告代理店(電通のことでしょう)に任せていた」の一点張りで、それが判明してからも、ガースーと同じメンタリティで、「本人が謝罪・反省しているから問題なし」でそのまま押し切ろうとしたのです。何から何まで腐り切っている。それを今回、日本は世界中に宣伝したのです。ガースーの「安全・安心」は誰も信じていないが、こちらの深刻な腐敗ぶりだけは確実に世界中に伝わった。受信料強制徴収の「皆様のNHK」も嬉々として犯罪者に楽曲を依頼して、「教育番組」を作っていたというおまけつきです。何なのでしょうね、この国。
これはもう完全に終わっています。自民党は菅政権の異様な不人気を見て、総選挙を五輪直後ではなく、できるだけ先延ばしし、ワクチンも行き渡って、コロナが沈静化して景気が上昇機運になるまで待って、そうすれば批判の材料がなくなるから選挙でも勝てるだろうと計算しているようですが、健忘症の日本の有権者はまたその「思うツボ」にはまってしまうのでしょうか? 選挙前に駄目な野党のスキャンダルなど発覚すれば確実にそうなると、ガースーの右腕の公安警察のドン、杉田和博あたりはその材料探しに余念がないところかもしれません。安倍政権時代の加計学園批判の文科省の前川元事務次官のときは、その「出会い系バー通い」を読売に書かせて、「あんな奴の言うことは信用できない」ことを印象づけようとしたのですが、ああいうやり方が今の自民は得意だからです。野党政治家はそのあたり、重々気をつけることです。
政治、新聞、NHK、音楽業界、忖度官僚、政府の下部機関、どれも全部駄目で、まともなのが「ネッシーの東スポ」をはじめとするスポーツ新聞とゲリラ週刊誌だけというのは、一体どういう国なのかと思いますが、今後も東スポには頑張ってもらいたいと思います。
尚、小山田は、今まで荒稼ぎして貯金はたくさんあるだろうから、潔く引退して出家し、人生の残りはお寺で懺悔の生活を送ることをお勧めします。その方が医療刑務所行きよりはまだマシでしょう。
・辞任の小山田圭吾に〝極悪前科〟 今度は重病患者を嘲笑インタビュー
実は問題となったいじめ自慢インタビューのほかにも、小山田には〝前科〟があった。1996年発売の「月刊ギグス」2月号(シンコーミュージック・エンタテイメント)のインタビューで、「フリッパーズ・ギター」としてデビューする直前の出来事として、入院した時の話をしていた。友人と一緒になって病室でギターを弾いて騒いでいたという。
「ふたりとも寝ないから、夜中にガンガンやってると、癌の末期患者の人とかの呻き声が『ウーッ』とかって聞こえて来る(笑)」と、なぜか末期がんの人を笑う。
さらに、「機械につながってるんだよ、そういう人とかって。『ピーン、ピーン』とかいう機械みたいなのがあって、夜中に『ピー!』とかって音が反応するの(笑)。それで『ああ、今日もまたひとり死んだ』とか言って(笑)。『夜中にあんたたちがギター弾いているからだ』って看護婦さんに怒られた(笑)」と死の瞬間も笑っていたという。
小山田はこのエピソードを「心暖まる話だよね」と語りだす露悪性も発揮していた。いじめや障がい者差別ではないが、高齢者や病気の人へのいたわりはない。
既報の事件と全く同じメンタリティで、いかにも小山田のやりそうなことです。これがガセネタではなかった証拠に、こちらはスポニチの記事ですが、
・今度は音楽誌「GiGS」が謝罪 小山田圭吾インタビュー記事「倫理観に欠ける不適切な表現」
というのも出ています。もはや「医療刑務所送致」が適切なレベルで、社会に野放しにしておいていい人間ではないでしょう。呆れたことに、よりにもよってNHKのEテレ(元NHK教育)が彼を使っていたという話まで出て、
・小山田圭吾辞任で頭を抱えるNHK・Eテレの子ども向け「名物番組」
ひとまず騒動は鎮静化に向かうと思われるが、辞任によって頭を抱えているのはNHK。ソロユニット「Cornelius(コーネリアス)」として活動する小山田は、NHK・Eテレの名物番組「デザインあ」のすべての音楽を手掛けているからだ。
