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お笑い番組化する韓国・文政権

2019.02.16.07:01

 競泳の池江璃花子選手の白血病公表はショッキングなニュースでしたが、あれと較べれば格段に下賤で、重要性も低いとはいえ、今度は国会議長という肩書のじさまのトンデモ発言が飛び出すなど、例の韓国問題は一段と悪化の度を加えているようです。

 ところが、韓国政府関係者は事態の悪化を懸念しているようには全く見えないので、一昨日もネットのニュースサイトに次のような記事が出ていました。時事通信のものです。

【ソウル時事】韓国の李洛淵首相は14日、「日本の一部政治家や元外交官らが、自国内の嫌韓の雰囲気に迎合しようとしているのか、信頼に反する言動をしたりしている」と批判した。政府の懸案点検調整会議での発言を首相室が公表した。
 李氏は「政治や外交の根幹である信頼を損なう。韓日関係の改善を望む私としては大変、残念に思う。慎重な対応を望む」と呼び掛けた。日本の政治家らの具体的な発言には言及しなかったが、日韓関係が悪化する中、言動に慎重を期すよう求めた形だ。


 朝鮮日報には、これも同じ日ですが、「米国の韓日仲裁努力に消極的な韓国与党、日本の対米ロビーを疑う声も」という見出しの次のような記事が出ました。

 米上下院の共和・民主両党議員たちが12日(現地時間)、「米韓同盟と米日同盟は重要であり、米韓日の三角協力も必須だ」という内容の超党派の決議案を発議した。米上下院がこうした内容の決議案を同時に発議するのは異例だ。強制徴用被害者賠償判決や韓国艦艇による日本の哨戒機へのレーダー照射問題など、相次ぐ外交上の悪材料によって大幅に悪化している韓日関係は、先日の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長による「天皇謝罪」要求でいっそう厳しい状況になっている。
 米議会が同日発議したのは「共通の利害を追求するための米韓・米日同盟と米韓日共助の重要性に対する議会の認識」という決議案だ。下院ではエリオット・エンゲル下院外交委員会委員長=民主党=とマイケル・マコール下院外交委員会共和党幹事が、上院ではコーリー・ガードナー上院外交委員会東アジア太平洋小委員会委員長=共和党=とロバート・メネンデス上院外交委員会民主党幹事らが発議した。
 決議案には「米韓日3カ国の政府と国民は自由と民主主義、自由市場に対する共通の利害と個人的な友情を共有している」「米韓日は世界の挑戦に立ち向かう必須の(indispensable)パートナー」と書かれている。特に、「米韓・米日同盟は北朝鮮の脅威への対応を含めたアジア地域安定の基盤」「米韓日3カ国は北朝鮮の大量破壊兵器の脅威やミサイル拡散、違法行為に共同で対抗する」としている。
 米議会のこのような動きは、今月27日と28日に行われる2回目の米朝首脳会談を控えている状況で韓日の対立が続けば、北朝鮮非核化に必要不可欠な韓米日三角協力にヒビが入りかねないという懸念が反映されたものと見られている。ナンシー・ペロシ米下院議長も文喜相国会議長に会い、「最近の韓日関係悪化を憂慮している。問題が早急に解決するよう望んでいる」と語った。
 しかし、与党側は米国の韓日確執仲裁努力に乗り気でない雰囲気だ。文喜相国会議長はペロシ下院議長と会談後の特派員懇談会で、(「天皇(原文は日王)は慰安婦問題について謝罪すべきだ」という自身の発言に安倍晋三首相ら日本政府が撤回を要求しているが、)「謝る事案ではない」と一蹴(いっしゅう)した。その上で同国会議長は「私が言ったことは日ごろからの持論」とも言った。与党・共に民主党の洪永杓(ホン・ヨンピョ)院内代表も13日、国会で「(文喜相国会議長の発言は)妥当な要求だ」と話した。共に民主党のある関係者は米議会決議案について「日本が米国に『韓国をちょっと懲らしめてほしい』とロビー活動をしたのではないか」と陰謀論を提起した。


 こうした記事に見える韓国側の言い分を読むと、問題はすべて日本政府側がつくり出しているかのようです。今回の一連の問題は、韓国・文政権下で起きた慰安婦合意の事実上の破棄から始まり、徴用工問題の蒸し返しによる日韓請求権協定の実質無効化、海上自衛隊の戦艦旗に対するいちゃもん、レーダー照射問題と来て、今度は国会議長なる人物の「戦争犯罪の主犯の息子である日本の天皇が元慰安婦のおばあさんたちに直接謝罪すれば問題は解決する」(これまでの経緯からして、それで解決なんかするわけはないので、その意味でも無責任極まりない)発言に至るまで、元はといえば全部韓国側が仕掛けたものです。

