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大トカゲ、「無銭飲食」容疑で逮捕?

2018.11.13.17:10

 僕は動物園に一日中いても飽きないという人間で、わが子が小さい頃はよく親子で行ったものですが、最近はそういう口実もないし、何より近くに動物園がないのが残念です(都会の方がかえって動物園へのアクセスがいい)。

 それで、たまにこういうニュースを見ると感動するのですが、やっぱり中国は広いなという感じで、今でもちょっと奥の方に行くと、こういうすごいのがいるのです。昔、僕がまだ二十代の頃だったと思うのですが、東京は池袋のサンシャインビルで、「大爬虫類展」というのが開催されて、大喜びで見に行ったところ、陸ガメやワニ、ニシキヘビの類だけでなく、直前に中国のどこかで捕獲されたという白色の巨大スッポンまでいて、その迫力にはびびったものです。他の記憶と混じったのでなければ、僕が初めてホワイトタイガーを見たのも、そこでだったような気がするのです(爬虫類展にいるというのはヘンですが)。あれはふつうの虎より一回り大きくて、その神々しい、凛々しい姿には息をのんだものです。

 前置きはこれぐらいにして、その大トカゲの雄姿を見てもらいましょう。

動画:レストランで「無銭飲食」? 体長2メートルの巨大トカゲ、店主に捕まる

 この説明文もなかなかに秀逸です。

【CNS】中国・雲南省(Yunnan)景洪市(Jinghong)にあるレストランに、全長約2メートル、体重約16キロの巨大なトカゲが現れた。
 トカゲはレストラン内にある鶏を「無銭飲食」しようとしたところで店主に捕らえられた。森林公安局の警察が現場に駆け付けたとき、トカゲはすでにおりの中に入っていた。トカゲの身体は黒く、淡黄色の斑点模様を持っていて、檻の中でおとなしくしていた。
 森林公安局と専門家によると、このトカゲは中国国家一級保護野生動物のミズオオトカゲだということが分かった。数日の飼育観察をし、適正を見極めてから自然に戻すという。【翻訳編集】(c)CNS/JCM/AFPBB News


「現行犯逮捕」というわけですが、文面から察するに、「無銭飲食」は“未遂”に終わったようです。店主「ニワトリの調理の方はどういたしましょう?」大トカゲ「レアで。いや、そのまま丸ごとがいいな」「お支払いは?」「アメックス珍獣カードで」…というような展開にはならなかったのです。

 こういうのがレストランに出没するということ自体がすごいので、トイレに行こうとしたら、でかいのが通路をふさいでいたりするのです。前にうちの塾で、珍しく今日は来るのが遅いなと思っていたら、入口のところで女子生徒とその母親が立ち往生していて、前の時間の生徒たちが出たときやっと入れたということがありました。

「一体どうしたの?」
「大変だったんですよ!」

 聞けば、ドアの把手のところに大きなバッタが止まっていて、恐ろしくて入れなかったのだと言う。そのため十分以上もそこで足止めを食っていたのです。帰宅してからパソコンのメールを見ると、お母さんからのSOSメールが入っていて、「緊急! 助けて下さい! バッタがいて入れません!」と書かれていたので大笑いしたのですが、お母さんはそのメールアドレスが僕のケータイのそれだと思ったのでしょう。あいにくなことに僕はその種のものはもたない化石人種なので、何の意味もなかったのです。

 バッタでそれなら、こういうのは完全な“気絶もの”でしょう。だから、この段階で書いても、もう手遅れかもしれませんが、そういう人たちはクリックして上の動画を見たりしてはいけないわけです。

 上の動画には音声も入っていて、中国語がわからないので意味はわかりませんが、何となくユーモラスな感じです。中国一般庶民の善良さを感じさせるものです。檻のところに魚も一緒に映っているのは、大トカゲに餌として与えたものでしょう。「中国国家一級保護野生動物」という呼称も可笑しい。日本で言えば「特別天然記念物」あたりの位置づけなのでしょう。何かと問題が多いこわい中国共産党政府も、そうやって稀少動物は保護しているわけです。

 僕は時々考えることがあります。地上最強(最凶)の動物は、言わずと知れた人間ですが、その中でも特にパワーゲームにふける権力者たちを集めて、一つの檻に入れ、動物たちに見せてあげたらどうだろうかと。その檻の上にはこう表示されています。〈世界最凶悪動物〉。見物どころではなく、恐れて誰も近づくものはいないかも知れません。彼らには〈霊視〉でその真の姿が見えるからです。

 そういうわけで、僕らもたまには他の動物になったつもりで、その視点からわが姿を眺めてみると、大いに教訓的かもしれません。

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