FC2ブログ

トランプをノーベル平和賞に推す安倍の呆れた「改憲理由」

2019.02.17.14:55

 久々の連投です。

 あのブッシュ・ジュニアをも凌ぐ、アメリカの「歴代最凶(知能指数も最低)」大統領トランプを「日本の安倍首相がノーベル平和賞に推薦した」という驚くべきニュースは、他でもないトランプ自身が、「国境の壁」建設強行(「国家非常事態宣言」というのが笑える)で メディアの総攻撃(あたりまえですが)にさらされる中、自分の立場を少しでもよくしようとして投稿したツイートが元になっているようですが、「いくら安倍がゴマスリでも、そこまで分別のないことをするかな…?」と疑った人が少なくないでしょう。

 ノーベル平和賞というのは、ノーベル賞の中では例外的に権威のない賞で、古くは「沖縄密約」でその後有名になった佐藤栄作元総理も受賞したし、あの「あんたは何のために大統領になったわけ?」の能無しオバマも受賞したぐらいなので、誰が受賞しても不思議ではないとしても、トランプまで候補に挙げられるとすれば、それは完全なブラックジョークの域に達したことになります。世界中の小中学生ですら「トランプはアホ」だと知っているからです。世界最強(現段階では)の国家のリーダーがあれで、マントヒヒみたいな彼の写真や映像入りで、その破廉恥な言動が連日ニュースで報じられるというのは、「人類の知的レベルはここまで下がりました」ということを宇宙に向かって宣伝しているようで、人類の一人として恥ずかしい。ETたちも「あれは一体何なのだ?」と呆れているでしょう。

 だから「いくらあの安倍でもまさか…」と、良識ある人たちは疑ったわけです。僕もそこまで恥さらしなことは、彼が発狂したのでないかぎりしないだろうと思いました。差別主義者のトランプが平和賞を受賞することは百パーセントないし、残るのは、アメリカも含めた世界の良識ある人たちからの「そこまでしてトランプの歓心を買いたかったのか?」という冷笑でしかないからです。一口に言えば、日本という国家の品格が深刻に害される。たとえどんな異常者であろうと、それがアメリカの国家元首なら、分別無用で鼻を地べたにこすりつけて、ちぎれるほど尻尾を振って見せる「愛犬ポチ」を演じてやまない国だと思われるのです。かねて「日本はアメリカの51番目の州」だと言われていますが、アメリカの諸州の方がずっと独立している。正しくは「アメリカ大統領の直轄領」と言うべきです。

 そしたら、果たしてあれは「首相が米政府から非公式に依頼を受け」て書いたもので、「昨秋ごろノーベル賞関係者にトランプ氏を推薦したことが16日、日本政府関係者への取材でわかった」(本日付朝日新聞)そうです。「義理チョコ」ならぬ「義理推薦」だったわけです。しかし、トランプはその推薦状の「熱い文面」に感じ入ったので、

 トランプ氏によると、首相は「日本を代表し、敬意を込めてあなたを推薦した」と伝えた。推薦理由については「日本の領土を飛び越えるようなミサイルが発射されていたが、いまは突如として日本人は安心を実感しているからだ」との見方を示した(同上)

 のだとのこと。そういえば一時むやみかつ無駄に鳴っていたらしいあの「Jアラート」なるものがその後鳴らなくなったようで、それも「トランプ様」のおかげだったということです。馬鹿馬鹿しいの二乗で、あんなもの、ホリエモンならずとも鳴らす方が間違っている(政府広報のあの「避難の仕方」記述は笑えた)と大方の人は思ったので、安倍は「北朝鮮がどれほど危険で、わが国が防衛上深刻な脅威にさらされているか」を強調して、それを憲法改正に結びつけたかっただけなのです。