という話になっているのには、三度びっくりです。
「雑誌のインタビューは25年以上前とはいえ、その後もいじめ記事は何度もネット掲示板やSNSで蒸し返され、炎上を繰り返してきた。それでも小山田さんは謝罪しなかった。障がい者へのいじめに敏感になるべき番組のスタッフが、〝知らなかった〟では済まされない」
という批判が出てくるのは尤もです。僕ら世間一般の人間は音楽雑誌なんて読まないし、SNSもやっていないと知る由もなかったのですが、驚くのはそのモラルの低さで、ミュージシャンというのは世間一般に対する「異端」ぶりが売りになるのはわかるとして、こういうのは異端でも何でもなく、ただただ下種で犯罪的なだけです。そういうものに全く価値はないということに、音楽雑誌の編集者たちはなぜ気づかなかったのか? おそらく同じ下種な空気に染まっていたからでしょう。僕は日本のフォーク、ロック全盛の頃育った人間ですが、昔のミュージシャンに反権力や反世間はいても、この手の低級すぎるクソはいなかったはずです。今の日本にロクな音楽がなくなったのも無理はないなと、あらためて納得が行った次第です。
もう一つ不思議なのは、こういう具体的な記事を載せているのはスポーツ紙や週刊誌などだけで、海外ではガーディアンなどの正統派の大手紙が多数正面からそれを報じているのに、日本の大新聞などは表面的なことしか報じていないことです。結局この件も、海外からの批判が“逆輸入”されて大騒ぎになるのを見て、「また支持率が下がる」と政府が慌てて組織委に圧力をかけ、それでやっと小山田が“自発的に”辞任するということで決着がついたので、全部「外圧」なのです。日本の大手メディアがこの間何をしていたかと言えば、何もしなかった。マスゴミと揶揄されるのも当然だと思えるのです。
組織委の方は、「把握していなかった」「広告代理店(電通のことでしょう)に任せていた」の一点張りで、それが判明してからも、ガースーと同じメンタリティで、「本人が謝罪・反省しているから問題なし」でそのまま押し切ろうとしたのです。何から何まで腐り切っている。それを今回、日本は世界中に宣伝したのです。ガースーの「安全・安心」は誰も信じていないが、こちらの深刻な腐敗ぶりだけは確実に世界中に伝わった。受信料強制徴収の「皆様のNHK」も嬉々として犯罪者に楽曲を依頼して、「教育番組」を作っていたというおまけつきです。何なのでしょうね、この国。
これはもう完全に終わっています。自民党は菅政権の異様な不人気を見て、総選挙を五輪直後ではなく、できるだけ先延ばしし、ワクチンも行き渡って、コロナが沈静化して景気が上昇機運になるまで待って、そうすれば批判の材料がなくなるから選挙でも勝てるだろうと計算しているようですが、健忘症の日本の有権者はまたその「思うツボ」にはまってしまうのでしょうか? 選挙前に駄目な野党のスキャンダルなど発覚すれば確実にそうなると、ガースーの右腕の公安警察のドン、杉田和博あたりはその材料探しに余念がないところかもしれません。安倍政権時代の加計学園批判の文科省の前川元事務次官のときは、その「出会い系バー通い」を読売に書かせて、「あんな奴の言うことは信用できない」ことを印象づけようとしたのですが、ああいうやり方が今の自民は得意だからです。野党政治家はそのあたり、重々気をつけることです。
政治、新聞、NHK、音楽業界、忖度官僚、政府の下部機関、どれも全部駄目で、まともなのが「ネッシーの東スポ」をはじめとするスポーツ新聞とゲリラ週刊誌だけというのは、一体どういう国なのかと思いますが、今後も東スポには頑張ってもらいたいと思います。
尚、小山田は、今まで荒稼ぎして貯金はたくさんあるだろうから、潔く引退して出家し、人生の残りはお寺で懺悔の生活を送ることをお勧めします。その方が医療刑務所行きよりはまだマシでしょう。
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