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トランプ、文在寅の「世界二大バカ」についての記事二つ

2019.07.18.18:16

 一つはダイヤモンド・オンラインの、軍事評論家・田岡俊次のこれです。MSNニュースのこちらの方が一ページで読みやすいので、それを付けておきます。

有志連合によるイラク包囲網への参加は「百害あって一利なし」

 現在起きているイラン核合意をめぐる米国とイランの対立は、ひとえにトランプ政権が引き起こしたものだ。米・露・英・仏・中・独の6ヵ国とEUはイランの穏健派政府との2年以上の交渉の結果、2015年7月「イラン核合意」に達した。この合意では、イランは少なくとも15年間は、原子炉の燃料用の3.67%以上の濃縮ウランやプルトニウムを製造せず、濃縮用の遠心分離機の大幅な削減をし、その見返りにイランに対する経済制裁は解除することを定めている。

 国連安全保障理事会もそれを支持する決議をし、IAEA(国際原子力機関)は2016年1月、イランが合意を完全に履行したことを確認した。これで経済制裁は解除に向かい、話し合いによる解決の成功例となった。

 ところがトランプ大統領は2018年5月、一方的にイラン核合意離脱を宣言、経済制裁をすべて再発動した。米国はイランと取引をする外国金融機関等の企業にも制裁を再導入するとしている。それまでの対話の努力をすべてひっくり返す米国の離脱にはイランはもちろん、他の合意署名国も怒り、英、仏、独が遺憾の意を共同で表明したのは当然だ。

 このためイランは7月7日、核合意で上限とされたウラン濃縮3.67%を超えた4.5%濃縮を行うことを宣言したが、核兵器用の濃縮ウランはウラン235の比率が90%以上であり、4.5%は核兵器開発には程遠い。経済制裁が解除されないことへのイランの不満を示すジェスチャーにすぎない。

 米国はこれを「核合意違反」と非難するが、自国は核合意離脱を宣言。経済制裁を再開し、合意をほごにしたのだから、まるで契約を破棄して商品の代価は支払わず、「納入しないのは契約違反」と騒ぐようなものだ。


 狙いがどこにあるのか知りませんが、「衝動的な」トランプの性格を利用してそう仕向けた勢力がどこかにいるのでしょう(証拠がないので、イスラエル・ロビーだとは言いませんが)。かつてブッシュのイラク戦争では、日本の小泉政権が真っ先に「支持」を表明して、世界の物笑いになりましたが、仮に今回のことでトランプがイラン戦争に乗り出せば、悲惨なことになって、イスラム過激派に新たな大義名分を与えることにしかならず、それでまたテロが増えると、自分がその原因を作ったことは棚に上げて、「テロとの戦い」を肩を怒らせて宣言するということになるのでしょう。「シンゾー、同盟国だというのなら、当然有志連合に参加して自衛隊を派遣するだろうね? うちから言い値で戦闘機を大量購入するだけでは十分ではない。今こそ日米安保の『片務性』を解消するチャンスだ!」と言われたら、安倍政権はどうするのでしょうか? あのアフガン・イラク戦争は本当にクソでしたが、アホが大統領になって、それが世界最大の軍事大国だと、世界の迷惑ははかり知れない。

 文在寅の場合は、「事大主義」というコバンザメ外交(恐ろしいのは無駄にプライドばかり高くて、それが下手すぎ、つねに新たなトラブルの種を作り出して周辺国の戦争という事態を招いてきたことですが)を伝統とする東アジアの小国の大統領なので、トランプほどのインパクトはないが、目下日本はその度の過ぎた横紙破りに悩まされているところです。今の文在寅を見ていると、「気分はアメリカン」で、日本ごときにどんな態度を取っても問題はないと思っていたようですが、ここに来て大問題に発展して、「そんな馬鹿な…。連中は何でこういう態度を取るのだ。理解し難い」と思っているようですが、それでも相変わらず「上から目線」で日本を非難し、「このまま愚かな報復を続けていると、日本は痛い目に遭うことになるだろう」と“警告”までして下さる始末です。

 その文在寅から見ると、中央日報や朝鮮日報という韓国内の保守派メディアは不都合なことばかりニュースにして(ハンギョレを見習え!)、実に腹立たしいが、ことに今回の日韓対立に関する一連の記事は目に余り、「売国奴的」で許しがたいと怒っているというのです。次は「よい見本」ハンギョレのそれに関する記事です(この報道官、見た目はかなり可愛いが、察するに、中国の華春瑩報道官が世界的に有名で、人気があって、日本にもファンがいるくらいなので、それを真似たのでしょう。韓国はその手のパクリが好きです)。

大統領府報道官、「朝鮮日報」日本語版の見出しを真っ向批判

 コ報道官は17日、懸案ブリーフィングで、「朝鮮日報は『国債補償、東学運動1世紀前に戻ったような大統領府』という見出しを日本語版では『解決策を提示せず、国民の反日感情に火を付ける韓国大統領府』(現在削除)に変更して提供した」と明らかにした。このほかにも、コ報道官は「朝鮮日報の日本語版は『日本の韓国投資1年間で-40%、最近韓国企業との接触も避ける』という国内記事の見出しを『韓国はどの面下げて日本からの投資を期待するのか?』(現在削除)に変えて掲載した」と指摘した。

