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「民主党政権よりひどい」菅政権の早期退陣を望む

2020.12.19(20:52) 786

 あまりに多いので引用はやめておきますが、あちこちに批判記事が出て、「皆様のガースー」はほとんどサンドバック状態になっているようです。僕自身はあの学術会議任命拒否問題で「権力をカン違いした最悪のバカ」だとして早々に見切りをつけましたが、あの件では熱い声援を送っていたネトウヨ応援団(一部の学者・文化人もそれ加わっていた)の姿はもはやどこにもなく(彼らの場合は、感情や気分で動いているだけなので往々そういうことになる)、支持率は“爆下げ”して、毎日新聞の世論調査では不支持の方が多くなり、それを見てパニック状態に陥った哀れなガースー氏は、あわてて「Go To トラベル全面停止」を発表、菅政権の生みの親であり、「観光業界のドン」でもある二階俊博を怒らせてしまったので、詫びを入れねばならないと二階がいる忘年会に駆けつけ、今度は自分が呼びかけている「大人数の会合自粛」を自ら破るものだとまた叩かれる、という悪循環に陥ったのです。その後もマスコミの幹部などに会い続けたのは、彼らを味方につけて、自分に不利な報道をしないよう間接的に要請するのが目的だったのでしょう(そういう姑息なやり方そのものがこの国の政治を腐らせている元凶なのだという自覚は全くない)。しかし、流れがこうなったのでは「短命政権になるのは確実」と見られて、誰も忖度はしてくれそうもないのです。

 不可解なのは、冬場になればコロナ感染が増えるのは確実と見られていたのに、「かえって感染を拡大させるだけ」と批判されるゴー・ツー以外、何ら明確な対策を講じなかったことです(※)。「実務の菅」がマスコミが作り上げた虚像であったことがこれだけでもよくわかるので、ゴー・ツー・イートへの批判に対しては「静かなマスク会食」なんてナンセンスなことを言うだけで、彼のやることを見ていると、子供の学校の部活の無能な顧問教師を連想させられるので、彼らはおかしな精神論をぶつだけで、何ら具体的・効果的な指導はしないし、できない。それとこのタナボタ総理はよく似ているのです。彼の欠点は「総合的なヴィジョンがないこと」だと言われていましたが、実際的な現実対応能力もまるでないのです。

※「Go To が感染を拡大させたというエビデンスはない」という話でしたが、「実はあった」という次のような記事も出ています。
コロナ第3波の元凶は「GoTo」だった! 国立感染症研究所のレポートでエビデンスが

 かつて民主党は、やっと政権を取ったと思ったら、東北大震災と福島原発事故という大惨事に遭遇しました。間が悪いことこの上なかったので、「原発安全神話」を喧伝しながら、この地震列島に原発を次々建設してきたのは他でもない自民党政権でした。民主党は皮肉にもその尻拭いをさせられる羽目になったのですが、当時自民が政権を保持していたら、あれよりマシな対応ができたかどうかは疑問です。それより深刻度はずっと低いコロナ対策ですらこのていたらくなのですから。安倍は「悪夢のような民主党政権」とよく言っていましたが、彼の政権末期と、それを「継承」するこのカス内閣は、「悪夢のような自民党政権」ではないのでしょうか? 台湾政府の爪の垢でも煎じて飲めばいい。

 このコロナ問題では、それによって大打撃を受けた業界、ほとんど影響を受けていない業界、むしろそれで売り上げが増えて儲かっている業界など、影響はまだらになっているのですが、コロナで大打撃を受けたのは、航空、観光業界、各種の飲食店だけではありません。前にも書きましたが、僕のいる塾業界などもその一つで、安倍政権はその必要が全くなかった3月の時点で「全国学校一斉休校」を要請し、それはちょうど受験が終わって大幅な生徒の入れ替え時期に当たっていたので、その大事な時期に新規塾生がゼロになって、大打撃を受けたのです。学校は塾通いも自粛するよう生徒に言っていたからです。感染者ゼロの田舎でも何で一律そういうことになるのか、理解しかねましたが、とにかくそういうことになって、その後も、先が見えないコロナ不況感が強まる中、生徒は増えなかったのです(もちろん、ゼロということはありませんが、例年とは違いすぎて話にならない)。受験サプリなどのネット予備校は受講者が増えてウハウハ状態だろうと思いますが、対面授業形式の塾でマイナスの影響を受けなかったところはおそらくないでしょう。ゴー・ツー・ジュクというのをやってもらえますか? 下村博文なんて、僕はいつもここでカス呼ばわりしていますが、塾出身なのだから、少しは塾業界の窮状に思いを馳せてもよさそうなものです。

