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火星と占星術

2018.08.05.15:56

 NASAは大真面目に「火星移住計画」を考えているという話ですが、先日は「火星最接近」の話でメディアが賑わったようです。その日だけではなく、今も火星はいつもより近くを回っているので、夜空を見るとひときわ強く輝くオレンジ色の星が目につきます。

 よく、夜空の星を見るとき、僕らは過去を見ているのだと言われます。何光年、何万光年も離れた星の光は、それがこちらに到達するまでに何年、何万年もかかるので、それは過去の姿だと言えるからです。

 尤も、火星の場合は近い。Yahoo知恵袋に「地球と火星は何光年離れていますか?」と質問した人がいて、それにどなたかがこう答えています。

 地球から火星までは78,338,770 km離れています。光の速度は秒速約30万kmなので、これで計算すると約260秒となります。
1光年は、光の速度で1年かかる距離ですから、何光年という距離にはならないのです。


 だから、火星や月の場合には、僕らはほぼリアルタイムでその姿を眺めていると言ってよいわけです。それぐらいの距離なので、「移住計画」も出てくるわけですが、僕が火星というと思い出すのは、「軍神マルス」という言葉です。火星は英語では Mars(読みはマーズ)ですが、古代ローマ神話ではそれは「軍神」を意味した(ギリシャ神話では Ares)。

 僕は若い頃、ユングの影響で一時西洋占星術に関心をもってあれこれ調べたことがあるのですが、それでは天体の火星もこの神話と結びつけられ、攻撃・闘争の星とみなされます。西洋占星術は、中国の易経に陰と陽の原理が立てられているように、女性原理と男性原理を立てますが、火星は陽、男性原理のシンボルの一つとみなされるのです。

 ちなみに、よくある星占いは大雑把なもので、あれは生まれ月の太陽の位置だけで決めているもので、たとえば僕の場合、それは水瓶座(息子も同じ)なのですが、個人のホロスコープを作成する場合には、出生地の緯度と経度、誕生日だけでなく誕生時間も見なければなりません。そうすると、当然ですが、一人ひとりみんな違ってくる。太陽の星座といわゆる「上昇点」の星座は違うのです(ゲーテぐらいの時代までは、西洋では誕生時に占星術師を呼んで、その子のホロスコープを作ってもらうのはありふれたことだったそうです)。

 僕も自分のホロスコープを作ろうと試みたことがあります。今はたいてい病院出産でしょうが、昔の田舎では自宅出産がふつうで、僕の祖母は地域の産婆(ああいうのは無償の行為でした)だったのでなおさらですが、誕生時間が「明け方」というだけで、正確な時間がわからない。それで母親に何時ぐらいだったのか電話で聞くと、彼女は「それで思い出した」と言って関係のない話をし始めた。生まれる前の晩、突然の珍客(わが家に「外国人」が宿泊したことは前にも後にもその一度しかない)がいて、その若い夫婦に一夜の宿を貸した。その翌朝早く、おまえが生まれたのだという話で、かんじんの正確な時間はわからずじまいでした。

 それで仕方なく、季節も勘案して「大体これくらいの時間だろう」ということで計算したのですが、誕生時、東の地平線上に姿を見せていた星がその人に最も大きな影響を及ぼすということで、僕はよく性格からしておまえの場合は火星だろうなんて言われていたのですが、実は金星で、「明けの明星」が自分の星だったのです(とはいえ、金星と火星はペアになっているので、そちらも強い影響を及ぼす)。

 あれは占うには「アスペクト(星と星が作る角度)」が重要だということになっていたので、その表も作ってみると、賑わい過ぎていてわけがわからなくなり、それきり挫折してしまったのですが、「吉凶入り乱れて運がいいのか悪いのかわからない」のはわが人生の特徴なので、とにかくその意味では当たっているなというのが僕の感想でした。

 ちなみに、金星は「愛の神ヴィーナス」でよさそうですが、キリスト教神話では明けの明星はルシファーと呼ばれ、元は高位の天使だったが、のちに神に反逆して、地獄に落とされたあの「堕天使」を指します。「光をもたらす者」変じて「悪魔」となったのです(なるほど、よくわかるなどと言わないように)。

 火星に話を戻して、物理的にそんなに接近しているということなら、占星術的にも火星の影響が地球に強く作用しているということになるはずです。それで人類が好戦的な傾向を強めて戦争などということになると困るが、いい意味で挑戦的になれば、今の澱んだ空気を一掃できることにもなるでしょう。そう願いたいものです。

 最後に、占星術関連のサイトを二つだけ、ご紹介しておきましょう。火星の性質については①を、自分のホロスコープを作ってみたいという方は②をご覧ください。②ではデータを入力するだけでホロスコープを自動的に作ってくれるサイト(Astrodienst)への案内も親切についています。個人情報の漏洩を警戒する人は、変名でも作れるから大丈夫です。

火星(西洋占星術・ホロスコープ)

占星術ホロスコープの作り方(初めての作成)

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