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「民間人」菅首相長男が掘った「権力の墓穴」

2021.02.18(22:54) 806

「うーん。凄いな…」

菅首相長男“違法接待” 総務省局長「国会虚偽答弁」の証拠音声

 週刊文春第二弾のこの記事を見て唸った人は少なくないでしょう。事前に接待会食が行われる店をキャッチし、そこに部員複数を客として潜り込ませて、音声を録音させ、ノイズを取り除いて、会話を復元したというのだから、スパイ小説顔負けの対応と技術です。

 これを後に取っておいたというところも凄いので、菅政権とお役人たちは結託して虚偽の答弁をするだろうと予測して、「たしかに接待と認定されても仕方はないが、実際は同郷者の懇話会のようなもので、疑われるような話は何も出なかった。騒ぎ過ぎでは?」という印象操作を行なったところで、「じゃあ、この会話は何ですか?」と“動かぬ証拠”を突きつけたのだから、政権と接待役人たちは「万事休す」となったのです。

 今の野党はほんとに喧嘩の仕方が下手(蓮舫なんか無駄に自分に酔いすぎるからああなる)ですが、これだけサポートしてもらえば、政権を追い詰めることができるでしょう。今は事前に質問内容を文書化して提出し、相手に答弁の準備をさせるという“八百長慣行”が記者会見でも国会質疑でも行われているという話で、それがそもそも問題ですが、それでも相手の答弁に応じて相手が予期しなかった方向への斬り込みはできるだろうから、前にここで辻元清美の追及が一流芸だったと書きましたが、菅首相は権力を盾にした密室での恫喝は専門らしいが、公開された場での丁々発止はからきし駄目なようなので、自らの下手な答弁によって自壊させることはそう難しくないでしょう。そのあたり、期待したいところです。NHKあたりは、国民から強制的に受信料なるものを徴収しておきながら、政権に忖度するばかり(何でも菅総理を「台本にない質問」と怒らせたキャスターは降板させ、「政権に優しくない」Nスぺは放送中止になったとか)で、「国民の利益」に直結する政権に不都合なシーンはニュースでも流さないようですが、今はYoutubeにすぐ出るので、僕らはそちらでとくと視聴できるわけです。

 2ページ目の菅首相長男の“礼儀正しい”拝みながらのお辞儀姿もほほえましいものです。「総理の長男である私が、ここまでしてるんだから、当然わが社の利益に沿った対応はしていただけるんでしょうね」という思いが痛いほど伝わってくるので、彼は元ミュージシャンだそうですが、一体どんな音楽作ってたんでしょうか? 『利権ワールド』とか『忖度ソング』とか、『この世は接待』とか、『コネだらけの人生』とか、そういうのを作って売り出せば、「さすが総理の長男が作っただけあって歌詞が真に迫っている!」というので、大ヒットするかもしれません。統括本部長だの子会社の社長だのやってるより、気苦労も減って、ずっと儲かるかもしれない。

 他人には「自助」を説きながら、わが子は権力で秘書官にし、その後はコネのある会社に入社させ、息子の方は「権力者の長男」ゆえの就職も出世も当然と受け止め、あたりまえのように「父の威光」を使って役人を接待に応じさせ、うまく行くかと思ったら、そうは問屋が卸さなかった。同情の余地のない情けない親子で、どこが「叩き上げ」なんだと、国民は皆呆れているわけです(あの実弟の件も同じですが)。「実直な東北人」のイメージも一緒にぶちこわしにした。およそ天下国家を語れるような器ではなかったわけで、報道ついでに総理の奥さんの熱烈な教育ママぶりも明らかになりましたが、孫まで“お受験”させようとして、長男本人が「自分は楽しくなかったから」それに反対しているのだとか。たしかに、親の威光にすがって生きることしかできないような人間になり下がったのでは、それは失敗なわけです。韓流ドラマさながらなので、いつか菅家をモデルにした映画やドラマができるかもしれません(コメディの味付けでもしないと観るに堪えないものになるでしょうが)。

 今やこの政権が存続しているのは、他にまともな総理候補がいないからという消極的な理由しかないというのは、何ともはやです。今の日本に人材がいないというわけではないと思いますが、悪しき慣行によって、有能な人材が権力から遠ざけられたり(上の会話で「「どっかで一敗地にまみれないと、全然勘違いのまま行っちゃいますよねぇ」と言われた小林史明衆院議員あたりは、「潰すべき人材」の一人と目されているのでしょう)、あるいは見切りをつけられて向こうから離れてしまったとか、発掘する努力を怠っているとかで、いるべきところに人がいなくなっているからこうなってしまうのでしょう(こういうのは会社でも同じですが)。国が駄目になるときというのは歴史に照らしても、いつもそういうときです。外部的な要因は二次的なものでしかない。今の日本を襲っている最大の危機はそこにあるのではないかと思います。その代表、シンボルが、「不適材不適所」の菅義偉その人であるわけです。そもそもの話、老害の最たるものである二階のごとき利権政治屋が絶大な党内権力を握って、その後見人になっているというあたりで、すでに終わっていたということなのかもしれませんが…。

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祝子川通信 Hourigawa Tsushin


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