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正気の韓国と狂気の韓国

2019.10.14.16:36

 時期遅れの大型台風が東日本を直撃して大きな被害が出たようですが、自然には勝てないとしても、事前の準備や連絡で被害は最小限に食い止められたようで、50年も前なら、死者・行方不明者はたぶん数倍に達していたでしょう。河川の氾濫で水没した田畑や家屋は今後の後始末が大変だし、農家はせっかく育てた作物の全滅に胸を痛めているでしょうが、事前の対応が奏功して多くの人命が助かったことは喜ばしいことです。

 お話変わって、またもや韓国問題です。もういい加減に他のことにしたいのですが、次の記事は「なるほど」と腑に落ちるものだったので、根本認識としてそう了解して、後は黙って見ていればいいかと、区切りの記事としてこれを書くことにしました。

「本質は韓国の共産化」文在寅を暴走させた社会に潜む学生運動家、チョ・グクは枝、根本は…… 元韓国陸軍中将インタビュー

 冒頭の映像の演説は韓国人らしい派手なものですが、インタビューの中で語られていることはいたって冷静で、文政権に対する見方は僕のと大体同じです。トランプ政権が問題の一つを作り出していることにも触れられている。末尾の、

 最後に日本国民にお話ししたいのは、いま皆さんの前には2つの韓国があるということです。ひとつは、日本との友好関係を築き、同じ自由民主主義という価値観を信じて市場経済で発展してきた「これまでの韓国」。もうひとつは、韓国国旗を掲げながら、実態は北朝鮮化する「文在寅の韓国」です。
 文在寅政権が倒れれば、また日本やアメリカと同じ価値観にたつ、これまでの韓国が戻ってきます。大多数の国民は元の韓国に戻すべく頑張っています。もう少しの間、愛情を持って待っていてください。


 という言葉は、そのまま受け取るべきでしょう。イデオロギー先行の反日歴史教育が続く以上、日本人には受け入れがたい性質の「反日」勢力は生産され続けるでしょうが、今の文政権の「反日」ほどきちがいじみたものではなくなる。そうすると日韓関係改善の糸口も見つかるでしょう。前にも書いたようにおかしなファンタジーにとりつかれた「左翼過激派」が政権を取るなんてことになったから、ここまでこじれたのです。ここはそれを「中道」に戻す、韓国民の良識に期待したいと思います。

 もう一つ、同じ文春オンラインには、前に「二人の文」と書きましたが、文在寅の思想的“師匠”、文正仁・統一外交安保特別補佐官(68)へのインタビューのさわりも出ています(詳しくは文芸春秋11月号を見なさいということ)。

文在寅大統領の特別補佐官が大反論! 「日本は韓国に8億ドルを支払い、6800億ドルの利益を得た」

 僕はこの男を「諸悪の根源の一人」と見なしていますが、2ページ目にこういう話が出てきます。

 さらに文氏は、日本は請求権協定によって韓国に支払った8億ドルよりもはるかに多い金額を韓国から稼いできたことを指摘した。
「率直に言いますと、1965年から2018年まで50年以上もの間、韓国は一度も日本に対して貿易黒字になったことがないのです。逆に日本が韓国から稼いだ貿易黒字は6800億ドル。単純計算して、韓国に供与したお金の850倍の利益を日本が得たということです。インフレ率を考慮しても、100倍以上にはなります。私たちはずっと日本企業を信頼してきた。なのに日本政府がこんな政治的判断をしてしまったので、韓国は本当に怒っているのです」


