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ユニクロの間の悪さと、韓国人の神経症的全体主義

2019.10.22.16:19

 先の日本製品不買運動の際、ユニクロの役員(岡崎CFO)が今の韓国社会の恐ろしさを知らないまま、「不買運動は長続きしない」と発言して、謝罪に追い込まれたことは記憶に新しいところですが、ここに来てまた「やらかした」ようで、続きがまたあるかもしれません。次の記事は第三者的な視点から見たAFP電の記事です。

ユニクロCM、韓国で取り下げ 慰安婦暗示・歴史修正と猛反発受け

 これに関する韓国メディアの記事は大量にありますが、「いくら何でもそれは被害妄想が過ぎるのではないか?」と疑問を呈したり、批判するようなものはほとんどないようです。いくつか例を挙げましょう。

韓国の大学生、「慰安婦」への冒涜で議論になったユニクロ広告のパロディ映像を制作(ハンギョレ)

保坂祐二氏「ユニクロ広告は嘲弄…日本人、韓国は自尊心ないと話す」(中央日報)

ユニクロの広告に…韓国中小ベンチャー企業長官「非常に腹立たしい」(同上)

 先には、

 2020年東京パラリンピックに参加する各国・地域のパラリンピック委員会(NPC)の代表らが集まる選手団長会議が12日、東京都内であり、韓国代表団は東京パラリンピックのメダルが旭日(きょくじつ)旗を想起させるとして、メダルのデザイン変更を大会組織委員会に要望した。国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長が明らかにした。
 パーソンズ会長は「伝統的な日本文化を扇で表現しているデザインで全く問題はない。組織委に対してデザインの見直しを指示するつもりもない」と語った。組織委の布村幸彦・副事務総長は「旭日旗を連想するという指摘は当たっていない」と述べ、韓国側にも個別会談で見解を伝えたとしている(朝日新聞)


 なんて事件もありましたが、それより前には、「米ロサンゼルス市のコリア・タウンにある公立学校の外壁に描かれた壁画が『旭日旗』を連想させるとして地元の韓国系コミュニティーが消去を求めていたことに関連し、冬休み中に実施される予定だった壁画の消去作業が(アメリカ人の反対を受けて)当面の間保留されることになった」(その後どうなったのかは知りませんが、壁画の製作者は「無関係」だと反論)などという珍事件まで起きているのです。

 こういうふうに何でも都合よくこじつけて被害妄想を募らせるのはある種の神経症の典型的な症状です。同じ韓国人でもまともな人たちは「何を言っているのだ?」と呆れているでしょうが、同調圧力が異常に強い社会なので、うかつに批判などすると袋叩きにされてしまう。だからマスコミも政治家たちも全部これに乗っかるわけで、まさに「反日種族主義」です。韓国は、この前のチョ・グク問題でも国論が真っ二つに割れましたが、「反日」でだけは国論をまとめることができる。内輪揉めが激しくなるとなおさら、「外部の共通の敵」にその分裂の収拾の糸口を見つけようとするのです。「反日」のときだけは内部の不和を一時的に忘れることができるから、それに中毒してしまうわけです。

 たまにはそのダシに使われる日本のことも考えてみろと言いたくなりますが、原因が自分の病的な精神構造にあるということを頑として認めようとしないのもこの手の人たちの特徴(そういう他罰的・責任転嫁的な逃避性向を自ら直視しないと、こういう病気は決して治せないのですが)で、「日本人でも良識のある人たちはこのように言っている」と、日本国内ではほとんど影響力をもたず、ほとんど賛同は得られないであろうような特殊な人たちの特殊な意見のみを引用して、「やはり問題は日本側にあるのだ」と、自分たちの思い込みを正当化しようとするのです。

 上の③の保坂何とやら氏の妄言は論外ですが、前にここにも書いた山口二郎氏や和田春樹氏といったかなり特殊な人たちや、挙句は日本では全く無名の統一教会信者まで担ぎ出しておかしなことを言わせるのには感心させられるので、先頃はこんな記事も出ていました。