 しかし、彼らによれば、それはすべて「当然のこと」で、日本がそれを不快に思う理由は何もない。安倍政権がそれらを自身の支持率アップのために、「もっぱら国内政治的理由で」悪用しているだけだとのたまうのです。実際は韓国自身の度重なる横暴のおかげで、もはや「嫌韓を煽る」必要などは全くなくなっているので、安倍嫌い、自民嫌い、ネトウヨ嫌いと三拍子揃った僕のような人間まで「一体どういう国なんだ?」と呆れているのです。

 これはおそらく、日本人のみならず、他のどの国(北朝鮮は除く)の人でも、事情を詳しく知りさえすれば、理解することは困難です。現代の法治国家においては、対等の正式な手続きを経て成った国家間の正式な取り決めが、一方の側の政権が変わったからとか、気に入らなくなったとかいう理由だけで一方的に破棄して当然と思う国は、韓国を措いて他には存在しない【註】。それで相手国政府が怒った場合、それは当然の話ですが、破棄した側が「どうして怒るのか理解し難い。何か特殊な国内事情でもあるのではないか?」などと他人事のように言うことはまず絶対にありえません。ましてや「信頼に反する言動」などと、自分の側のそれはきれいに棚上げして、批判したりはしない。

【註】韓国最高裁の徴用工判決について言えば、それが文書化された公式の日韓合意に事実上反する場合、韓国政府は「最高裁判決でそうなったから」と言い訳することはできない。文在寅は自身法律家でありながらそれを逃げているのですが、「国際法優位の原則」というのがあるので、それをそのまま認めると国際法上の国家責任が追及されるのです。文在寅はだから、最高裁でそういう判決が出ても、「日韓請求権協定に反するので、それを国家として受け入れ、日本側への請求を認めることはできない」と国内向けにきちんと説明するか、日本側に再交渉を求めるしかない。どちらもできそうもないというので、彼は無責任に素知らぬ顔を決め込んでいるわけで、法律家としても誠実さに欠ける最低の男なのです。

 韓国は、しかし、それをしているのです。真に驚嘆すべきはそのことで、細かいディティールではありません。しかも、政府関係者全員が自分たちの正当性を信じて疑わないというのだから、とても同じ惑星の住民とは思えないのです。

 一体どうしてこういうことになるのか? これは韓国という国が以前から持つ特殊性と、左翼学生運動(あちらでは「運動圏」と言うそうですが)上がりの、官民の重要ポストをお仲間にせっせと割り振る一方、かつての政敵は「積弊清算」なるスローガンの下、遠慮会釈のない迫害を加えて片っ端から潰そうとしている、安倍政権以上の「お友達政治」に驀進している文在寅というデマ弁政治家の特殊性が重なって生み出されたものでしょう。

 彼が大統領になった際の最大の支持母体と言えるのは、従軍慰安婦問題を露骨に政治利用して(その際、史実に反する虚偽や誇張をふりまくことは「反日正義」なので何ら恥としない)勢力を拡大してきた自称市民団体の「挺対協」改め「正義連」(その代表は旭日旗弾劾のアジ演説もぶっていた)と、度重なるストで韓国の経済力には見合わぬ高賃金・高待遇(とくに自動車メーカーのそれが有名)を得て経済低迷と格差拡大の原因をつくり出していると国内でも批判されている韓国の左翼労働組合、全国民主労働組合総連盟(民労総)です。どちらも骨がらみとなっている「反日」と、ファンタジーの域に達している没理性の「親北朝鮮」が共通項です。大統領になっても、支持率を維持するためには文在寅はそのご機嫌をとり続けざるを得ない。今の韓国はいわば左翼過激派に乗っ取られたのです。

 これは日本でいえば、革マルや中核派などの左翼過激派が政権を取ったと考えるとわかりやすいでしょう。こっけいなのは、彼らは「反米」でもあるのですが、アメリカは強すぎるし、在韓米軍にさっさと撤退されても困る。それでは国内的な支持も失ってしまうと見てそれを前面に出すのは避け、いくら攻撃しても大丈夫そうな日本を標的にして溜飲を下げているということです(こういう妙なセコさも韓国政治の“伝統”と僕は理解しています)。

