菅官房長官の「まだら認知症」と安倍の「境界性パーソナリティ障害」

2017.08.09.16:13

 最近行われた各社世論調査では、最新のJNNのそれだけは「支持率続落」で、支持は39.7%に対し、不支持率は59.7%だったそうですが、他は大体持ち直し、依然不支持の方が多いとしても、その差は縮んだようです。共同通信だけは、支持が不支持をやや上回り、44.4%対43.2%となっています。

 この共同通信の場合も、支持理由の中で一番多かったのは「他に適当な人がいない」の44.0%で、不支持理由としては「首相が信頼できない」が56.0%で最多だというのだから、ホンネのところは、「マシなのがいれば変えたい」ということなのです。とくに不支持理由に「首相が信頼できない」が一番多いというのは致命的です。これは今後も支持率の回復が難しいことを意味している。あれだけ常習的に嘘をついていれば、「信頼できる」と思う方がどうかしているわけで、それはあたりまえと言うべきですが。

 内閣改造はある程度評価されたようです。とくに野田聖子・総務相、河野太郎・外相あたりが。しかし、何といっても最大の功労者は内紛続きの民進党で、もっとまともな強力野党がいれば、自民はすぐにでも総裁の首を代えざるを得ないところまで追い込まれたでしょう。それは都民ファーストに完膚なきまでにやられた、あの都議選を見てもわかることです。

「もり・かけ」問題の追及では、民進党議員も結構頑張ったのですが、今のあれは、政党としての体をなしていません。解党して新しいのをつくるしかないので、それを急いだ方がいいでしょう。民進党の党首選は前原と枝野の一騎打ちとなったようですが、この二人だけ見ても、同じ党に一緒にいるのが不思議なくらい違います。二つに割ってしまえば、それだけ主張が明確になるでしょう。それで競った方がいい。僕はリベラルな側を応援しますが。それが共産党あたりと連携すれば、今の民進党より支持率よりはずっと上がるはずです。

 悪評高い、あの「連合頼み」もやめた方がいい。それがあるから原発問題でも明確な廃止方針が打ち出せないのだそうで、馬鹿げています。大体、今のああいう御用組合団体は、そもそも労働組合と呼べるかどうかも疑わしいので、そういうののケチな組織票より、無党派層の票の方が比較にならないくらい大きいのです。連合なんてつまらないものにひっついているから無党派からも嫌われるので、それぐらいの計算はできそうなものです。あんなものは自民党にくれてやればいいので、スタンスがはっきりすれば、今よりずっと支持率は上がりますよ。

 こんなかんたんなことすらわからないのは、頭が悪いとしか思えない。馬鹿(民進)が馬鹿(安倍自民)を助けているのです。おかげであんなクソ政権がまだ息を永らえているわけで、考えていると、だんだん腹が立ってきます。ダメ野党が腐敗与党を助けて、哀れな日本国民は、「ほかに適当な人がいない」という理由にもならない理由で、公私のけじめも何もない危険なネトウヨの小ヒトラー政権に40%台もの支持を与える羽目になっているのです。こういうの、「三流国家の証明」以外の何ものでもないでしょう。

 と、本題に入る前に、前置きの方が長くなってしまいましたが、最近は「影の総理」と言われていた頃のオーラの輝きもすっかり失せてしまった、菅官房長官についてのニュースです。これは記事の見出しのつけ方も秀逸です。

【特大ブーメラン】「当たらない」でおなじみの菅官房長官、ついに自分の過去発言がクリティカルヒット

 この「2015年6月に行われた獣医学部新設を巡る国家戦略特区ワーキンググループ(WG)のヒアリングに愛媛県と今治市の担当者らと共に加計学園の幹部3人が参加していた」ことは、「岩盤規制の突破」なるものが加計のために他ならなかったことを示す明確な証拠の一つですが、それが世間に知られては具合が悪いということで、「議事要録からの削除」が行われたのです。しかし、それは「ルールに基づいて行った」のだと、いつもの調子で政府側は強弁する(安倍首相はむろん、加計理事長と会食やゴルフを何度も共にしていたにもかかわらず、当時は加計学園が獣医学部新設を計画していたこと自体、何もご存じなかったのです!)。

 一体それはどんな「ルール」なのだと突っ込んでも無駄です。とにかく「ルール」だから「ルール」なので、それ以上の説明が必要だという指摘は「当たらない」(菅官房長官の口癖)のです。総理自ら、「認可直前まで加計が関係していることは知らなかった」とおっしゃっているのだし、議事要録からの削除も「ルールに基づいてやった」と“正直に”話しているのに、どうして問題視されるのか、全然わからない。安倍官邸の理解によれば、それをマスコミや野党がしつこく追求しようとするのは「悪質な印象操作」以外の何ものでもないのです。そうですよね、有権者の皆さん? なのに何で、この程度のことで支持率が下がるんですかっ!(豊田議員なら、このあとヤケになって、例の「ミュージカル風罵倒」が始まるところです)。