日本社会に横たわる韓中への嫉妬、韓日関係を難しくする」

 これは文政権御用新聞のハンギョレの記事ですが、「進藤榮一・筑波大学名誉教授」が新たに登場して、こうのたまうのです。

 まず、冷え切った韓日関係はどう解決すべきか。進藤教授は最近のハンギョレとの電子メールでのインタビューで、安倍晋三首相をはじめとする保守政権だけでなく、日本社会全般に広がっている「潜在的嫉妬」感情が韓日関係を悪化させると説明した。進藤教授は「日本のバブル崩壊後、急速な経済発展に成功した中国と韓国に対する『潜在的嫉妬』が日本社会にある」と指摘する。同氏は「韓国、中国の経済発展と日本の長期低迷期間が重なる。『ジャパン・アズ・ナンバーワン(世界一の日本)』が終わりをむかえたことで、政府、財界、メディア、一般国民の間で中国、韓国に反発する感情が高まり始めた」という。日本社会の世代変化も影響したと分析する。日本の植民地支配など「戦争を知らない世代」が日本社会の主流となり、「日本が犯した歴史の過ちを忘れて狭い意味での『愛国主義』に閉じ込もっている。従軍慰安婦(性奴隷)、強制徴用問題などを解決しない日本を見る時、アウシュビッツの歴史的誤りをいまも謝罪し続けているドイツとは対照的」と指摘する。そして、進藤教授は「本当に心配だ。日本がアジアと世界の信頼を失うことになるだろう。困難であっても韓日の知識人、報道関係者、政治家、経済人が活発に交流し、連帯できる仕組みを作らなければならない」と強調した。

 その議論のステレオタイプぶりには驚きますが、最近の「嫌韓」というより「反韓」は、「潜在的嫉妬」などによるものでは全くない。従来のネトウヨの増加には日本の斜陽化がかなり関係していたでしょう。未熟な個しかもたない人間は集団的なものに自己同一化することによってしか自己肯定感を維持できないものであり、それ自体かなり馬鹿げたものであった「ジャパン・アズ・ナンバーワン」的な空虚な妄想にすがろうとしていた人間は近年の日本の衰退ぶりにショックを受け、排外的なナショナリズムや過去の歴史の美化に魅かれやすくなったとは言えるでしょう。しかし、それで今の日本人全般の韓国に対する不快感が説明できるわけではない。度の過ぎた韓国の独善性と、上に見たような病気としか言いようのない被害妄想的攻撃性に日本人はうんざりしているのです。

 ネトウヨ嫌い、安倍嫌いで周囲にはよく知られている僕のような人間まで韓国に強い嫌悪感をもつようになった背景には、あの『帝国の慰安婦』の著者、朴裕河さんに対する一連の裁判があります。あのあたりから「何だって!」という思いが本格的になったので、まともな民主主義国家であんな馬鹿な裁判は成立しえない。その後、朴槿恵政権のとき、日本政府が10億円を出して慰安婦財団を作ったときは、「あの安倍政権が?」とちょっと驚きましたが、今度は民間ではなく、政府が出資したもので、元慰安婦の人たちに“正式に”賠償できる道が開かれて、よかったなと素直に喜んだのです。ところが、文政権はそれをあっさり解散してしまった。慰安婦問題を政治利用してきたあの悪質な左翼市民団体、挺対協(現正義連)の言いなりです。彼らには「和解」を求める気などはさらさらない。対立を煽って攻撃を続けることこそが彼らの存在理由であり、目的なのです(その代表は旭日旗に反対するアジ演説などもぶっている)。モンスター・クレイマーの最たるものがあれなので、あんなものが大きな顔をして社会の前面に出てくるような国とまともにつきあえるわけがない。彼らの身勝手な史実歪曲と攻撃的な活動には驚くべきものがあって、文政権はそれを抑えるどころか、それに乗っかって日本非難をしているのです(日韓請求権協定破棄の何が問題なのかについては、すでにこのブログで何度も触れたので繰り返しません)。

