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慰安婦問題についての興味深い記事二つ

2019.09.12.17:27

 連投になりますが、もう一本。

①『反日種族主義』主著者が語る慰安婦問題…韓国の「シャーマニズム的非科学性」

②「安倍謝罪するまで死ねない」最後の西洋人慰安婦

 上は、FNN PRIME のもので、下は韓国中央日報の記事ですが、前者については前篇があって、そちらも興味深いので、ついでに付けておきます。

③『反日種族主義』主著者が初めて語る…韓国の「絶対不変の敵対感情」

 慰安婦問題は、それで報酬を得ていたか否かとは関係なく、本質としては陰惨なものです。兵士の性欲処理のために、戦地に送りこまれた女性たちなのだから。中でも②の記事のジャン・ラフ・オハーンさんのようなケースは最悪で、記事にあるように、「生前『日本の安倍晋三首相の謝罪を受けるまでは絶対に死にたくない』と話した」かどうかは疑わしい(この手の韓国報道は信用できないので、せいぜいのところ、あの「正義連」がそう言うよう仕向けた程度の話でしょう)が、拉致されてそのまま慰安婦にされてしまったというのが事実なら、そしてそれは事実なのだろうと僕は思いますが、現場の軍が勝手にやったものであっても、国家としての責任は免れず、弁解の余地がないものです。

 そもそも慰安婦制度自体、ひどい男尊女卑の産物で、女性をモノ扱いして恥じない当時の時代精神を反映したものなので、今日では絶対に許されない話ですが、当時はそれがまかり通ってしまう時代だったので、そういうことが行われたのであり、それに関しては「当時は何の問題もなかった」と居直るのではなく、真摯に謝罪して、賠償もできるだけのことはしなければならない。ただ、韓国の慰安婦問題がここまでこじれることになったのは、それが韓国による露骨な政治プロパガンダに悪用され、ありえないほど大量の韓国人女性が、上のオハーンさんと同じような経緯で「性奴隷」にされてしまったようなことを、韓国の左翼市民団体、とくに挺対協改め正義連あたりが主張し、それを世界に広めだしたからです(そして大多数の韓国人はそれが真実だと信じ込んでいる)。徴用工の場合でもそうですが、そこには嘘と誇張が多すぎる。しかし、その嘘や誇張に基づく認識に合わせて日本政府と日本人は謝罪や賠償をするのが当然だと言い張るから、関係がすっかりこじれてしまったのです。

 ①の記事には、次のような箇所があります。

(イギリス人ジャーナリスト)一般的な認識では慰安婦は20万人いてほとんどが朝鮮半島出身であり、性奴隷化したとされる。移動の自由は無く、補償も無かった。そして彼女達はみんな強制動員されたと知られているが?

「日本軍慰安婦になった韓国人女性が20万人というのは全く根拠がない加工された数字だ。韓国人慰安婦が20万人ならば、日本人などを含めた慰安婦全体の人数は70~80万人になってしまう。日本軍の軍人は250~280万人程度なのに、そのような規模の軍隊が70~80万人の慰安婦を率いるというのは話にならない。誰もそれを証明したことがない」
「性奴隷説は政治的な主張だ。奴隷は自由意志により仕事を止める事が出来ない。しかし慰安婦だった女性たちの契約期間が満了した時、または慰安婦なる前に両親や保護者が受け取った資金を返した後に、移動の自由があった」
「慰安所に関する運営規則が残っている。慰安所を訪問する日本軍はその利用時間と階級により、所定の料金を必ず先払いし、かつ現金で支払うようになっていた。色々な慰安婦が残した回顧録によれば、その規定は概して正確に厳守されたと考えられる」
「韓国人だけでなく日本人慰安婦も同じように、大変な境遇にもかかわらず、明るい未来のために貯蓄して家に送金した記録がある。何も補償を受けなかった、奴隷的、性的に略取される人生の連続であったということは、一つの神話だと考える」

イ元教授は強制連行説について、慰安所制度が出来た1937年より以前に公娼制度が合法的に施行されおり、女性が公娼になるには本人の意志だけではなく、保護者が遊郭への就職に同意する就職承諾書必要だったと指摘する。遊郭に女性を送る斡旋業者が貧しい家庭を訪問し、相当額の前借金を提示して両親たちが印鑑を押すという事実があるという。親に売られた子供が泣いて抵抗し、引きずられていく事もあれば、貧しさから抜け出せると決意して出ていった女性もおり、それが人間社会の複雑な側面であり、リアルな実態だと主張する。決して女性たちみんなが自らの意思で遊郭に行ったわけではないというのだ。


 これはおおむね妥当な見方(②の記事のオハーンさんのようなケースは韓国人慰安婦の場合にはむしろ例外的)だと思いますが、興味深いのはイギリス人ジャーナリストの質問で、「一般的な認識では慰安婦は20万人いてほとんどが朝鮮半島出身であり、性奴隷化したとされる。移動の自由は無く、補償も無かった。そして彼女達はみんな強制動員されたと知られているが?」というのは、他でもない、あの挺対協が世界に広めた話なのです。それでこの団体と韓国人シンパは世界中に「慰安婦少女像」(そもそも「少女」と呼べるような年齢層の慰安婦はほとんどいなかった)を建てて回っているのですが、もしそんなことが実際に行われていたとするなら、日本は類稀な「戦時犯罪」国家だったことになるでしょう。しかし、それはこの悪意ある団体が広めたデマなのです。今の文政権はこういう団体に乗っかった政権なので、むろんその虚偽を正そうとなどはしない。オハーンさんのこの記事を取り上げた中央日報は保守派の新聞ですが、日本非難の材料に安易に使っているだけで、やはり根本にあるその虚偽を取り上げようとはしない。だから、「韓国は信用できない」ということになるので、それがヘイトだというのなら、その原因は韓国側が作っているのです。

 以上ですが、『反日種族主義』のような本が韓国内部から出てきて、それが韓国内でベストセラーになるというようなことはこれまでなかったことなので、それは今後の日韓関係を考える上で明らかに明るい兆しです。売り出すにあたって挺対協に正面から喧嘩を売ったというのも面白いので、韓国特有の病的な同調圧力に屈しない「自由な個人」が韓国にも出てくることが期待されます。朴教授のあの良心的な本、『帝国の慰安婦』なども韓国内で正当に評価される日が来るかもしれません。

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