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新内閣=新時代の到来となるのか?

2020.09.20(16:43) 754

 菅・新内閣の滑り出しは上々であるようです。支持率の世論調査では日経のそれが一番高く74%、朝日が65%、毎日が64%と、軒並高くなっています。安倍政権の「継承」という点で急激な変化を嫌う日本人に安心感を、例の桜を見る会は廃止するそうですが、他に前々からその弊害が指摘されている省庁の縦割り行政を打破するとかで、突破力のありそうな河野太郎を行革担当大臣に据え、「改革」を同時に打ち出すといった点なども好感されたのでしょう。麻生や二階のじさまの続投は「老害」の象徴のようなものですが、今の自民の党内事情では仕方がないと了解されたのかもしれません。

 全く私的なことながら、自民の総裁選が行われたのは9月14日でしたが、これは僕のところの光通信なるもののモデムがこわれた日でもありました。少し前からパソコンの動きに変調が見られて、前夜も異常が目立ち、僕はそれをパソコンの問題かと思っていたのですが、この日にインターネットへの接続自体ができなくなり、トラブルシューティングというやつを試すと、「モデムに問題があります」という表示が出て、そちらに障害が発生していることがわかったのです。あわててそちらを見ると、電話のランプも消えている。もしやと思って電話の受話器を取ると、何の音もしない。つまり、パソコンと電話の両方が同時に使えなくなったわけです。

 これはスマホもケータイももたない絶滅危惧種の僕には不都合きわまりないこと(アパートで一人暮らしをしている関係で、奥さんのケータイを使えばと言われても、それは無理)なのですが、プロバイダーの「今どきは役所でももう少しマシな対応をするだろう」と言いたくなるような事務的・機械的な対応(おまけに当初は相談窓口が無料だったのに有料に変わり、受付時間も短縮されている)には呆れたので、契約時の文書の無料問合せ番号にかけると、それは現在使われておりませんということで、有料電話番号を教えられ、僕は公衆電話から待たされないように受け付け開始時刻ぴったりに電話をして、だからすぐつながったのですが、ID番号に始まって、電話番号、住所から生年月日まで、「規則」なのだそうで、全部聞かれるのです。その前にはモンスター・クレイマー対策らしい、「この電話は録音されます」というわざとらしい機械音声アナウンスも聞かされる。で、その挙句、「KDDIの方に直接電話して下さい」ということで、そちらの番号を教えられる。「緊急性」があるというのでそう判断したのだという。ちょっと待ってくれ。それなら最初にモデムの故障で電話もネットも使えなくなっているということは言ってるのだから、なぜその時点でそれを教えない。この間、どういう回線になっているのかわかりませんが、驚くべきスピードでコインは消え、600円も使わされたのです。対照的に、KDDIの受付対応(こちらは無料のまま)の的確さと迅速な動きの方には感心したので、翌日朝一で駆けつけてくれた中年の係員の人の親切さも感動ものでした。故障が発生しているのは白黒二つあるボックスのうち黒の方のようでしたが、もう六年もたっているので、機器の劣化も考えて全部交換しておきましょうということで、コードの類まで含め、すっかり新しいものに変えてくれた。おかげでパソコンの動きも早くなったので、僕はパソコンのせいかと思ってクッキーを削除したり、色々やっていたのですが、原因はモデムにあったわけです。

