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今頃ビンラディン?

2011.05.02(15:36) 79

 ‘Osama bin Laden is dead, Obama says’というCNNのニュースが世界中を駆け巡っているようですが、英文の記事を直接読んでも、ホワイトハウスの前に大勢の市民が集まって万歳三唱している(厳密に言えば、「USA!」を連呼している)とか、そういうつまらない周辺的なディティールしか書かれていませんでした。パキスタンの首都イスラマバード郊外の邸宅に家族といるところを殺害したという話です。

 周知のとおり、彼は2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの首魁(CNNの記事でもmastermindという言葉が使われています)とみなされています。元々がソ連のアフガン侵攻の際、それに対抗させるべくアメリカCIAが資金・訓練の両面で援助して育てたのがビンラディンとその配下だったというのも有名な話ですが、この同時多発テロ自体、不自然なところがあまりに多すぎて、当時のアメリカ政府の自作自演を強く疑われているものだし、このテロによる死者が3000人(当初は倍だと言われた)程度だったのに対し、その後のアフガン攻撃、さらには大義名分がどこにもなかったイラク戦争(大量破壊兵器疑惑が報じられたとき、アメリカはそれを自分が持ち込んで、砂漠地帯のどこかで「発見」するという筋書きを作っているのだろうと僕は思っていたので、正直に見つからなかったと言ったのがむしろ意外に感じられたほどです)で犠牲になった何の罪もない民間人の死者が何万、何十万という数にのぼることを思えば、ビンラディンより先に、おまえんところのあのアホなブッシュを殺せ、と言いたくなるようなものです。アフガニスタンやイラクの人々にしてみれば、靴を投げつけるぐらいでは腹の虫は納まらないでしょう。

 「隠蔽体質」は何も東電にかぎったことではない。アメリカ政府も嘘と隠蔽にまみれているので、結局あのテロ事件の真相は藪の中なのです。その後の国際法無視の無茶苦茶な展開も、「よくもまあ…」と呆れる他ないものでした。

 カウボーイ気取りの低脳ブッシュの尻拭いを余儀なくされたオバマは、“アフガン平定”を政権目標の一つに掲げたものの、事態は好転せず、ぬかるみにはまっていたので、今回のこれは、問題解決とは別に、国民感情にアピールしやすいという点では大きな「成果」でしょう。「十年目にしてついに、あの憎むべきテロ事件の親玉をやっつけた!」ということで…。要は、それだけの話です。

 ビンラディンが殺されず、法廷で真実を告白することになったら、とんでもない事実が明らかになったかもしれないのにと思うと、いくらか残念です。それを一番恐れていたのは、誰だったのでしょう? 申し添えておくなら、僕は別に「陰謀論」の類が好きな人間ではありません。
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祝子川通信 Hourigawa Tsushin


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