お笑い内閣官房「弾道ミサイル落下時の行動等について」

2017.04.22.12:54

 内閣官房のホームページに出た次の「警告」が話題になっているようです。

弾道ミサイル落下時の行動等について

 完全にイカれてしまった北朝鮮の金正恩が発射したミサイル(安倍首相によればサリンを弾頭に装着しているのだという!)が「あなたの近くに着弾」した場合、あるいはすぐに飛んできそうな場合、どういう行動を取ればいいかを親切にご教示下さっているのです。

 うーん。でも前には「迎撃システムでミサイルを空中で撃ち落とす」なんて言ってませんでしたっけ? それは無理だろうという話を僕は前にここに書いた記憶があるので、「たまたま」それが原発に「命中」したりすると大変なことになるので、わが国を攻撃する場合には、別に核弾頭を装着する必要はないので、原発(とりわけ稼働中のそれ)めがけてドカンとやれば、阿鼻叫喚の地獄がそこに出現する。そんなふうに言いました。

 この「警告」によれば、ミサイルの迎撃はできないので、飛んできちゃったら、皆さんこうして身を守って下さいね、という話になっていて、「近くにミサイル落下!」の場合、「屋外にいる場合:口と鼻をハンカチで覆い、現場から直ちに離れ、密閉性の高い屋内または風上に避難する」、「屋内にいる場合:換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして屋内を密閉する」なんて「指示」は、サリンを念頭に置いたものかと思われます。

 専門家によれば、ミサイルにサリンをつけて飛ばしても効果は乏しいので、そんなことはしないだろうという話です。かつてオウムはロシア製軍用ヘリでサリンを「空中散布」する計画を立てていましたが、ああいうやり方の方が賢いわけです。

 何にしても、内閣官房のこれはほとんどマンガで、昔の日本軍の「竹槍演習」と似たようなレベルのものです(運悪く木造の住宅街なんかに飛んで来たら諦めなさいということになるのでしょう)。安倍内閣の「危機管理意識」がどの程度のものであるかをよく物語るもので、その素晴らしさには涙が出ます(説明は専門家に任せますが、こういうのが現実的で有用だと思う人がいたとしたら、そっちの方がよっぽど危険です)。空想と妄想に満ちた安倍晋三の頭の中を説明してくれているだけの話で、ネットで物笑いのタネになるのではありませんかね。官僚たちも「こんなの意味ないんだけどねえ…」とブツブツ言いながら、命じられるまま仕方なくこれを作ったのではないでしょうか。本気で役に立つと思っているとしたら、そちらの方がずっとコワいわけですが。

 何の役にも立たないこういう「警告」を出して自ら騒ぎ立てるのは何のためなのか? 他でもない安倍自身の保身のためです。この前も書きましたが、「今は“私人”である私の妻の数々の口利き疑惑や、私の『心の友』が理事長を務める加計学園の不正認可のことなんかあげつらっている時ではありません。不祥事続きの閣僚の任命責任なんてのも、どうでもよろしい。北朝鮮問題こそ『今そこにある危機』なのです! この大変な時に政権交代がどうのと、そんな呑気なこと言ってられる場合ですか!」というので、こういう「恐怖のプロパガンダ」に走るのです。

 ところが、その「対策」というのがこういうレベルで、アホかいなとしか言いようがないのは情けないところなので、観念右翼の頭の中というのは概してこういうものです。騒ぎ立てて恐怖を煽るだけで、何ら現実的で有効な対応は取れない。「波動」信者の昭恵夫人に「サリンを無害化する水」を作ってもらったり、「祈り」でミサイルが途中で爆発するようにしてもらった方がいいのではありませんか? 何、もうそうしているって? ご愁傷さま。

「夫唱婦随」とはまさに安倍首相夫妻のためにあるような言葉で、馬鹿の二重奏でこの「美しい国」は終わりを迎えようとしているのです。トランプの方がなんぼかマシかと思えてきた、今日この頃です。
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