 要するに、今の日本人の多くの「嫌韓」は安倍政権支持か否かとはほとんど関係がない次元から出ているということです。「潜在的嫉妬」とも何の関係もない。げんに今の韓国には経済を見ても政治を見ても、ノーベル賞は何十年たっても無理だろうという科学研究の内情を見ても、嫉妬の対象になるようなものは何もないのです。チョ・グク問題に見られた「入試の沙汰も親次第」といった不正ぶりに関してもそうです。どこに「潜在的嫉妬」を誘発するようなものがあるのか、よく考えてからものを言うがいい。

 こういう客観的に見て何の説得力もなさそうな議論を、「日本の良心の発言」として取り上げて報道するのは驚くべきナルシシズムですが、その規模と度合いは「日本スゴイ!」の今の一部日本人の風潮を楽に凌ぐものです。笑えるのは、ここで話はめでたく冒頭に戻るのですが、ユニクロの柳井会長の「暴言」が肯定的文脈で韓国メディアに次のように紹介されていたりすることです。

ユニクロ会長「日本は最悪、韓国が反日なのは分かる」…安倍政権に苦言

 16日、日経ビジネスによると、柳井氏は今月9日付に掲載されたインタビューで、日本が韓国を敵対視しているのは異常で、日本が韓国に反感を持つようになったのは日本人が劣化した証拠だという趣旨で主張した。
 柳井氏は「韓国にみんな(=日本)がけんか腰なのも異常。日本人は本来、冷静だったのが全部ヒステリー現象に変わっている」と話した。また「ああいう国民性だから、韓国の人が反日なのは分かる」としつつ「今、日本は最悪」と評価した。


 失礼ながら、柳井氏は商売に忙しすぎて、その経緯をご存じないのではありませんかね? ニワトリが先かタマゴが先かという議論があって、僕は若い頃、これを論理学の問題として考えて、「タマゴが先」という結論に達しましたが、その次のニワトリのところから因果関係を考え始めると、「柳井説」になることもあるかもしれないというだけの話です。

 この「日本最悪」の柳井発言に関しては、文春オンラインにえらく屈折した調子の次のような批判が出ていました。サブの「そこはかとなく感じる『お前が言うな』感の正体」というのがすべてを物語っているのですが…。

脱「ブラック企業」を掲げるユニクロ柳井正さんが喝破した「最悪な日本」とは

 これと重なるようにして今回のCM問題は起きたので、柳井氏がそれをどう考えておられるか、ご意見をお伺いしたいものですが、「こういうふうな無理なこじつけがなされるのも、全部今の日本人の態度が仕向けたことなので、韓国の人たちには申し訳なさでいっぱいです」というようなコメントが発表されるのでしょうか? それは韓国人の「けんか腰」で真の意味での自己肯定感に乏しい、「集団ヒステリー」的な側面が露わになったものと僕には見えるのですが、日本人にはそういうことを言っても、せいぜい上の山本一郎氏の皮肉ぐらいしか出てこなくて、「不買運動」に発展することもないので安心ですが、今の韓国でそんなことを言えば、「永久不買運動」が宣言されて、韓国ユニクロは今度こそ潰れることになりかねない。

 僕が言いたいのは、そんな国のどこにまともさがあるのかということなのです。戦前戦中のわが国の「鬼畜米英」スローガンと言論統制、ジャズや野球なんかも「適性音楽・スポーツ」として認められなくなったあの時代が想起されます。当時、洗脳された国民は進んでそうしたことに異を唱える人間を「非国民」として告発したのです。文政権の「すべてはうまく行っている」という繰り返される政府発表も、あの「大本営発表」に似ている。韓国は今ではすっかり「民主化」されたそうですが、それが日本の戦前戦中の全体主義にそっくりなのは、どうしてなのですかね? 北朝鮮との統一を前提に、それに国民を慣らせようとしている最中なのでしょうか?


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