 一方、「アメリカ・ファースト(実態はトランプ・ファーストでしかありませんが)」のトランプとしては、アメリカ本土に届く大陸間弾道弾の開発さえやめさせればそれで手柄として十分だというのがホンネで、金正恩としてもそれでアメリカからの「体制保証」が得られるのなら安いものです。日本に届くミサイルはもっていて差し支えないし、核兵器も、開発を中止したようなポーズを取りさえすれば、トランプの顔が立つのでそれでオッケーというのが両者の「暗黙の合意」みたいなものでしょう。だから今後米朝会談に進展があっても、それがトランプ政権下のものであるかぎり、日本人に「安心を実感」させるようなものにはなりえないのです。(前にも書きましたが、そもそも今の日本を壊滅させるのに、核兵器は必ずしも必要ではない。精度の高い中距離ミサイルを開発して、ピンポイントで原発を狙えば、核爆弾を落とすよりはるかに大きな被害をもたらすことができるからです。複数のそれが同時に飛んできた場合、見事全部を迎撃して撃ち落とすことができるとは、僕は思いません。また別にミサイルを使わずとも、工作員を送り込んでメルトダウン状況をひき起こしたり、サイバー攻撃で同じ結果を生み出すことも、今ならできるでしょう。観念右翼の安倍が考える防衛政策というのは、第二次世界大戦以前のそれでしかないのです。)

 だから安倍の「トランプをノーベル平和賞に推薦」というのは、どういう見方をしてもたんなる「日本国の恥さらし」でしかない。いくらアメリカさんに頼まれたからといっても、長続きはしそうもないトランプ政権に頼まれただけであって、次期政権はその否定の上に立つだろうから、長期的に見ればデメリットしかないのです。

 ついでに、こんな笑えるニュースもありました。時事通信。

【ソウル時事】トランプ米大統領が安倍晋三首相からノーベル平和賞への推薦を受けたと述べたことを受け、韓国大統領府関係者は16日、「朝鮮半島に新たな平和の時代を開き、世界の平和に寄与するために努力しているトランプ氏は立派なノーベル賞候補だと考える」と支持する立場を強調した。
 トランプ氏の発言をめぐっては、米紙ワシントン・ポストが「一部のアナリストはトランプ氏が(推薦を受けた相手について)安倍氏と(韓国の)文在寅大統領を取り違えたのではないかと臆測している」と報道。これに関し韓国大統領府関係者は「確認すべき事案ではない」と述べるにとどめた。(2019/02/16-18:21)


 文政権としては、米朝会談をお膳立てしたのはこちらなのに…という思いがあって、いくらか複雑なのでしょう。この政権の愚劣さ加減については前回詳しく書きましたが、「米韓日」から「日」を排除して、「歴史的な朝鮮半島雪解け」を演出して、というのが文在寅の思惑だったのに、それが「日本の安倍首相からノーベル平和賞に推薦された」とはしゃぎ回る「先の読めないトランプ」に水を差された格好で、むろんトランプはそんなことを計算していたわけではないのですが、自分が軽視されているようで内心面白くないのです。全くもって、アホな役者が揃い過ぎている。

 最後に、次の記事です。これはお粗末韓国に目を奪われて、国内政治のことを忘れがちなわれわれ一般有権者に対する有益な警告です。熟読に値するので、まだの方は是非お読み下さい。

「日本会議」のチラシを鵜呑みにしていた安倍首相の“改憲理由”

「安倍首相の頭の中はアップデートされていない」とは言い得て妙で、アベノミクスの発想にしても、防衛政策にしても、社会保障政策にしても、全部依拠する情報が古すぎる上に、偏っているのです。彼の言うような「改憲」をしても、そのドサクサに紛れて国家統制が強まるだけで、「より安全」になどなりはしない。それは断言できます。「偉大な祖父もなしえなかった改憲」で歴史に名を残したいというだけの個人的な動機で勝手なことをされてはたまったものではない。韓国の文在寅も日本の安倍も、自身の病的なファンタジーにとりつかれて他が見えなくなっている点では同じなのです。そのことを、この山口一臣氏の文は再認識させてくれる。Jアラートが鳴らせなくなったので、今度は「日本会議」が教えてくれた大昔の「自衛隊差別」を持ち出したというわけです。

 韓国は病膏肓に入った独善愛国左翼、こちらはネトウヨ総理で、アメリカのトランプは「歪んだ自己愛のみ肥大した反社会的精神病質人格」と精神医学者たちに診断されているのだから、僕らはどんな危険な世界に暮らしているのかがわかります。国民一人ひとりが意識的に正気を保つ努力をし、それぞれの国のお困りリーダーの暴走を止めるようにしないと、未来がどれほど悲惨なものになるか、知れたものではないのです。


スポンサーサイト



プロフィール

大野龍一

Author:大野龍一

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR