これは韓国の話か?~森友学園国有地破格譲渡の件

2017.02.24.01:42

・森友学園と安倍首相の深い因縁 名誉校長・昭恵夫人が認めた「晋三記念小学校」(J‐CASTニュース)

  評価額が9億5600万円の国有地が1億3400万円で大阪府の学校法人「森友学園」に売却されていた問題で、この学校法人と安倍晋三首相夫妻との親密な関係に改めて注目が集まっている。昭恵夫人は、この学校法人が2017年4月に開校を目指す小学校の「名誉校長」の肩書きを持ち、「安倍晋三記念小学校」と印刷された振込用紙で寄付集めが行われていた。
 安倍首相は、小学校に自らの名前を冠することは「お断りをしている」と国会で答弁していた。だが、昭恵夫人は過去の講演で、冠は「総理大臣を辞めてから」ならば構わないともとれる発言をしていたことがテレビ東京の報道で明らかになった。安倍首相は小学校の認可や国有地売却との関連も否定しており、昭恵夫人も含めて関与が明らかになった場合は「総理大臣も国会議員も辞める」と明言している。昭恵夫人の講演での発言をきっかけに、認可や土地の売却問題との関連についても、答弁の信ぴょう性が問われることになった。


 この馬鹿げた話、ほんとならまるっきり韓国ですよ。朴槿恵大統領が「お友達」の崔おばはんの財団に便宜を図ったのと変わりはない。但し、滑稽なのは、やることは韓国と同じだが、「森友学園は最近、大阪市内の幼稚園で、韓国人と中国人を誹謗するプリントを配布したとして、メディアで大きく報じられてい」るといういわくつきの“極右学園”であるということです。「嫌いな韓国」の真似も、そういうところはするわけですね。

 この学校、幼稚園児に「教育勅語」を暗唱させ、去年の11月30日には、「教育勅語と論語を朗読する幼稚園児たちの写真」が撮られたが、その「児童たちの前には、天皇皇后両陛下、孔子の掛け軸、日本国旗が飾られてい」た(以上、Talkoより)とのことで、安倍をはじめとする「日本会議」麾下の自民党政治家先生たちには、「理想の学園」だから、国有地の払い下げも、「政治がこのような素晴らしい学校を支援するのは当然ではないか!」ということで、破格の価格で行われた(殿の意を汲んで下が気を利かせた?)のでしょう。

 いや、そんなことはないって? 先のTalkoの記事には続けてこうあります。

 大阪国際空港に隣接する問題の売買地は、国土交通省大阪航空局が所有していました。
 森友学園と財務省との間で交渉が始まりましたが、資金面で折り合わず、交渉は中断。
 学園側の資金不足のために、2015年5月、両当事者は10年間の定期賃借契約を締結しました。これは学校建設プロジェクトでは珍しいことです。
 続いて森友学園は校舎の建設に着手しましたが、表層部に、鉛やヒ素を含む廃棄物が発見されました。
 その後、国は学園へ、汚染除去作業費として1億3100万円を支払いました。
 そして2016年3月、森友学園による基礎工事中、表層部以外にさらに大量の廃棄物が見つかりました。
 しかし学園側は最終的に土地を購入する意向を表明し、汚染除去作業費とほぼ同額の、1億3400万円で購入する契約を結びました。


 そうすると、国が学園に先に「1億3100万円を支払」っていたのだから、それを「1億3400万円で購入する契約を結」んだなんて、要は300万しか費用はかかっていないということじゃありませんか? 「評価額が9億5600万円の国有地」がたったの300万で買えた?「韓国よりひどい!」とふつうの日本人なら思うのではありませんか?