 日本が相手だと大丈夫だと彼らが考えるのは、全国民が受けている学校の「反日」歴史教育の影響も大きいのでしょう。僕は前に、朝鮮民族ほど為政者に恵まれなかった気の毒な民族も珍しいだろう、と書いたことがありますが、ことに近世以降は悲惨で、そこには彼らの自尊心を満足させるようなものはほとんど何もない。勢い、「民族の誇り」なるものを満足させるためには日本のネトウヨ史観とは逆ベクトルの「歴史の捏造(ご都合主義的な資料の取捨選択とその解釈)」を行わねばならなくなる。その中では「悪玉・日本」がそのファンタジーを支えるための重要な役割を果たしているのです。それ以後についても、日本が「過去の侵略」について謝罪したことが一度もないなどというのは嘘ですが、謝罪も賠償も最小限に見積もられて、国民レベルではロクに伝えられていなかったりするようなので、これは内部分裂を回避するための便利な道具としての「反日」は手放せないというなかば無意識の打算から出た対応とも解釈できますが、わが国はかの国の為政者・教育者たちから「永遠の悪役」の座を与えられる光栄に浴しているのです。

 以上の二点を勘案すれば、今の韓国文政権の対応も理解可能になると思いますが、いかがなものでしょう? 韓国は異常なまでに同調圧力の強い社会で、「忖度」の度合いも日本のそれをはるかに上回るので、極左の文政権下では「反日発言」を競うような形勢になっているのだと思われます。「親日的言動」は文在寅の考える「積弊」の最たるものなので、身の危険を伴うものでさえありうるのです。

 日本にとって幸いなのは、文政権が長持ちしそうにないことです。支持率が下がっているのは主に経済政策の失敗によるもので、特に若い世代の支持率が就職難で激減している(韓国社会の宿痾と言える前近代的な縁故採用などのコネ社会ぶりは全く解消していない。文大統領自身がそれを乱用しているのだから、何をかいわんやです)。ご都合主義的なこの政権は日本企業への若者の就職支援などには熱心なようですが、これが彼の言う真の「ツー・トラック」で、韓国の理想主義政治家の「理念」なるものは大方そのレベルです。体裁だけ気にして中身が矛盾だらけなのは両班政治の昔と同じで、少しも進歩していない。おそらく、経済がこの先どんどん悪化して、これに対北朝鮮親和政策の失敗(勝手に経済支援など進められては世界が迷惑するので、下手をすれば国際的孤立を招く)が重なれば、新たなろうそくデモが起きて、韓国人はいったん火がつくと後先考えずワーッと行く国民なので、またぞろ政権打倒運動に発展して、今度は彼が「積弊」の代表者として激しい弾劾にさらされる(すでに身辺はスキャンダルだらけと伝えられる)羽目になるでしょう。

 そのときはまた韓国が言うことも変わるだろうから、文政権を相手にする場合には型通りの抗議だけでなく、必要な法的対抗手段も抜かりなく講じて、勝手な横紙破りは一切許さず、かといって踏み込んだ話し合いなどはしても無駄なのでしないことにして、「この無責任な政権下では何一つ解決しない」ということを韓国民にもおわかりいただくようにするのがベストです。そしてもう少し分別のあるまともな政権が誕生するのを待って、こじれた関係を修復する。おそらくそれが良識ある大方の日本人の考えでしょう。

 韓国ではもうすぐ三一節という「1919年3月1日の三・一独立運動を記念する日」(ウィキペディア)がやってくる(今年は100周年のおまけ付き!)ので、支持率低下に焦る思いからも、文政権の「日帝に思い知らせてやった!」アピールはまだまだ続くものと思われます。僕らは努めて冷静に、温かい目でそれを見守ってあげたいものです。当日、北朝鮮に「共同行事」を行おうと提案したと大々的に発表したのに、かんじんの「偉大な将軍様」金正恩には黙殺されたままだという残念なニュースも入っていますが、世界中を回ってシカトされながらも北の擁護に熱弁をふるい、その後どうなったのか知りませんが、斬新と言えばいいのか不可解そのものと評すべきか、ローマ法王の北朝鮮訪問まで演出しようと骨折った文大統領には、先方に「熱い思い」が伝わらず、さぞやもどかしいことでしょう。その没理性の「熱い思い」は日米にも欧州諸国にも危険視・迷惑視され、ほとんど評価されていませんが、当の北朝鮮にまでフラれたのではお月さん(Moon)大統領の面目は丸潰れです。それではあんまりだと思われるので、色よい返事が遅ればせながらでも届くことを陰ながらお祈りしております。

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