もはや「退陣」しかない安倍政権

2017.04.05.13:21

「アッキーと共に去りぬ」と言うべきか、もはや取り繕いは不可能なレベルにまで達しているようです。今朝の東京新聞記事。

森友問題 職員あて手紙の内容が次々と実現 昭恵氏関与は?

 見事な一致を示すこのわかりやすい図解を見れば、アッキーの関与は一目瞭然で、「昭恵氏は自身のフェイスブックで『(携帯に)何度かメッセージをいただいた記憶はあるが、土地の契約に関して具体的な内容は全く聞いていない』と説明」したとありますが、嘘をついている、というか、首相の意向で嘘をつかざるを得なくなっていることは明白で、アッキー直属の職員が「勝手にやった」なんてことはありえないので、バレバレもいいところです(世論調査では昭恵夫人の国会証人喚問を望む声が過半数を超えている)。

 他にも「昭恵案件」はたくさんあるようなので、夫が権力を私物化して「お友達人事」を乱発してきた上に、妻がこれでは、情実政治・行政も極まれりで、「韓国以下」です。それが腐敗だという自覚は、この夫婦には全然ないようなので、早く退陣していただかないと大変なことになってしまう。僕はこの頃夢見が悪くて、それが戦争や空襲の夢なので、気になっているのですが、いつ果てるともなくこんなお粗末なドタバタを続けていたのでは、ナショナル・セキュリティ上もまずいということになってしまうでしょう。これを「野党がそんなことばかり追及するからだ!」と言うのは論理が逆立ちしているので、原因を作り出した方が悪いにきまっているのです。

 安倍政権下では過剰な「忖度」によって省庁の劣化も加速化しているようです。森友事件の陰に隠れてそれほど注目されなかったが、けっこうな騒ぎになった文科省の小学校道徳教科書検定の「パン屋では『国や郷土を愛する態度』にそぐわない」ので、それを「和菓子屋」に変えたらあっさりパスした、というマンガみたいな話もその一つです。それなら登場人物たちに、パンツではなくサルマタをはかせ、ズボンやスカートでは「西洋かぶれ」なので、はかまとモンペでもはかせればいいでしょう(詳しくは次の毎日新聞の記事)。

道徳教科書検定:「パン屋」怒り収まらず

 何よりその次元の低さに驚くので、この件を「誤解だ」として必死に擁護している安倍御用新聞サンケイの記事(URLをつけるのも疎ましいので、全文を読みたい方は「『パン屋』がなぜ『和菓子屋』に? 小学道徳教科書広まる誤解」で検索して下さい)では、

 教科書課の担当者は「『パン屋』が悪いわけではない。『和菓子屋』がベストかどうかを見ているのでもなく、必要な要素を満たしたので審議会で許容された。例えば、『パン屋』の記述を残しながら、あんパンが日本で定着した経緯を書き加えるのも、許容されるのではないか」と話す。

 とあって、「あんパン」なら「必要な要素を満たした」と判断されるというのは笑えます。要するに、どうでもいい些事に拘泥しているという点では同じなので、「日本的なもの」がどうしても出てこないとまずいということなのです。この記事にはもう一つ、気になるところがあって、

 学習指導要領は、道徳の学習内容を(1)自分自身(2)人との関わり(3)生命や自然、崇高なものとの関わり(4)集団や社会との関わり-に分類。それぞれについて、「友情・信頼」などのキーワードと、教えるべき価値を「内容項目」として示している。

 とあるのですが、この(3)の「生命や自然、崇高なものとの関わり」というところには、日本会議的な天皇崇拝や国家神道的要素が含まれることが望ましい、ということなのでしょう。そうした次元のことは個人の内面に委ねられるべきことであって、学校で強要するというのでは、森友学園と同じです。安倍政権下で進む学校の道徳教育なるものがどれほど危険なものであるか、僕らは忘れてはならないでしょう。安倍夫妻がそういうのを「素晴らしい」と思うのは、個人レベルでは自由ですが、権力をもってそうしたことを強制したり、後押ししたりすることは許されない。森友学園問題の、これはもう一つのポイントです。

 親子2代にわたる谷口雅春信奉者の稲田朋美防衛相は「教育勅語のどこがいけないのか!」と文科省の役人に迫ったことを自慢していましたが、そんなもの、ふつうは迫られる方がびっくりする。ところが安倍政権は、他にも下村博文(塾業界の恥さらし)だの、高市早苗だの、どうしようもないネトウヨ腰巾着(その頭の悪さは半端ではない)を重用し続け、低次元の「忖度」政治を行き渡らせることに熱中してきたのです。それで、役人たちもビクついて、まともな役人が出世から外れたり、疎外されたりするという異常な状況をつくり出してきた。真に有害な亡国政権です。

 ここに来て連立を組む公明党との関係もぎくしゃくしてきたという話ですが、「権力の蜜」に魅せられてこういうアホな政権との縁切りもできないようでは、公明党も終わっていると言わねばならないでしょう。母体の創価学会からの突き上げも相当あるはずなので、別れるなら今が潮時です。

 ほんとに日本の政治レベルは下がっている。最大野党の民主党改め民進党がもっとしっかりしていてくれれば、と思わざるを得ませんが、今からでもいいから綱領をしっかり練り直して、合理性と実現性のあるそれを作り、連合なんてわけのわからない団体の顔色伺い(そのせいで明確な「脱原発」も打ち出せないのだという)はやめて、直接国民にアピールして、「これでもう一度政権を取り直して、今度はきっちりやる」という気概を示すべきでしょう。

 単細胞の安倍ネトウヨ政権では、所詮観念右翼で、したたかな交渉術なんかはもっていないから、今の朝鮮半島情勢にも、中国・ロシアの動きにも対応しきれませんよ。あれこれ低次元のドタバタはあっても、そちらではマシだろうと期待する人がいるから、まだ支持率が5割程度あるのでしょうが、それは欲目というもので、拉致問題なんかでも、安倍政権は北朝鮮にコケにされっぱなしなのです。あれはどうなったか、これはどうかと、これまでの安倍政権の対応を一つずつチェックしてごらんなさい。アベノミクスはご覧のとおりだし、満足な成果が得られたものはほとんどないはずです。

 童話の「裸の王様」を地で行くもので、国民もその迷夢から覚めつつある。いい加減にこの幼稚な亡国政権に見切りをつけましょう。結局、安倍晋三は自分に見合った妻をもったのだから、文句が言える筋合いではないわけで、引退後は二人で(犬も一緒に)仲睦まじくお暮しください。そうすれば昭恵夫人も、これまでのようにチヤホヤはしてもらえないが、好きな酒も存分に飲めて羽目も外せ、ハッピーでしょう(前回、「反省」したら、と書きましたか、たぶんそれはしないでしょう。スピリチュアル教祖に言われれば、ヘンテコな「反省」はするかもしれませんが)。
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