 学園側は「除去作業」をしたと言っているそうですが、それが先に国側が出した費用を大幅に上回っているとは思えないので、どのみち「エグすぎる」話なわけです。呆れたことに、政府側では、その除去作業については関知していないという。売ったものだから、どうしようと購入者の自由だと言いたいのでしょうが、初めからどうも話がおかしいのです。

 さらに素晴らしいのは、ネトウヨのアイドルこと、メガネっ娘の稲田朋美防衛相が、「(同学園の理事長)籠池氏に対し『長年にわたり自衛隊の部隊との交流等を通じて防衛基盤の育成と自衛隊員の士気高揚に貢献された』として昨年10月、防衛相感謝状を贈っ」ていたことが判明したことです(朝日の記事)。その記事にはこうあります。

 民進党の辻元清美氏は同学園が運営する大阪市内の幼稚園で、在日韓国人らに対する差別的な表現を記した文書を保護者に配布したことを取り上げ、感謝状贈呈の再考を要求。稲田氏は「事実関係を踏まえ、取り消すことも含めて適切に対応してまいる」と応じた。
 辻元氏はさらに、稲田氏が2006年10月の月刊誌で、この幼稚園が教育勅語を素読させていることに文部科学省が「適当ではない」とコメントしたことを取り上げ、「文科省の方に『教育勅語のどこがいけないのか』と聞きました」と擁護していたと指摘した。稲田氏は「教育勅語の中の親孝行とかは良い面だ。文科省が言う、丸覚えさせることに問題があるということはどうなのかと思う。どういう教育をするかは教育機関の自由だ」と答えた。


「対応してまいる」だなんて、“萌え”ません? 彼女は戦火が日常化している南スーダンの自衛隊PKOでも、「一般的な用語では戦闘だが、法的な意味では戦闘ではなく武力衝突」「憲法9条上の問題になるので『戦闘』ではなく『武力衝突』という言葉を使っている」という珍答弁を展開し、「一体それは何なんだ?」と質問した野党議員だけでなく、後で話を聞いた国民皆を呆れさせてくれました。弁護士としても彼女の能力には疑問符がつくそうですが、むべなるかなで、仮に近い将来、日本が戦争に突入したとして、そのとき彼女がまだ防衛大臣なら、「皆さん、これは戦争ではありませんよ。憲法9条があるから皆さんが今見ているのは『戦闘』ではなくて、俗に『武力衝突』と呼ばれるものなのです。断じて『戦闘』ではありません。何となれば、わが国には憲法があるからして、法的には『戦闘』のはずがないのです。私は司法試験に受かってますから、これはたしかなことです。そこらへんの重要な区別がよくわからないという人は、私はこれからすぐ防空壕に避難しますので、後で聞きに来てください」というふうに、親切に教えて下さるでしょう。タメになる教育勅語を一緒に朗読し、谷口雅春大先生の『生命の実相』を読めば、それを理解する「心の準備」が整うので、いっそうよいかも知れません。

 にしても、もう少しまともな時代なら、これは十分政権崩壊の引き金になりかねないスキャンダルです(昭恵夫人も、もう少しマシな人間なのかと、僕は思っていました)。今の日本だから無事ですんでしまうのでしょうが、それをもって「韓国よりはマシ」と言うべきなのかどうか、僕は大いに迷います。

 ちなみに、森友学園については次のような記事がネットに出ています。

渦中の「森友学園」運営の「塚本幼稚園」。保護者が語る衝撃の実態――『日本会議の研究』著者・菅野完氏緊急リポート

 非常に興味深い記事だったので、ここで紹介されている菅野氏のリポートを、僕は『週刊 SPA!』を買って読むでしょう。延岡の本屋に置いてあるかどうかわかりませんが。

【追記】案の定、この週刊誌を僕は見つけ損ねましたが、HARBOR BUSINESS Onlineにそれが転載されていて、読むことができました。驚くべき実態です。未見の人はぜひご一読ください(3.2)。

【森友学園問題】塚本幼稚園、保護者が語った呆れた実態
スポンサーサイト
プロフィール

大野龍一

Author:大野龍一

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR