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「緑のたぬき」に救われた「もり・かけ」安倍のお粗末

2017.10.24.15:51

 衆院選、議席がどうやら確定したようですが、安倍政権は選挙直前でも支持より不支持率の方が高かったのにこの結果で、オウンゴールの「小池サマサマ」が本音のところでしょう。自民大勝の「陰の功労者」が小池百合子であったことは間違いありません。まあ、彼女の「(民進議員を丸ごと)受け入れるつもりはさらさらない」「排除いたします」発言のおかげで、立ち位置の明確な立憲民主党が誕生し、大躍進を遂げたことはめでたいので、僕は別に怒ってはいないのですが、あそこまで嫌われなければ同じ右翼政党として自民票をもっと食って、自民の議席をあと五十ぐらい減らせていただろうにと、それは残念です。そうなると自民内部からも安倍の責任を問う声が高まり、彼の「3選」は完全に消えた可能性が高いのです。

 この点、安倍晋三の「悪運の強さ」は認めざるを得ないでしょう。敵と味方という違いはあるが、金正恩とトランプ(オバマと違って安倍と相性がいいというのはよくわかる)という、ロクでもない海外の二人の政治指導者に助けられ、今度は「もり・かけ」のピンチを新たな「悪党」、「緑のたぬき」こと小池おばさんに救われることになったのです。憎悪、バッシングの対象も、すっかり小池百合子に移った観がある。「初の女性首相」どころの話ではないので、都政運営も多難が予想され、何とかその任期を務め終えたところで、政治家としてはジ・エンドになってしまいそうです。最初のあの颯爽たる登場ぶりからは考えられない急転直下の落ち込みぶりで、諸行無常の鐘の音、ですかね。お遍路姿になって四国八十八ヶ所巡りをする小池氏の「密着取材」番組を、僕らはいずれテレビで目にすることになるかも知れません(民進の菅直人元首相も、そんなことしてませんでしたっけ? 彼が今回当選できたというのは僕には驚きでしたが、立憲民主党の災いとなるおそれがあるので、いい加減軽挙妄動は慎んでもらいたいものです)。

 今や「絶望の党」と化した「希望の党」が今後どうなるかは知りませんが、「小池のせいで負けた」という怨嗟の声が関係者の間には広がっているようなので、それも元をただせば「小池人気にあやかりたい」という浅慮からくっついたにすぎなかったのだから、現金なものですが、「小池党首」が売りになるどころかマイナスにしかならないとなれば、「小池外し」に動いたり、党を解体して別の党を作るなどの動きが出てくるでしょう。どのみち「プチ自民」にすぎないのだから、どうとでも好きにして下さいという感じですが、内紛が続いてニュースになることが多くなれば、選挙後も安倍自民を利することにしかならない。だからそれもほどほどにしてもらいたいと思います。

 大躍進で55の議席を獲得した立憲民主党は、山尾志桜里など無所属で当選した議員も取り込んで、60には達するでしょう。それはかなりのプレゼンスなので、共産・社民などとも協力しつつ、かつ世論にうまくアピールすれば、安保法制見直し、安倍自民の戦前回帰的憲法改正反対の世論を強化することができるでしょう。安倍は、「今年5月に『2020年の改正憲法施行を目指す』と発言したことについては『議論を活発化させるためだった』と説明(嘘つくな!)。『スケジュールありきではない』と語り、丁寧に議論を進める姿勢を示した」(毎日新聞)そうですが、これまでのようにロクな議論もないまま強行採決に突っ込むというようなことは断じて許すべきではないので、憲法改正問題でもしそれをやったら、安倍政権だけではなく、自民党自体が吹っ飛ぶ結果になるでしょう。今の日本はネトウヨや日本会議の天下ではないということを今回の立憲民主の躍進は示したと見ることができるので、彼らの活躍に僕は期待しています。

 一時「緑のたぬき」が話題を独占したとはいえ、「もり・かけ」問題も全然片づいていない。「アベの内輪鍋」や「ネトウヨ改憲そば」など食えたものではないということを、一般有権者によくわからせるような国会論戦をやり、マスコミもそのあたり、きちんと掘り下げた記事を書いてもらいたいものです。

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