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「コロナ超連休」に思う

2020.04.27(09:15) 714

 先日4月25日から来月6日までの12日間を東京都の小池知事は「ステイホーム週間」と命名したそうですが、その動きは全国規模のものになっているので、田舎でもそこらじゅう休業だらけです。緊急事態宣言の全国拡大を受けて、小中高の公立学校のほとんどはまたもや休校に入っていて、学校から塾通いなども自粛するようにという指示が出ているようなので、すでに一部休講にしていたわが零細塾も、全面休業に踏み切りました。

 今のところ、5月7日から再開予定ですが、緊急事態宣言が解除されるかどうかは疑わしいので、それに合わせて学校が休校を延長したら、それに右へ習えしなければならないので、新規入塾もない(たまに面接の問合せがあっても、今しばらくお待ちいただくしかない)し、まるっきり商売にはなりません。これが7月になってもまだ続くようなら、うちを含めて廃業に追い込まれる同業者は少なくないでしょう。下手に対面授業を続けてクラスター発生なんてことになっては傍迷惑でもあるので、感染者が少ない地域でも自粛せざるを得ない状況(検査が一部しか行われていないので、どこに感染者がいるかわからないのも困る)です。都会では大手はオンライン授業に切り替えているところが多いようですが、それでどの程度学習効果が上げられるかは疑問で、全部がそれで代替できるわけではない。

 感染者が増えていない田舎の学習塾ですらこれです(図書館などは5月末まで閉鎖で、その後も未定という)。町を見て歩いても、飲み屋さんは全面休業、食堂、レストラン、ラーメン屋さんなども休みか時短営業というところが多くなっている(開けていても、客が来ないのでしょう)。ホテルや新幹線はガラガラ、飛行機は便数が8~9割減、長距離バスも運休、イベントはスポーツ関係も、文化的なものも全面中止と来ているので、その影響にはすさまじいものがある。早く終息させないと、コロナ感染による死者よりも、倒産や失業による自殺者の方が多くなってしまうでしょう。アメリカはコロナ感染による死者がすでに5万5千人に達しているそうですが、これに「経済死者」が今後多数加わるだろうことを思うと、世界大戦並の死者数になりかねない(アメリカの場合、コロナの死者数だけですでに朝鮮戦争時の死者数を上回ったという話です)。

 塾教師としては、これで来年の入試がどうなるのかも気になるところで、間が悪いことに、来年からはセンターが廃止されて、ケチのつき通しのあの大学入試新テストがスタートするわけですが、それでなくとも混乱が予想されるのに、そこに「コロナの脅威」が新たに加わったのです。この新型コロナは「熱と湿度に弱い」らしいので、それが正しいとすれば梅雨明けの7月半ばには一応の「終息宣言」が出されると思われますが、それで消えてなくなるわけではないので、冬になると今度は「第二波」に襲われる可能性大です。そうなると入試なんかできる状況にはならないでしょう。効果的なワクチンがそれまでにできていれば大丈夫なわけですが、間に合うのかどうか…(スペイン風邪は1918・19・20年と三年連続で日本でも大流行した。累計感染者数は当時の全人口5500万に対して約2380万、死者数は39万人弱。致死率はなぜか二年目が飛び抜けて高かった)。

 田舎では「感染多発地域」からの流入者を食い止めさえすれば、ここまで用心しなくてもいいのではないかという気もしますが、人の出入りを完全に規制することはできないので、どこかでクラスターが発生すると…ということで、「過剰警戒」的にならざるを得ないのでしょう。始末に負えないのは、このコロナ、潜伏期間中でも他者に感染させる力があるということで、自覚のない「元気な感染者」が意図せず感染を広げてしまう可能性がある。確度の高い検査法があって、それを全員に受けさせ、陽性者はしかるべき期間、全員隔離とでもすれば早い解決が見込まれるのではないかと思いますが、今のところはそれほど検査精度も高くなく、かつ、物理的にも実施は不可能ということになると(日本の場合、それでも検査の絶対数が少なすぎるが)、ひたすら接触を避けて感染者が一ケタレベルにまで減るのを待つしかない、ということになって、こうなるのでしょう。軽症者が85%なんて数字もありますが、かかった人の話を記事などで読むと、一様に「きつかった」と言っているようなので、インフルエンザよりはるかに重篤な症状が出るのはたしかなようです。あの「習近平のポチ」と綽名されるテドロス事務局長(インターネットの辞任要求署名が100万に達した)のおかげですっかり信用を失ってしまったWHOによれば、根拠ははっきりしないが、致死率はインフルエンザの10倍だとか。また、一度感染して抗体ができても、それはいわば「不完全な抗体」で、また罹患するリスクがあるのだという。

 ついでに言うと、「武漢ウイルス研究所元凶説」がアメリカを中心に再び注目されるようになっているようです。WHOはむろん、これを強く否定しており、あれは「動物由来であることは明白」だと言っていますが、反論にはなっていない。誰もそうでないとは言っていないからで、その「動物由来のウイルス」を使って実験していたところが、研究者が未熟で、管理も杜撰だったから流出してしまったのではないかと疑われているわけです。遺伝子操作というのは「無から有を作り出す」のではなく、「自然のもの」を素材に、その一部を組み替えるなどして行なうのだから。中国は、しかし、武漢のウイルス研究所への立ち入り調査を頑なに拒んでいる。外部に知られるとまずいことがそこにはたくさんあるのではないかと、WHOがどう言おうと、人々は疑うのです。これは法廷用語でいう reasonable doubt であって、「道理にかなった疑問」と言えるでしょう。次のような記事もありました。

WHOもテドロスも、そして中国も「詰み」だ…米政府発表の重大な意味

 この記事にどの程度信憑性があるかはわかりませんが、筋は通っている。中国ではすでに、武漢市民が「政府は危険な伝染病だという事実を認識した後も、それを隠蔽し、市民に知らせなかったから家族が感染して、ロクな治療も受けられずに死んだ」として訴訟を起こす動きが出ているという話です。むろん、一党独裁下の中国で裁判所がそのような訴訟を認めるわけはないので、却下は必至ですが、「こんな理不尽なことがあるか!」という怒りが渦巻いているのでしょう。また、習近平政府はいかなる理由によるのか、しばらく事態を傍観し、武漢封鎖に踏み切る際にも、富裕層の市民がその前に脱出する時間的余裕を与えたと見られています。それでなければこれほど感染が拡大することはなかったわけですが、こうしたことを含む一連の中国政府の対応をテドロスは絶賛したので、「習近平の飼い犬」と呼ばれるのもむべなるかな、です。「パンデミックにはならない」なんてボケたことも、彼は言っていたはずです。事実はこうなった。

 今後注意しなければならないのは、中国はテドロスの母国エチオピアなど貧しい国々に多額の投資をして、衛星国、属国を増やそうとしているのみならず、WHOのような国際機関にまで手を伸ばし、そこの長や重要メンバーに裏金や便宜を供与して手なずけ(テドロスの場合、事務局長選で中国が当選するよう支援したと言われる)、都合のいい下部機関に変えようと目論んでいるらしいことです。今回はテドロスの三文役者ぶりが際立ったため、完全に失敗したわけですが、「公正中立」の外観を取るそうした国際機関をスポイルして自国に好都合なアナウンスをさせることには大きなメリットがあると考えているのでしょう。むろん、国際機関の信用性や真の国際協力の進展という観点からして、こういうのは最悪の破壊工作ですが、経済大国化したあの巨大な独裁国家は、そういうことも戦略の一つにしているのではないかということです(国家権力と中国の一般庶民とを同一視するべきではありませんが)。今の中国は「成功した、巨大な北朝鮮」みたいなもので、その情報統制と監視国家ぶり、人権蹂躙のさすまじさには驚くべきものがある。そのあたり、日本は中国のこうしたやり口を批判するアメリカ側にはっきりついた方がいい。そして台湾や香港の味方をした方がいいので、習近平の顔色を見すぎないよう気をつけるべきです。ほんとはおたくのやることには納得しかねているんですがねえ…というところをチラチラ見せた方が交渉上も賢明でしょう。迎合すると舐められるだけ(コロナで右往左往させられている今も、中国軍は各所で領海・領空侵犯を続け、むしろそれを活発化させているとのこと)。そういう腹芸の出来る政治家が今の日本にどれくらいいるのか、心許ない気はしますが。

 ついでのついでに、北朝鮮のあの「偉大な将軍様」についても、「重体説」が流れたりしているようです。「世界から最も死去が望まれている残忍な独裁者」として、彼の右に出る者はいないと思われますが、130キロのあの肥満体ではどうせ長生きはできないので、「ポスト金正恩」についての憶測記事が多数見られます。またガセネタかもしれませんが、遠からずその日は来るとして、ミサイル発射と自国民の処刑虐殺しか能のない男ではなく、もう少しマシな後継が決まってくれればと思います。

 話があちこち飛びましたが、そういうわけで僕もヒマになっているので、この時間を利用して、もう一冊新たな翻訳を手掛けておこうと思ってそれに着手しかけています。内容的には面白く、「最悪の世界を生きる人たちのための幸福論」といった趣の本なので、一定の需要はあるだろうと踏んでいるのですが、そのまま訳したのでは難読すぎて売り物にはならない本なので、いったん一通り訳した後、かなりの部分で内容は変えずに別の日本語文体に移し替える作業(意訳のレベルを超える)をしないといけないだろうなと思っていて、手間がふつうの本の倍かかりそうなので、気が重く、作業は遅々として進まないのですが、これが今の自分にできる最大限のことだと思って、自分を叱咤しています。「どんな時間にも使い道はある」という言葉があるそうですが、強いられた「コロナ巣ごもり」の、それが僕なりの時間活用法です。

 子供たちも、夏休みはお盆休みを除いて今年はなくなりそうですが、3月2日の全国一斉休校以来、2ヶ月以上通常授業ができない状態(連休明け以後も続けばなおさら)になっているので、その程度では追いつかない。宿題はたくさん出ているようですが、僕が子供ならやらずに遊んでしまうと思うので、自学自習の習慣がある子供と、それ以外とで、ずいぶん学力差がついてしまうでしょう。受験生の場合、とくにそうです。ある塾生いわく、「もういっぺん同じ学年をやり直せばいい」そうですが、たしかによい考えながら、下がつかえているので、そうもいかないでしょう。来年の入試ができなければ、2学年分一緒に受験ということにならざるを得ないが、大学側の都合上も、定員を倍にすることはできず、そうなると再来年の入試は激烈な競争倍率になってしまう。効果的なワクチンが早期に開発され、あるいは封じ込めに成功して、無事入試が行われることを祈るしかありませんが、そうなればなったで、長すぎるコロナ休暇をうまく活用できたかどうかの差が顕著に出てしまうわけです。今の子供はぜんたいに読書量が不足しすぎて、それが国語力、学習力の低下にモロにつながっているところがあるので、本もできるだけたくさん読んどけばいいと思いますが、うまく自己管理して、時間を有効活用して下さい。
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