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言い得て妙「スガは安倍家の生ゴミのバケツのふた」

2020.12.25(17:48) 789

 思わず笑ってしまいましたが、これは角栄の娘の田中真紀子の評言だそうです。次の記事。

菅内閣、短命に終わるこれだけの理由 スーパー世襲政党のロジックと無責任政治体制

 その「生ゴミ」の中に、今回の桜を見る会の件や、森友、加計学園の件などが入っていたわけです。悪習漂うそれを隠蔽するのが、官房長官の菅の役目だった。このあたりは、有権者の大半は事前に了解していたのではないかと思います。だから、彼が新総理になったとき、もう「生ゴミのバケツのふた」役はしなくて済むので、「余儀なき悪事」から解放されて、本来の彼がやりたかった政治(そういうものがあるのだろうと好意的に解釈していた)に邁進してくれるだろうと国民は期待して、高い支持率を与えたのでした。

 ところがこのカス男がいきなりやってのけたのは、学術会議新会員6人の任命拒否でした。僕もあれには心底びっくりしたので、何なんだ、それはと思いましたが、その理由なるものはコロコロ変わって、支離滅裂に陥り、「人事のことについては説明できない」と、それがあたりまえであるかのように言い張る始末です。何の必要もないのに、いきなり新たな「生ゴミ」を作り出して、周りは「これは生ゴミではありません」という釈明に大わらわになった。このときはネトウヨ応援団が救援に駆けつけ、「学術会議には問題がある」と言い出し、この暴挙を正当化しようとし、菅自身、「反発があるだろうとは予想していた」と自慢げに言い放つ始末でした。その「学術会議の問題」に関しては、トランプ並のフェイク情報も入っていたりしたのですが、仮にそこに問題があったとしても、これとそれとは違う話なので、このあたりから、また新たな混乱と分断が起きるという展開になったのです。

 こういうのは最低のデマゴークがやることです。こいつは早めにぶっ潰さないと、日本は安倍政権時代以上におかしな方向に行ってしまうなと、僕は強い懸念を覚えました。彼はたんなる「安倍家の生ゴミのバケツのふた」だったのではない。菅義偉自身が際限もなく有害な「生ゴミ」を生み出す悪臭製造機だったのです。

 安倍政権時代の「お友達政治」は目に余りました。官僚やマスコミに「忖度」を強いる強権的密室政治にもひどいものがあった。しかし、後者は安倍の政治体質というより、裏で権力をふるっていた菅の体質そのものだったのです。「お友達政治」も変わらない、というか、自民党にかねてあった利権政治の性格がより強く出るようになった。ゴー・ツー何とかに、コロナのさなか、国土強靭化政策なるものを一層推進する(「新型コロナウイルス感染症との戦いという厳しい環境下であればこそ、複合災害のリスクを軽減し、国民の生命と財産を守るため、緊急対策を確実に完了させることが必要」東京商工会議所の意味不明の要望書より)とか、自分の「恩人」の二階と自身のスポンサーのために必死になる始末で、それはコロナ対策ではなく、「コロナ利用」の利権政治でしかなかったのです。コロナによって生活の危機にさらされた人たち(医療従事者含む)への配慮など、どこかへ消し飛んでしまったかのようでした。このあたりになって国民も、「思ったのと全然違う」と気づき始めたのです。一方、菅の方では「パンケーキおじさん」が受けたというので、「こんにちは、ガースーです」なんてやれば、好感度が上がると思い込んでいた。感染が一気に拡大している局面でそれをやってしまったのは、いかに彼の意識がズレているかを顕著に示すもので、今度はネトウヨたちも擁護のしようがなく、それ以前に中国関係利権が何より大事で、習近平に愛想を振りまくことしか考えていない二階べったりが嫌われて、彼らも離れていたのです。

 そこで、「安倍再々登板」の機運が高まってきたというので、菅は大いに不快で、桜を見る会の件で安倍の秘書が逮捕されるのを、以前なら妨害していたはずが、今度は喜ばしいことだとして容認し、昨夜の会見なども、「どういうふうに言えばそれをプラスに利用できるか」ということで、事前にだいぶ考えていたのでしょう。彼があっさり「謝罪」したのは、それは安倍の罪であって自分の罪ではないと思っているからで、このパフォーマンスで自分への好感度が上がり、支持率の挽回に利用できると思ったから、喜色を隠せなかったのです。そんなものに騙される馬鹿な人間はどこにもいないということがわかっていない。げんにこの件で「菅総理は気の毒だ」というような提灯記事を書いてくれるようなマスコミは出ていないのです。いくら今の日本のジャーナリズムが堕落していても、進んで総スカンを食うような記事を書く馬鹿はいない。もはや菅に忖度してもメリットは何もないというのが、計算高い連中の共通認識になっているのです。

 彼には元々、国家、社会についての総合的なヴィジョンや、明確な政治理念といったものはない。あるとすれば、自民の二番手政治家特有の「利害調整能力」だけなのですが、こういう政治家がトップになると、方向性がないので、「オレ(特定業界)に儲けさせろ」という各方面からの要望に振り回されて、尤もらしい名分は立てるものの、やっている政策はバラバラということになりやすい。今回のコロナ対策でいえば、「コロナ防疫と経済の両立」という名目の下、前者は御題目だけになって、後者はコロナとの関係は不明確な特定業者の利便をはかるだけのものになって、コロナ予算が関係ないことに使われて、経済効果も疑わしければ、社会的公平も担保されないものになるのです。だから、この内閣が続くかぎり、わけのわからない施策が続くことになる。早期に収束すればボロは目立たなくて済むでしょうが、そうでなければ目も当てられないことになる。コロナでほんとに困っているのに、何の救済策も与えられない人たちは、彼の言う「自助」でやれということなのでしょう。こんないい加減な政権の助けを期待しても無駄なのです。そう思っとかないと、いっそうひどい目に遭う。国土強靭化とやらのおかげで、工事現場のガードマンのバイトぐらいにはありつけるかもしれないので、失業した人たちはそれでよしとしなければなりません(僕も若い頃、食い詰めたときはああいうのをよくやったものです。今はどうか知りませんが、週払いのところが多かったので、急場の助けになりやすかった)。

 さて、冒頭の記事は、菅の「無責任政治の継承」について述べた後、

 2006年に安倍が小泉純一郎の後を継いで以降、自民党は、単なる世襲ではなく、元首相の子か孫でなければ首相に就けないと思えるほどの「スーパー世襲政党」と化しているのである。

 として、「世襲でなく、派閥に属さない菅は、安倍が政権を再び放り投げるという特異な状況でなければ首相になれなかった」事情に触れ、

 何のことはない。国家の私物化が安倍の下で進むはるか前から、自民党の私物化・世襲化は行き着くところまで行っていたのである。菅に独自の政権基盤はなく、短命内閣で終わるだろう。

 しかし菅が引きずり下ろされたとしても自民党1強が続く限り、河野、加藤、西村あたりを後継首相にすげ替えて、有権者に対して一切責任を負わない2012年体制が存続することになる。2021年総選挙で立憲野党の共闘は有権者に選択肢を示せるのか。2020年の暮れ、あまりに寒々とした日本の民主主義のなれの果ての光景である。


 という締めで終わっているのです。要するに、菅は世襲政治家と世襲政治家をつなぐ糊代でしかなくて、その意味でも短命で終わるだろうが、「世襲の天下」になっている自民党政治は異常ではないかということをあらためて指摘したもので、言われてみれば「なるほど」という感じです。これはヤフーのニュースサイトに出ているもので、下のコメントには悪評高いヤフコメにしてはまともなコメントが多く見られます。たとえば、kyaさんという方の、

 確かに世襲や血縁で固めたのは自民党なんだけど、あくまで結果でその議員らを選出したのは他でもない地元の有権者だということ。
 結局、利益誘導や自分らの組織や会社が優先で、その目的のためなら多少悪辣なことをやった議員でも当選させるのは有権者の選択。要は利己的で民度の低い有権者が日本の地方には多いということでしょうね。
 本来、国会議員の仕事は全国区で、能力のある人を国政に送り込み、国が良くなればひいては自分らの生活も良くなるのに、そういう俯瞰した思考を持たず、短絡的に利権議員を選ぶ。
 そういう有権者がいる限り根本的な改革は無理なんでないの。


 というのはたいへん的確な指摘です。延岡の選挙区でも、毎回当選しているのは世襲議員で、「腰が低い」というので評価されているみたいですが、たしかに傲慢なのよりはマシだとはいえ、人畜無害そうで能力があるとは到底思えないので、僕は一度も彼に票を入れたことはありませんが、いわゆる「地盤、看板」を親から引き継げば、後援会組織も盤石だし、半自動的に当選してしまうわけです。で、そういうのが当選を重ねれば、これまた半自動的に党内の地位も上がっていって、いくらかカリスマ性があれば、それが総理になる。

 こういうシステムでは能力の低い政治家が増えるのは道理で、政治家になれば大成しそうな若者が政治家を志すことも少なくなる。小粒議員がせめぎ合う中で、「毛並がいいのは誰か」ということが重要な判断基準になって、しよーもない二代目、三代目が政権を担い、大臣たちも世襲が大半、残りは茶坊主議員ということになって、国民のことを第一義的に考える議員も、国際的に通用しそうな人材もいなくなる、ということになってしまうのでしょう(菅も元々は勝ち馬を見るのに敏なこの茶坊主の一人だったのです)。

 こういう認識が広がるのはいいことです。そうすると、世襲議員は「自分は世襲だが、無能ではない」ということを必死にアピールしないと当選できなくなるでしょう。それが利点ではなく、むしろ不利な点になれば、非世襲候補も選挙に出やすくなる。基本的に親譲りの「地盤、看板」に頼る奴はロクなもんじゃない、という認識が広がればいいのです。後援会の知り合いに頼まれても、有権者は「ああ、わかりました」と生返事だけして、判断は自分できっちりやるというふうになれば、つまらない世襲議員は落とせる。

 公明党なんか、選挙が近くなると創価学会の親戚や知り合いから急に電話がかかってくるというので有名ですが、僕などは「わかった、わかった、入れとくから」と上機嫌で答えて、入れたことなんて一度もないのです。あたりまえの話で、誰に入れるかは自分で判断する。ひとにとやかく言われる筋合いはないのです。河井案里の裁判でも、夫妻は法外な選挙資金を自民党本部からもらって、それをばらまいて当選したというので問題になっているわけですが、僕ならカネだけもらっておいて、投票しませんがね。30万もらえば、「ラッキー!」ということで、それは勝手に使って、選挙では自分の入れたい候補に入れるのです。そしたら、いくらばらまいても効果はないということになって、アホらしいから誰もそんな金は出さなくなる。その種の不正は消えてなくなることになるでしょう。そうやって不正なことをする奴には馬鹿を見させればいい。かんたんなことです。

 というわけで、来年の選挙からは、「世襲はできるだけ落とす」という方針でやりましょう。票をカネで買おうとする連中にも、「カネだけもらって票は別のまともな候補に入れる」ということで対応する。落選してとやかく言われたら、「えっ? お金だけもらって票は入れないなんて、今はそんな不心得者がいるんですね」と、さも驚いたような顔をして見せる。安倍や菅の嘘と違って、こちらはいい懲らしめになるのです。

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