 むろん、これは冗談です。そういう不平等な援助策をやってもらいたいとは思わない。要は、ゴー・ツー何とかは、公平な援助政策にはなりえないということです。業界が偏らない持続化給付金(不正申請をしていた不心得者が大量にいたという話ですが)などとは性質が違う。大事なのは可能な範囲で傷んだところに手当はしつつ、コロナ収束に向けた手立てを全力で講じることですが、「自然収束」をただ天に祈っているだけらしく、何ら有効な対策は取られていない。ワクチン購入に向けての手は打ちました、というだけです。

 次の経済学者・野口悠紀雄氏の記事は、ゴー・ツー政策の中止決定以前に出たものですが、問題の本質を衝いた論考です。

「強きを助け、弱きを見捨てる」、これがGoTo政策の本質だ

 要は、菅や二階その他の族議員が自分のスポンサーのためを思ってした政策で、同じ業界でも零細事業者はほとんど恩恵を受けておらず、割引を受けるのも、コロナの打撃を受けていない層の民間人だけなのだから、有難味に乏しく、コロナ感染拡大を助長する始末になっているのだから、社会全体で見れば税金を使ってマイナスを拡大させているのと同じだということです。「経済と防疫の両立」なんて軽々しく言うが、経済振興策がそれで、防疫体制の構築なんてものは何もしていない(医療従事者が怒るのは当然)のだから安心はできず、それで経済がよくなったら、そっちの方がむしろ不思議です。何のために高い議員歳費をもらって国会議員をやっているのか? それ自体が税金の無駄遣いになっているのです。

 大学なども、いったんは対面授業を再開したものの、再度の感染拡大で元のリモート授業に戻ってしまったところが大半のようです。僕が心配しているのは、これから大学入試シーズンが始まることで、それは遊興目当ての旅行とは違うのですが、二次の個別試験を受けるのに、ちょっとした「民族大移動」が始まる。横浜国大のように共通テストだけで決めて、二次は行わないと早々と発表した大学もありますが、大方は実施の予定です。センター改め共通テストだけでは、ほんとの学力なんかは測れないので、やるのがあたりまえだと僕は思いますが、コロナ感染が拡大する中でやらざるを得ない雲行きになってしまったのです。彼らは旅先で宴会もしないし、十分気をつけるだろうから、感染者の多い都会に行っても「コロナを持ち帰る」危険性は低いかもしれませんが、リスクの高い中で行われるのだから、大学の入試会場や宿泊ホテルなどの対応は細心の注意を払った、面倒なものになるでしょう。万が一に備えた医療体制も整えておかねばならない。こういうのはとうの昔からわかっていたことですが、学問嫌いの菅政権はこういうことすら思慮の外だったのではないかと思います。たんに感染者が激増して、支持率が下がったから、あわててゴー・ツーを中止にしたにすぎないのです。全体に対する目配りというものが全くできていない。それとも、直前になって突然の「入試中止要請」でもやるつもりなのでしょうか? 皆さん、浪人して、また来年受験して下さい。昔、私が働いていたダンボール工場のアルバイトなんか世話しますから(ガースーおじさんより)。

 ブレーンにもロクな奴がいない。あの近年ほとんどまともな発言が見られない、安倍政権の提灯持ちだった高橋洋一(「NHKにEテレを売却させる」発言でまた物議をかもしていますが、あれは視聴料が高いというより、全然見もしない人間からも強制徴収していることが問題なのです)に、「アメリカの使い走り」として有名な似非学者にして政商の竹中平蔵と、偏向した脳軟化症センセイたちの揃い踏みなのです。学術会議を毛嫌いするだけあって、そこには一流の頭脳が全くいない(いたら教えて下さい)。全部自分のお友達か、自分に逆らうようなことは決して言いそうもない茶坊主だけです。現実世界とは分離したタコツボの中で政策決定しているようなもので、無能が加速するだけになる。

 思うに、彼はこの「失われた二十年」で力を蓄積し、権力のトップに上り詰めた人間です。それだけに今の日本のナアナア政治の駄目さ加減(それに杉田のような「公安警察のボス」を重用して邪魔者は裏から手を回して潰そうとする彼独自の陰湿さが加わる)を凝縮したようなところがあって、それが出ているのかもしれません。不幸中の幸いと言えるのは、コロナのおかげでその化けの皮が早めにはがれたことで、社会の傷がこれ以上深くならないうちにご退陣いただくのがベストでしょう。本当の「改革者」はどこにいるのか、自民党も人材が払拭しているようだし、心許ないかぎりですが、もう少しマシなのはいるでしょう。野党がもっとしっかりしていて、敵失を非難するだけでなく、政策チームを作って、総合的な将来ヴィジョンを打ち出し、勝負に出れば、今なら勝てるだろうに、そんなことをしている様子が見られないのはたいへん残念なことです。

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