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台風一過

2020.09.07(12:30) 751

 今回の台風10号は超大型だというので早くから騒がれ、直近でも「特別警報」級扱いは変わりませんでしたが、風はかなり強かったものの、さしたる被害なくすんだのは幸いでした(僕がいるのは延岡ですが、朝の七時前には雨戸を戻した)。雨量も途中から台風のスピードが上がったおかげで、大したことがなくて済んだのです。九年前の紀伊半島豪雨のときなど、台風そのものは四国に上陸したのですが、動きが異様に遅かったために紀伊半島中心に豪雨が長期間続き、六日間の雨量が2000ミリに達するなどという「ありえない」ことが起きてしまい、洪水のみならず、山の深層崩壊という現象まで起きて、それが川を塞いで天然ダムが複数できた。今回は上陸せずに九州の西側をかすめるという「最悪のコース」(台風は東側で風雨が最も強くなるため)をとったので、どうなることやらと心配されましたが、この程度で済んだのは幸運でした。

 ニュースでは全く取り上げられませんでしたが、気象衛星の雲の様子を見ると、朝鮮半島に早い段階から雲がかかりっぱなしで、台風はそのままそちらに進んだので、ふだん台風が来ることは少ない韓国や北朝鮮は、8、9、10号と三連発を食らったわけです。NHKのニュースでは、金正恩が「思いやり深い君主」を演出すべく「特別警戒」を指示しているというニュースがちょこっと出ていましたが、先に大雨と洪水で農作物に壊滅的な被害が出たという記事もあったので、アメリカ軍の情報によれば目下、潜水艦から発車するミサイル実験の準備を進めているそうですが、そんな余計なことしている場合ではないでしょう。経済援助の見返りに「核凍結」を約束しても、そういうのは平気で反故にする国なので扱いに困るが、また餓死者が大量に出るのではないかと、北朝鮮の庶民には同情せざるを得ません。うまくあの世襲独裁体制を潰して、ましな政治体制に移行させる方法はないものでしょうか? 今の韓国の文在寅政権では北朝鮮の現行体制の温存・強化に貢献するだけなので、難儀なことです。民間もそのムードに便乗して『愛の不時着』なんて荒唐無稽な「脳内お花畑作品」を作って悦に入っている始末だし、先が思いやられるのです(日本でもあれは『冬ソナ』以来の大ヒットになったそうですが…)。

 話を台風に戻して、僕はふだんテレビそのものをほとんど全く見ないのに、なぜ「皆様のNHK」に高い視聴料を強制徴収されなければならないのか理解できないのですが、昨日は直近の台風情報を知るのに割とNHKをよく見て、それを見ながら思ったのですが、あの小学生か幼稚園児に言い聞かせているような口調は何なのでしょうか? 「高潮や氾濫の危険があるので、海岸や川に近寄るのは危険です」とか、「風が強くなってから、または夜になってから避難しようと外に出るのは危険です」とか、そういうことが危険なのはわかりきったことなのだから、視聴者を低能扱いしているとしか思えない。「命を守るために今すぐ行動して下さい」なんていうのも、状況を知れば、それが必要かどうかぐらいは自分で判断できそうなものです。今は、しかし、こういうふうにしないと、後で「注意喚起が足りなかった!」なんて非難されるのでしょうか? 中継アナウンサーの「危険を避けるためビル三階の室内から、窓からも離れてお伝えしています。外では木々が激しく揺れています(あの程度なら「激しく」というほどではないように見える)。今こうしていても恐怖を感じるほどです」なんていうのも笑えるので、そういうどうでもいいことばかり多くて、必要な情報はほとんどないのだから、いちいちそんな中継なんかしなくていい。台風の勢力やスピード、現在位置や今後の進路、今現在雨雲の分布がどうなっていて、それが今後どう変化しそうか、そういったコア部分の詳しい解説より、いらざる中継、能書きの方がはるかに多くて、「視聴料泥棒」の面目躍如という感じです。

 今の日本はこういうのだから民度も低くて、安倍首相辞任会見で「病気なのに頑張っていたのか!」というので、支持率が一気に上がってこれまでの政策評価まで一変したり、次期首相が確実視されている菅官房長官については、その不透明な選出過程はどこへやら、「秋田の貧しいイチゴ農家出身で、上京してダンボール製造工場で働き、その後苦学して私学の夜間部を卒業」なんて“美談”ばかりが流され、いつのまにか「庶民の味方」であるかのようなイメージ形成が行われ、彼が安倍政権の番頭として不祥事隠蔽やもみ消しに奔走してきたこと、黒川検事長定年延長問題や、日本版カジノ推進、評判の悪いGo To トラベル前倒し実施の主犯であったことなどは、きれいに忘れられるのです。例のお粗末な公職選挙法違反で逮捕された河井案里の件にしても、通常の十倍に当たる1億5千万の選挙資金を与えられたのは、河井議員夫妻が安倍のみならず管のお気に入りだったからで、ロクな子分がいなかったりするのですが、そういうことには全く触れられない(ちなみに岸田文雄はこの件で思いきり「男を下げた」。自派の現職・溝手議員が落選したからですが、安倍からの政権禅譲を期待する彼は、安倍と一緒に案里の選挙応援に駆けつけたりしていたのです。地元自派の議員が落選しかねないのに、無節操にもほどがあると言われましたが、それでも溝手は落選しない――自民二人が議席を独占できる――と思っていたのだとすれば、よほど読みが甘いので、どういう見方をしても浅はかとしか思えない。これにかぎらず、彼は安倍におべんちゃらを重ねて「かんじんなときに筋を通せず、必ず判断を誤る」ダメ男の評価を確立し、昔はあった一般人気も台無しにしたのです。彼が安倍に気に入られたのも、与しやすく、自分が首相の座を去ってもその恩義につけ込んでたやすく操れる男と見ていたからでしょう)。

 話が脱線しましたが、台風報道一つ取っても、いかにテレビが本質的な情報は少ない低レベルのメディアであるかがよくわかるので、政治報道なども同じような性質の「いらない話」ばかりが多くなって、センチメンタルな印象操作でどうにでもなる「民意」の形成に寄与することになっているのでしょう。イメージ操作にたやすく踊らされる「国民情緒法」の韓国を笑えない。あらためてそう思った次第です。
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祝子川通信 Hourigawa Tsushin


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