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トランプ政権の置き土産、UFOの機密情報が間もなく公開

2021.03.27(13:54) 814

 ビジネス雑誌にこんな記事が載るんだ、とちょっと驚きましたが、

アメリカ政府、UFOについての報告書をまもなく公開か…元国家情報長官が証言「目撃例はもっとたくさんある」

 ラトクリフによると、「世界中で」目撃例が報告されているという。

「目撃について話すときにもう一つ伝えたいのは、それはパイロットや衛星による目撃や情報収集によるものだけではないということだ」と彼は続けた。

「通常は複数の検出装置がこのようなものを検知しているが、その中には説明のつかない現象もある。実際には公表されているものよりもかなり多くの目撃例がある」

 ラトクリフは、情報機関は未確認飛行物体に対する「もっともらしい説明」を探そうとしているのだと付け加えた。しかし、時には未確認飛行物体の存在を説明できないこともあるという。「天候が原因で、視覚的な障害が発生することもある」とも述べた。

「我々が考えているよりもさらに上の技術、あるいは我々が認識することができない技術を用いているのではないかと思うことがある。我々が目にしたいくつかの現象については、うまく説明できないからだ」

 国防総省は6月1日までに報告書を発表する予定だと、バーティロモはインタビューの中で語った。


 ということで、これまでよりは踏み込んだ情報公開が期待できそうですが、文中の「もっともらしい説明」というのは、「実はあれは観測気球だったんです」といった無理のありすぎるこじつけや、「目の錯覚」の類のことでしょう。しかし、そういうのではどうにも説明のつかないものがたくさんあると言われているので、それがどの程度“正直に”発表されるかということです。

 ちなみに、「例のあのエイリアン本の訳書は一体いつ出るんですか?」という問い合わせを僕は数件受けているのですが、「出版社の編集会議で、色々な意味で危険すぎるという理由でお蔵入りになった」というようなことは幸いなくて、しばらく前に担当編集者から4月上旬に入稿が決まりました、という連絡を受けているので、その頃は連休前で印刷所も立て込むので、悪くすれば発売は連休明けになるかもしれません、という話です。いずれにせよ、出るのは出るので、今しばらくお待ちください。尚、タイトルは、訳者の僕の案が通って、『エイリアン・アブダクションの深層』になり、社で「これはいいな」というサブタイトルを付けてくれました。

 最終的な「訳者あとがき」を書いたのは去年の6月下旬で、夏には出せるかなと思っていたのが、担当編集者が他の仕事を抱えていたり、その後も、分量が多いだけではなく、内容が内容だけに、編集者が「びっくりこいた(女性なので、そういう表現はしませんが)」上に、高度に学問的な議論も含まれているために、無理もないことながら、一度に処理できなくて、チェックも数回にわたり…というようなことで、どんどん先に延びて行ったのですが、人名表記の不統一などもおかげで解消されたし、校正(3度やった後で確認の上OKを出した)過程で何度も読み返すうちに、誤訳はもとより、「ここは日本語がヘンだな」ということに気づいて、原文に照らし合わせつつ手直しを加えたところがかなりあったので、直し魔として悪名高い僕としても、一通り納得のいく仕事はできたかなという感じです。訳者の使命はできるだけ正確でかつ読みやすい日本語の文章で訳を読者に提供するということなので、こういう作業はやり出すとキリがないのですが、自分にできる範囲のことはやらせてもらえたと思います。

 上の記事に「国防総省は6月1日までに報告書を発表する予定」とありますが、それが5月下旬だとすれば、マックのこの訳本の発売時期とそれはほぼ重なるわけです。タイミングとしてはちょうどいいので、出版不況の折柄、それが少しでもプラスに働いてくれればいいがと願っています。

 ついでに言うと、UFOや宇宙人が「安全保障上の脅威」だとは、僕自身は思っていません。太平楽な人類そのものが最大の脅威なので、今の自然破壊や生物大量絶滅の規模とスピードは一般の人が思っているよりずっと深刻で、このままでは人類に22世紀はやってこないでしょう。つまり、それ以前に滅びるということです。このジョン・マックの本に登場するエイリアンたちの警告は危機感に満ちているので、彼らが正しい。陸も海も、自然はほとんど瀕死の状態なので、環境保護団体にしてからが、その多くは各種業界団体から支援を受ける見返りにかんじんなことには頬かむりし、企業はそれからエコ・フレンドリーの認証を得て商売に役立てているというだけの話だったりするので、実態はそんな生やさしいものではありません。気づいたときには人類は自らの生存基盤を根こそぎ失っているということになりかねず、地球を訪れている宇宙人たちは僕ら人類のお気楽さに心底呆れているというのがほんとのところでしょう。何とかに刃物、という言葉がありますが、人類にテクノロジーなのです。万物の霊長が聞いて呆れる。

 こうなってしまうのは、今の文明の根底にある世界観、自己観が病的な、いびつなものであるからです。この本に出てくるエイリアンとの遭遇を体験した人たちは、そうした文明による条件づけを木っ端みじんにされて、シャーマニズムや古代の叡知と類似の人間理解、世界理解へと導かれる。それによって彼らは失われていた自然との深い内的な絆をも取り戻すという、予想もしなかった体験をして、皮肉なことに、それによって今の文明社会の中で自身がエイリアン(異邦人)化して孤立する状況に追い込まれるのですが、人類の存続が可能になるとすれば、道はおそらくそこにしかないでしょう。多くの人にはこれは突拍子もない議論だと思われるでしょうが、それは現代人が病識を失っているからなので、僕はこれが誇張だとは少しも思っていません。自分が正気を失っていることを知ること、それ抜きでは変わりようがないのです。

 UFOやエイリアンに興味があろうとなかろうと、このマックの本はそのあたりのことを考える上では非常に示唆に富む本です。事実上、これは彼の遺作となってしまった著作なのですが、その射程の広さが理解されれば、多くの人に興味をもってもらえるでしょう。

 以上、記事の紹介ついでに、今度出る訳本のCMをさせてもらいました。

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