日米同時政権崩壊?~問題は「ポスト安倍」に移った

2017.07.12.12:24

 海の向こうではトランプも崖っぷちに立たされているようです。「カテゴリー5のハリケーンがホワイトハウスを襲う」なんて見出しが米紙には躍り、大統領選挙前、トランプ・ジュニアがロシア政府の意を体したロシア人弁護士と会見、ロシア政府はクリントンを落とすためにネットを使って中傷情報を意図的に流したのが知られていますが、それに「歓迎の意」を表明していたことがバレてしまったのです。

 前にも書いたように、何かといえば「印象操作だ!」と叫ぶ安倍と同じで、トランプはマスコミ報道を「フェイク」呼ばわりして、メディア叩きを熱心にやってきましたが、それは物笑いのタネになっていて、政権不信をさらに強めるだけの結果になりました。共和党は元から「トランプ切り」をやりたかったが、トランプの度重なる自滅行動により、それはやりやすくなった。今回のジュニアの件で、大統領弾劾も現実味を帯びてきたのです。

 安倍政権も、頼みの綱の支持率がガタ落ちで、調査メディア各社のすべてで不支持が支持を10ポイント以上上回り、その不支持理由も「首相が信頼できない」がトップに来るようになって、完全に「死に体」に陥ったのです。いくらか遅きに失したとはいえ、久しい以前から「安倍叩き」を行ってきた僕のような人間には喜ばしい話です。

 現金そのものながら、自民党内部からも「安倍降ろし」の動きがようやく顕著になってきたようです。次はアエラの記事。

自民党が策動する「安倍おろし」 非公開の額賀派会合で安倍氏への悪口が噴出

 これを読む限りでは、次期政権での「憲法改正」(大体が前に出ていたあの自民の改憲草案それ自体、内容以前に「おまえらまともな日本語能力あるの?」と言いたくなるような品格もクソもない悪文なのです)はなくなりそうですが、アベノミクスのおかしなトリックで下手にいじるととんでもない副作用が出かねないものになっているので、経済・金融政策では「慎重な取り扱い」が必要でしょう。それでしくじったところで、「安倍再々登板」の声が出てくることはない(いかにつまらない男であるかはもう十分すぎるほどわかったでしょう)と思いますが、国民は難儀するので、そのあたりは重々気をつけてもらいたいものです。

 思えば安倍政権というのは奇妙な政権でした。おかしな「愛国妄想」にとりつかれた連中(それは全体からすればごく一部にすぎないのですが)が「草の根」を装って安倍支持を過大に見せ、たまたまのタイミングにも大いに助けられたアベノミクスの「成果」が過大評価され、幼稚な彼の驚くべき公私混同体質が自民党、公的重要諸機関支配には逆に威力を発揮、マスコミは恫喝によって委縮させられるというわけで、現代版ヒトラーを思わせるような勢いで権力を巨大化させたのです。集団主義的な同調体質をもつ日本人の弱さが露呈したとも言えるわけで、このままでは「亡国」の瀬戸際まで行きかねなかった。そのあたり、僕ら国民も「真摯に反省」することが必要でしょう。

 僕は「ポスト安倍」政権にもあまり期待しませんが、安倍のような私的コンプレックスに根差す妄想にとりつかれた人間でなければとりあえずはよしとしたいので、誰でもいいから公私のけじめのついた、「地に足が着いた」政権運営をしてもらいたいと思います。

 野党も、民進党があのていたらくでは政権与党にとって脅威とはなりえないので、バランスの見地からも、「野党再編」に取り組んで、寄合世帯でない、明確な基本ポリシーをもつ強力野党を作ってくれないかなと思います(民進の不人気は、別に蓮舫代表の「二重国籍」問題によるのではありませんよ。産経ごときの言い分に振り回されるようでは情けない)。

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