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2020.10.22(14:59) 767

(長くなったので、コメント欄ではなく、こちらで。)

 宮崎太郎様

 コメント、ありがとうございます。興味深く拝見しました。

 アメリカなどでは患者やその家族から訴えられる医療訴訟が多いので、医師はそれ用の保険に入っていて、その巨額の保険料支払いで手取りが大幅に減って裕福どころではなくなっているなんて話もありますが、明白な医療ミスは別として、日本もそうならないことを望みます。僕がここで問題視しているのは、高齢者医療のあり方で、スウェーデンなんかは高齢者治療には一定の線引きをしているようですが、ああいうことも考えてみた方がいいのではないかということです。こう言うと日本ではすぐ「高齢者切り捨て」みたいな話になって、感情的になりますが、このまま保険料が暴騰すれば、支える側がもたないので、全体を見ていない(年金問題もそうです)。75歳以上の後期高齢者医療費の窓口負担は原則1割(現役並み収入がある人だけ3割ですが、これはその人の財産額の多寡を問うものではない)だったのが、一定の所得がある人は2022年度から2割に引き上げることが検討されている(もう決まった?)そうですが、こういうのはこのまま保険料を上げ続けると酷税感をもつ現役世代から強い反発が出るのを恐れたからで、やることが遅いのです(それも「焼け石に水」感は拭えませんが)。自分たちは3割負担で、記事にも書いたように、よほどでなければ医者には行かず、薬局の市販薬で済ませているのですから(過去にどんなに保険料を払っていても、失業して国保料も払えなくなったら10割負担というのも本当です。似たような話を以前、作家の五木寛之氏もどこかに書いていたように記憶していますが。そのためには生活保護制度があると言っても、そういう制度に頼ることをいやがる人は多いので、そもそもあれも受給者が増えすぎて大きな問題になっているわけです)。

 もう一つ、これは実は非常に大きな問題かも知れないのですが、国は予算をおかしなことに使い過ぎているから、社会保障財源が不足するという問題もあるでしょう(介護保険もそれを口実にして作られたのですが)。何をしているのかよくわからない公的な何とか法人の類がたくさんあったり、何とか振興予算の名目で、政治家と仲良しの特定企業にカネが流れたりとか、不可解なことはいくらもあるわけで、そこらへんメスを入れるべき問題は多々あるはずです(野党政治家もマスコミも、そういうことはロクに調べもしない。福祉費と較べて軍事費がどうのといった型にはまったことを言うだけです。尚、国会でもロクに審議されない巨額の特別会計の「闇」を調べ、告発していた民主党の石井紘基・衆院議員は2002年10月、暗殺されました。以下のYoutubeに出ているドキュメンタリーをご参照ください。僕がかねて腹を立てている、生態系破壊を深刻化させるだけの田舎の膨大な数の無益な砂防ダムなども、相変わらずこうして作られ続けているわけです)。

石井紘基 日本病の正体

 今の政治はどこかで何か文句が出ると、その場しのぎの泥縄式対応でお茶を濁すだけだから、道理に合わない複雑怪奇なシステムがたくさんできてしまうので、全体的な見地に立って、明確なヴィジョンに基づいて社会設計するということを何もしていない。そして石井紘基が暴こうとした闇の利権の大部分もそのままになっている。今の自民党はそういうことには頬被りして、「自己責任」が、「民営化」がどうのと無責任なことを言っているだけです。国民としては、漏電がひどくて、電気代がむやみとかさむ老朽家屋に住みながら、原因はろくすっぽ調べず、「なんでこんなに電気代が高いんだ!」と嘆いているようなものかもしれません。ちなみに、僕は学術や研究費はもっと気前よく出すべきだという考えです(政治家や官僚が使い道をあれこれ細かく指図するのではなくて)。それは長い目で見れば社会的なリターンも大きいからです。今みたいなことをやっていると、日本はあと2、30年もすれば経済面でも文化・学術面でも何ら見るべきところのない三流国になってしまうでしょう。社会に活力はなく、争いのみ多く、無責任な政治デマゴーグの類は今よりさらに増えて、そのおかげでいっそう社会は荒廃する。その先に待っているものは何でしょうか?
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