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心理戦としての入試

2011.01.10.10:14

 今度の土・日がセンター試験で、今年もいよいよ入試戦争の幕が開きます。紙切れ一枚、ときには一点差で合否が分かれるというのは酷というか、いい加減な話ですが、推薦入試となるとなおさら基準は曖昧なので、それと較べればこちらの方がまだしも潔くていいかも知れません。
 センター試験の英語の問題は、僕は毎年インターネットにアップされた段階で時間を計ってパソコンの画面で全部解きますが、二次の長文と較べて、出題される英文そのものに眠たい内容のものが多いし、「こんなものでほんとの英語力なんかわかるかい…」といつもブツクサ言いながら解いているのです。発音・アクセントでたいてい必ずどれかミスるし、ときには文法問題でも落とすこともあるので、190点を切ることはないにせよ、満点はまだ取ったことがありません。前に生徒が196点で、負けてしまったことがありました。会場で受けていれば、ミスがさらに増えて180~170台もありうるでしょう(ちなみに、僕は自分が受験生のときから記述式の方が好きで、客観式のテストと点数が変わらず、記述の方がいいくらいでした。にもかかわらず、記述の少ない私立志望というのは不都合な話でしたが)。
 去年のセンター英語は僕の見るところ、近年で最悪だったので(文法問題に?というのが目立ったし、あの“新登場”の大問五なんて、人をナメとんのか、という感じの低級パズルみたいな問題です)、今年はもう少しまともな問題になってくれるよう期待していますが、とにかくこれをまずクリアしなければならないのです。しかも、原則五教科七科目で、難関大の場合は二次の比重が高いので(センターみたいな試験ではほんとの学力はわからないので、それ自体は正しい対応ですが)、そちらの勉強も別にしておかねばならない。下らない制度を作るから受験生の負担はかえって増えてしまっているわけですが、これが現実なので、とにかくそうしなければならないのです。
 試験にはフィジカル、メンタル両方影響します。疲れをためた状態で試験に突入すると、頭の働きが鈍って実力に見合わない得点になってしまうことがあるし、焦ったり雰囲気に呑まれたりすると、時間をうまく使えなくなって、大失敗することがあります。落ち着いていれば、10分はずいぶん使いでがあるが、あわてるとあっという間に過ぎてしまうからです。とにかくやれるだけのことをするまでだと、開き直って、自分を信頼し、落ち着いて臨むことです。塾の生徒に言うような細かいことはここには書きませんが、わからない問題は落としてもいいが、解ける問題はきっちりモノにする、という心がけで行くのが一番いいでしょう。これは、おかしなスケベ根性はもたず、「自分の実力だけ出せればそれでいい」と割り切ることです。マグレも期待しない代わりに、おかしな結果の心配もしない。その場その場で目の前のことに集中する、というのは何にでもあてはまる成功の秘訣みたいなものですが、試験も同じです。どんな問題が出るか、試験には運がつきものですが、自分に都合のいい問題が出てくれますようにと祈っても意味はないので、とにかくできることを全力でするだけだと、腹をくくることができれば、それが実力発揮の一番いいコンディションになるでしょう。
 学科のペーパーテストで人格がわかるわけでも、創造的な才能のよしあしがわかるわけでもないのはわかりきったことなので、緊張しすぎる人は「たかが試験なのだ」と呑んでかかることができれば、それもプラスに働くでしょう。

 受験生たちは各自、そういうことを念頭に置いて頑張ってください。尚、試験前夜に眠りが浅くなったりするのはふつうなので、疲れを蓄積させてさえいなければ、そういうことはほとんど影響しません。あと数日、うまく心身のコンディションを整えていって下さい。センターはとくに、パッパッと要領よくやることが必要なので、機敏性を高めておくのは大事なことです。そうすれば、頭もよく働いてくれるでしょう。
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