 その前の「『補償』と『賠償』は別モノ」という屁理屈も問題なので、「六五年体制の基本枠組み」自体、「植民地支配の不法性」についての両国の解釈の違いを棚上げして結ばれたものです。国家間の取り決めは、国内世論を納得させるために双方が都合のいいことを言える「玉虫色」の部分を残すのがむしろふつうです。それをあの判決は否定した。自分の言い分だけが絶対的に正しいと言い出し、前の「補償」は当然のものとして受け取るが、新たに「不法性についての賠償」を要求するのは当然だというわけです。それは「当然」ではない。それならあらためて国家間で交渉をやり直さなければならないが、文在寅は「それは民間企業に賠償を求めただけなのだから、国家は関与しない」として、無責任にもほったらかしにしたのです。どこの世界にそんな無責任、勝手な政治指導者がいるか。それでは相手国が怒るのはあたりまえだということをこの独善家は全く理解していない。左翼過激派にはよく見られる自己絶対視の表われでしかない。それは「師匠直伝」の愚かさなのです。

 次に、上記の引用箇所ですが、これはトランプの言い分などとも似ている。トランプは貿易して赤字になれば、それはイコール「不当なディール」だと解釈するのです。経済学の基礎知識さえあれば、それはそんなに単純なものではないとわかるはずですが、馬鹿だからわからないのか、わかりたくないからわからないふりをしているだけなのかはともかく、この「もう一人の文」も同じようなことを言っているわけです。日本相手の貿易が赤字になっているのは、「不当な搾取」が続いてきたからだとでも言いたげなニュアンスです。

 わかりやすいたとえをしてみると、たとえば僕があなたと取引して、僕はあなたにAというものしか売らないが、あなたはBとCを僕に売ったとして、それが似たような値段のもので個数も同じなら、僕はあなたに対して大きな「貿易赤字」になります。しかし、それは僕があなたに搾取されている証拠にはならないので、僕は自分に必要だからBとCを買っただけで、それ自体としては不当でも何でもないのです。別の人とは関係が逆になって、「黒字」になることもある。貿易や売買というのはそういうものです。韓国がアメリカや中国相手には黒字になっていたとしても、それはアメリカや中国が日本と違って“善良”だからそうなっているというわけではないのです。

 そもそもの話、賠償と貿易という別の問題を一つにつなげるということ自体、無理がありすぎるので、再びたとえを用いると、僕があなたの車にはねられて多額の賠償金を得たとします。それを元手に僕は商売を始めて、あなたとも取引したが、あなた相手の取引では売るより買う方がずっと多く、慢性的な赤字になって、何十年かするとその累積額が元の賠償金額の10倍になってしまった。それで僕が「これは不当なことで、あのときの事故の追加賠償しろ」とあなたに要求すれば、あなたは僕は頭がおかしいと思うでしょう。なぜなら、それとこれとは別の話で、別にあなたが僕相手にアンフェアな商売をしたわけではないからです。

 韓国の場合、あの日韓請求権協定での賠償金が「漢江の奇跡」と呼ばれる韓国の爆発的な経済成長につながった(その際、韓国政府は個人補償に回すべきものもネコババしたのですが)ことは、「二人の文」には気に入らないかもしれないが、事実です(カネだけでなく、民間の技術支援もあった)。その後も韓国は得になるから日本と貿易したので、もはや「植民地」ではないのだから、朝貢貿易を強いられたわけではないのです。それは上のたとえ話と同じです。だから、日本の貿易黒字を持ち出してとやかく言うこと自体が筋違いです。この左翼の詭弁家はそんなことには知らんぷりして、無知な人間は数値だけ出せば「科学的な議論」だと錯覚するだろうからというので、こんな奇怪な屁理屈をこねる。頭が悪いのか、人間が腐っているのか、そのいずれかです。

 こういう手合いを“師匠”にして、その珍説に従って勝手な文句ばかり言っていれば、関係が悪くなる一方なのはわかりきった話で、やはり「文政権が退陣するのを待つしかない」といういつもの結論になってしまうわけです。ほんとに呆れた連中です。

【追記】「チョ・グク電撃辞任」というニュースが入りました。上の文春記事はそれに合わせてタイトルを変えたようですが、アドレスは同じなので、そのままにしておきます(あんなもの、そもそも法相に任命する方がどうかしていたわけです)。

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