 さて、この記事のキモはその後です。質問者は朝日の記者だそうですが、これはほんとに笑える。

記者=「歴代の保守の政治家は歴史的検証に耐えられるようにということで、公文書の管理にはかなり力を入れてこられたと思う。ある政治家は『政府があらゆる記録を国民に残すのは当然で、議事録はそのもっとも基本的な資料で、その作成を怠ったことは国民への背信行為だ』と仰られているんですが、その発言を本に記されていた方がどなたかご存じですか?」
菅官房長官=「知りません」
記者=「それ、(菅)官房長官の著作に書かれているんですが、2012年に書かれた著作に表明されていた見解と、今政府で起きていることを照らし合わせて忸怩たる思いとか、やはりきちんと残すべきだというお気持ちにはならないんですか?」


 ふつうなら「がーん!」となるところですが、「この後、官房長官は八田座長が説明したとおりだと繰り返し、必要な情報は公開されていて問題ないという認識を改めて示して記者会見は終わりました」という淡々とした筆致が魅力的です。

 まあ、政治家の著書なるものは一部の例外を除き、大方はゴーストライターが書いているのだろうから、「知りません」もその意味ではわからなくはないのですが、自分の名前で出した本にそう書かれていたというのはやはり痛すぎる。一応はそのゴーストライター本にも後で目を通すぐらいのことはしていただろうから、「まだら認知症」の疑いも出てくるわけです。「当たらない」で全部片づけていたら、とんでもないところで「当たって」しまったわけで、「クリティカルヒット」とは言い得て妙です。

 こういうこともあるから、菅官房長官にあらせられては、今後は答弁の方法を変えて、辻占い師の「当たるも八卦、当たらぬも八卦」を採用されてはいかがでしょうか?「当たろうが当たるまいが、どちらにしても問題ではない」ということで、これなら最強です。まだら認知症が全面認知症に進んでも、心配なし。安倍の尻拭いをするにはそれが一番です。

 懲りない安倍は、まだ「総裁3選」への意欲を示しているという話で、妄執と化した「憲法改正に邁進」するつもりのようですが、妻のアッキー以上に「空気が読めない」そのノーテンキぶりには驚くのを通り越して感心させられます。その常習的な嘘つきぶり(それで良心が痛むことはない)にしても、幼児的な呆れた独善性(「印象操作だ!」と言ってたえず責任転嫁をする一方、自己中心的な要求をし続ける)にしても、傲慢な態度を批判されると悪びれる風もなく、一転へりくだったポーズを取って見せるその「カメレオン的行動」にしても、全体を通して見られる「公的、道徳的感情の欠落」にしても、明らかに異常心理学の範疇です。こういうのは何かで読んだ記憶があるので、本棚から関係書を引っ張り出して調べてみると、やはりありました。「境界性パーソナリティ障害」というのがそれです。

 興味のある方は自分で関係書に当たるなり、ネットの信用できそうなサイトの記事をお読みになるなり、していただければいいと思いますが、明らかに彼はこれです。これは脳それ自体に器質的な微細障害が認められる病気で、いわゆる「邪悪な成功者」の中には珍しくない病気です。つまり、わが国は国家の最高指導者として精神異常者を戴いているのです。

 だから、菅官房長官風に言えば、正常な人間であることを前提に彼の行動を理解しようとしたり、批判したりするのは、「当たらない」のです。むしろそれは危険な誤解を生む。「今回ばかりは彼も反省しているようだから、これからはいい方向に変わるだろう」といったような…。僕はここで何度もオウムの麻原との比較に触れましたが、どちらも精神異常なのです。はっきりそう認識しておかないと、大変なことになりかねない。

 先の共同通信の世論調査を扱った新聞記事でも、「安倍内閣が優先して取り組むべき課題」として有権者が挙げたものは、「年金・医療・介護」が42.8%で最多、次が37.0%で「景気や雇用など経済政策」だったという話です。つまり、「憲法改正」などは喫緊の課題ではないと、大方の人が思っているのです。改正賛成派ですらそう考える人が多く、とくに安倍的な性質の「改憲」には賛同しかねるという意見が目立つ。

 カメレオンの安倍は、そこは見ているから、「社会保障・経済重視でやってゆく(しかし、効果的な方策は何ら示されていない)」と言っているわけですが、あの無責任なアベノミクス自体、彼は「天下取りに必要」だからと打ち出しただけなのです。彼のホンネは「何でもいいから憲法改正に持ち込む」というところにあって、「もり・かけ」問題で躓いたが、健忘症の日本人はそういうことはすぐ忘れてしまうから、もう少し時間がたてば、北朝鮮の暴走ぶりは相変わらずだし、折に触れ危険だと不安を煽って「憲法改正の必要性を理解」させることは十分できるようになると思っているのです。

「もり・かけ」問題はもうどうでもいいから、早く上記の二つに取り組んでもらいたいと思っている有権者は多いようですが、あの問題であぶり出された安倍政権の危険性は、実は小さくないのです。それは何より、安倍晋三個人の異常なキャラクターを白日の下にさらした。彼が「境界性パーソナリティ障害」の持主であることを明確にしたと言えるのです。

 複数メディアが伝えるところでは、安倍はこのまま3選され、憲法改正を果たしたのち、甚だ煮え切らないあの岸田文雄への「禅譲」を狙っているということですが、そういうことを許してはならない。あらためてそれを強調しておきたいと思います。

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