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今後のこと

2011.03.19.19:13

 昨日の段階で、厚労省は原発から半径20~30キロ以内の入院患者を全員県外へ搬送させることを決め、受け入れ先の病院を探しているとのことで、そのニュースを聞いていくらかほっとしました。あと、これも昨日の段階で救助を待っている取り残された人たちが一万六千人いるという話で、これは避難所にすでにいる人たちとは別なのでしょうから、一刻も早い救出が望まれます。任に当たっている人たちは、大変でしょうが、頑張って下さい(別に原発の問題がなくても、一週間だから限界に達しているでしょう)。

 アメリカだけでなく、韓国も半径80キロ以内にいる、在日中の自国人に避難勧告を出しているそうですが、この「80キロ」というのが、専門家が見る「最悪の事態」から逆算した一応の安全圏なのかなと思います。放射能は風向きによって濃度が大きく変化するとはいえ、やはり距離のもつ意味は大きいようなので、政府や東電の発表ではなく、そういうニュースを見て、わが国の多くの人も対応を考えているのでしょう。まだその「最悪の事態」は幸いにして起きていないわけですが、時間を稼いでもらっているうちに、可能な人は早くそれぐらいの距離までは退避した方がよさそうです。「東京でも危ない」などというのは過剰反応だろうと思いますが。

 東電のえらいさんたちは、相変わらずズレたことを言っています。常務が「福島第一原発の廃炉も検討する」と言ったというニュースに驚かなかった人はいないでしょう。「検討」も何も、廃炉にせざるを得ないのはわかりきったことだからです。続いて、社長の「痛恨の極み」という談話が発表されました。その前に「わが国が経験したことのない大規模地震による津波といった自然の脅威によるものとはいえ」という但し書きがついているのだから、「痛恨の極み」と思っていないことは明らかで、自分のクビが飛ぶことだけが「痛恨の極み」なのです。その精神の弛緩ぶりだけがよく伝わってくる「談話」です。

 『週刊文春』の記事によれば、「今年、実は東電は保守点検を実施していないとして、経済産業省の原子力安全・保安院より行政処分を受けていた」そうで、「まず、今回爆発した福島第一原発の一号機は、三十三の機器が点検を怠っていた。最長で十一年も点検をしていない機器もあったという。点検漏れは、同じく第二原発でも二十一機器が発覚している」とあって、「これでは、紛れもなく人災である」とコメントされていますが、その通りでしょう。時代が時代なら、社長はじめ幹部は全員縛り首です。「築40年の老朽施設」でも「全く安全に問題はない」と言い張っていた上に、それなのですから。前回も書いたように、海辺にありながら、水をかぶることを「想定」していなかったということ自体が、「保守点検」以前に安全性軽視の指弾を受けて仕方のないことだと思いますが(文春の同じ記事には、下受け業者の話として「海水を使うことで原発が壊れることを懸念して」海水注入が遅れたためにこういう事態に発展した、という驚くべき指摘もあります)。

 目下、送電を開始する準備中だそうで、それもそこの装置が正常に作動してくれないと何の意味もなくなるそうですが、うまく行くことを祈りたいと思います。

 話は変わって、今後被災地の復興をどうするかは大問題です。「国家破産」が目前に迫っていると言われる“超赤字財政国家”でこういうことが起きたのですから、何年、何十年もかかるそれが、そうかんたんなことでないのは自明のことです。下手をするとほんとに「日本沈没」になってしまう。

 僕は元からインチキな国家や政府などほとんど信用していないので、ここは国民同士の助け合い精神がどれくらい発揮されるかが勝負だと思いますが、自分に何ができるかと思います。ユニクロ社長の柳井正さんはいち早く私財を10億寄付したそうですが、自慢ではないが半端でなく貧乏な僕にはそんな真似はできないので、もう少し稼げるようにして、ほんの少しずつでも何年間か、寄付できないかと思います。一つだけ、現段階でもできそうなアイディアがあるので、それは実行に移したいと思っています(目下、そちらの入金がゼロのままなので、入ってくるのを待ってそうするしかないのですが…)。

 西日本は今のところ、幸い無傷です(宮崎県などは新燃岳噴火の不安を抱えたままですが)。先日、スーパーのテレビ売り場で震災のニュースを見ようとしたら、一台しかついておらず、「節電に努めています」という張り紙がしてありました。それはジャスコですが、東と西ではヘルツ数が違っていて、送電はできないらしいので、何の意味もなさそうなそんな馬鹿なことを何のためにしているのかと首を傾げました。各局どんなニュースを流しているか、見せる必要があるときに、逆にそんなことをしているのです。いかにも無考えな、そういう頭の構造とセンスでは、売り上げが減るばかりで商売もうまくいかないのは道理です。

 そういう見当はずれな“自粛”をするのではなく、大いに稼いで、それでもって援助もするというふうにならないと、被災地復興も成功しないでしょう。稼ぐ能力のある人たちは、大いに稼いで大いに援助して下さい。稼ぐ能力のない僕のような人間も、ないなりにできる範囲のことだけはしたいと思います。センチメンタルな同情だけでは何の役にも立たないので、労力を提供できる人はそれを、それができない人は別のものを、というふうに分担して、菅総理(この件が一段落したら、目立ちたがりのパフォーマンスだけ突出して、無能さをさらに強く印象づけた彼は「退場」になるだろうと思いますが)言うところの「未曾有の国難」に対処しなければなりません。“萎縮”は禁物です(プロ野球なんかも、ナイターは大量の電力を消費するというのなら、土日祭日のデイゲームだけでもやればいいのではありませんか? それならお客さんも来てくれるでしょう。年俸の高すぎる選手たちは、この際それの大幅ダウンは呑んでもらうとして。大体、何億だの、あれは元々の金額が高すぎますよ)。
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