 彼(男には見えないので彼女の間違い?)はまた「現在もヤフージャパンの国際ニュース面には中央日報のコラム『韓国は日本をあまりにも知らなすぎる』、朝鮮日報の『外交の場に出てこい…文大統領発言の翌日に外交が消えた韓国』のような記事が2位、3位にランキングされている。また、中央日報が『“手あたり次第反日”という愚民化政策』という題目のコラムを、朝鮮日報が『韓国人はどれだけ不寛容なのか』(現在削除)という寄稿を日本語で日本のインターネットに掲載している」とし、「多くの日本国民がこのような記事などを通じて韓国の世論を理解している」と述べた。

 さらに「これが本当に韓国国民の声を反映したものなのか問いたい」とし、「韓国の企業関係者が困難に直面した今の状況で、皆がそれぞれの位置から知恵を集めようとするこの時、何が韓国と韓国国民のためになるのか、答えなければならない」と述べた。


 要するに、中身は同じで、見出しが違っているというだけの話でしょう。馬鹿かと言いたくなるが、これが今の韓国政府なのです。前回僕はここで、山口二郎・法大教授のハンギョレ新聞への寄稿文を批判しましたが、ハンギョレなどは逆に、日本人が事態をどう受け止めているのか、それを韓国人にカン違いさせるような記事ばかり載せているわけです。文在寅にはそれは好都合でしょうが、かんじんなことが伝わらないから、よけいに対立は尖鋭化する。中央日報や朝鮮日報は、ひとことで言えば「文在寅はアホだ」と言っているわけですが、客観的に見て、それは正しい。嘘と誇張の歴史洗脳教育をして、「韓国すごい」を行き渡らせ、その上でハンギョレみたいなのが偏向報道を重ねるから、文みたいなのが大統領になって、独善性丸出しの暴挙を重ねることになり、事態は修復不可能なところまで進んでしまったのです(日本人の大半は文政権の退陣を待つしかないと思っている)。

 もう一つ、アホなのは「多くの日本国民がこのような記事などを通じて韓国の世論を理解している」と言うが、そんなことはないということです。それならああいうことにはなっていないので、どこの馬鹿がそんな「誤解」をするか、僕もここで朝鮮日報日本語版の記事は何度も引用していますが、それは「韓国にもまともなメディアは存在する」証拠として引用しているだけで、今の韓国ではそれが「少数意見」なのはよく承知している。

 にしても呆れるのは、こういう露骨な「言論統制」を政府が正面切ってやることに対するためらいが何もないという韓国の“後進性”です。楽に安倍政権をしのぐ。その意味では韓国は日本に「勝っている」から安心するといい。記事の最後はこう結ばれています。

 これに先立ち、東亜自由言論守護闘争委員会や民族問題研究所、民主言論市民連合、全国言論労組など15の言論・市民団体は16日、ソウル中区の朝鮮日報本社前で記者会見を開き「政派色に目がくらんで日本の暴挙まで味方している」と批判した。彼らは「朝鮮日報は不当な日本の経済報復を克服し、強制徴用被害者を保護しなければならない局面で、一体どの国の新聞なのか目を疑うような報道を行っている」と指摘した。

 僕は韓国に生まれなくてよかったなと最近つくづく思うのですが、それは何よりこういうところなので、その「同調圧力」のすさまじさが、これを見てもよくわかるのです。韓国は内紛がやたらと多い社会ですが、同時に、ある勢力が優勢になると、そちらにどっと傾いて異論を封殺してしまう。それも徒党を組んでやるから恐ろしいのです。最近は「親日狩り」が激しく、学校の校歌や、校庭に生えている樹木まで、「親日」の疑いがあるものは廃止するなり、切り倒すなりすべきだという「異次元」に突入しているそうですが、それが病気だという自覚はない。それを指摘すると、朝鮮日報なんかは指摘していますが、「親日」であり「売国的」だと非難されるのです。そしてこうやって団体でどっと押しかける。

 日本も昔、「大政翼賛会」なんてものを作って、「挙国一致」を唱え、亡国への礎とした情けない歴史がありますが、今の韓国・文政権もそういうものを作りたいのでしょう。彼はお粗末な経済政策で窮地に陥っているわけですが、日本の「経済報復」はそこから目を逸らさせ、「共通の敵」をダシに全国家的な「翼賛体制」を作るチャンスである。そう思っているのかもしれません。

 韓国人全体がそこまで馬鹿だとは僕は思いませんが、反日愛国左翼団体を糾合して、政府に批判的なことを言えば団体で押しかけてそれを潰すということを重ねてゆけば、今の韓国ではそれは成立しうる。新たなファシズム体制(文は徴用工問題でも「三権分立を尊重」した結果なのだと、それに反することばかりしながら呆れた能書きを垂れていますが)をそうやって韓国が作って、その上で北朝鮮との連合→統一という方向に向かう可能性はゼロではない。アメリカは在韓米軍の撤退を匂わせているそうですが、そうやって出来上がる国家は民主主義国家ではありえないので、日本にとってはさらに厄介な問題になるでしょう(だから今回の日本政府の強い対応がまずいなどとは僕は言うつもりはないので、どういう態度を取ってもあの政権はまともにはならないのです)。

 韓国民が正気に目覚めて、文政権を退陣に追い込む方向に転換しないかぎり、あの国にとっても日本にとっても、明るい将来見通しは開けないでしょう。文政権やそれに同調する病的な愛国政治団体による、朝鮮日報や中央日報へのお粗末な非難に韓国民が揃って同調し、彼らを沈黙させるのに成功したとき、韓国は地獄の釜の蓋をあけることになるのです。

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