 政権交代にぴったり合わせるタイミングでこのようなことが起きたというのは意味深長で、僕は今回のドタバタで、迅速丁寧対応のKDDIの方はそのままにして、プロパイダーだけ変えるいい方法はないかなと考えるようになりました。いわば前者が「承継」で、後者が「改革」です。今までは「利用料がお安くなります」という乗り換えを勧める電話がかかってきても面倒なので相手にしなかったのですが、ほとほと愛想が尽きた。このプロバイダー、少し前にもこういうことがありました。デジタル弱者の僕は月々500円プラスの「常時安全セキュリティ24」なるサービスにも入っていたのですが、それが委託先をサービス低下につながる別のセキュリティ会社に変えたらしく不便になったので、なかなかつながらない有料電話に電話をして文句を言ったら、「新しいセキュリティソフトにはその機能(僕が重宝していたのは広告ブロック機能です)はございません」という話で、「でも前のは三台まででしたが、今度のセキュリティソフトは七台までご利用できるようになったんです」とのたまうので、「一般家庭に七台もパソコンがある家はない。つまらないことを自慢するな」と言って電話を切りました。それでセキュリティの方は解約し、プロバイダーが委託を打ち切った前のセキュリティ会社を探して、そこと単独契約したら、長期だと各種割引が利いて、月平均にすると前の半額以下の料金になったのです(これはカスペルスキーで、広告嫌いの人にはお薦めです)。丸投げしていただけなので、サービス内容は同じ。こちらの方が個別対応ソフトが入っていてむしろよくなったくらいです。何なんだこのプロバイダーのやっていることは、と思わざるを得なかった。顧客のためではなく、自分の会社都合だけで動いているのです(会員サポートは有料電話で、自社への乗り換え受付の電話だけ無料にしているというのもセコさが際立つところです)。

 この出来事をユングのシンクロニシティ(共時性)理論にあてはめると、安倍政権がこわれるのと同時にモデムもこわれて、新しいのに変わったわけで、少なくとも僕にとっては安倍政権から菅政権への移行は好ましい側面が強いということになるのかもしれません。菅氏は安倍内閣の官房長官だった関係で、モリカケ問題の再調査なんかはとうてい無理でしょうが、新総理の奥さんはあのおバカなアッキーと違って煩わしいニュース(自殺者まで出た森友事件なんてアッキーが元凶なわけです)の対象にはならないだろうし、一部にはメディアへの締めつけが一層強化されるだろうという見方もありますが、そういうのは阻止されるべきだとして、バグが減って、非本質的なドタバタが消え、実務的なことは先に進むようになるかもしれない。安倍政権下でのさばっていた無能な官邸官僚たちももう少しマシなのと取り替えられるでしょう。そう考えると、これまでよりはよくなる可能性が高いわけです。なまじ名家に生まれたがためになおさらそれが強化された、安倍夫妻のようなコンプレックスが強い連中(おべっかの類にしか耳を貸さない)に政治権力を与えてはならない。そういう心理学的、精神病理学的な理由であの政権がおかしくなっていたという点は明らかにあるのです。

 幸い彼にはそんな感じはない。今の支持率が高いのは“ご祝儀”だからで、目下の問題はあの子分筋の河井議員夫妻(どちらも逮捕)の事件ぐらいでしょうが、官房長官時代、モリカケ問題では「指摘は当たらない」の類のごまかし答弁が目立ちました。それは親分の尻拭いに窮したからで、自分がトップになれば、そういうつまらない事件は起こさず、部下にそういう不誠実答弁を強いることもなくなると考えてよいのでしょうか。であれば、「ここは韓国か?」と言いたくなるような低次元の情実政治をめぐるイライラからは国民も解放されるということになります。そうすると二期目も見えてくる。

 いくらか気の毒なのは石破議員で、自民公明内部からはすっかり裏切り者扱いされて、彼を痛めつけるために議員票は岸田にも意図的に相当数回され、彼が最下位になるよう画策されたという話でしたが、菅政権が失政やスキャンダルで火の玉になることがあるとすれば、「やっぱり石破がいい」という声が起きて、チャンスは回ってくるだろうから悲観するには及ばない。禅譲を期待して卑屈なふるまいに終始した岸田ほど株は下がっていないのです。にしても、影の薄い野党は、このまま解散総選挙となれば壊滅的で、自民の独裁政治に等しいものになってしまうから、もっと頑張ってもらいたいのですが。

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