こんなものが「選挙」と呼べるか!

2014.12.04.12:31

 新聞、通信社などの情勢調査によれば、自民は単独で300議席を超える勢いで、公示前の議席を上回る「圧勝」が確実視されているとのこと。

 それもそのはず、僕が今住んでいる延岡市は宮崎2区なのですが、候補者を見ると、自民と共産の二人だけで、選挙をやる前から結果は明白で、自民(世襲の2代目)の圧勝なのです。今回、民主党は多くの選挙区で候補者擁立を見送ったようで、試みに故郷の和歌山3区を見てみても、構図は全く同じです。

 同じようなところが他にもたくさんある。こういう選挙区では、有権者はアホらしいので確実に投票率は下がるでしょう。投票に行こうが行くまいが、結果は同じだからです。

 延岡は地方には珍しく政治的には割とリベラル色が強いところなので、野党は候補者個人に魅力のある人を出せば勝つのは夢ではありません。前回、前々回と、民主は同じ候補を立てたのですが、政権交代が起きた前々回は比例で復活当選しました。しかし、この候補、悪いが全く個人的な魅力がなかった。僕は共産よりはまだ勝てる見込みがあるということで投票した(同じような人が多かったことでしょう)ものの、自民の2代目の方が個人的な魅力(一般受けしそうな、という意味ですが)では上だったので、もう少しメリハリの利いたいい候補を民主は何で立てないのだろうと残念に思ったものです。前回選挙の時なんか、ホームページも利益誘導型政治家のそれみたいで、何を勘違いしているのだろうと、腹立たしく思ったものです。

 話を戻して、こういう選挙そのものが無意味に等しい選挙区の「反自民」有権者は、投票意欲が著しくそがれるので、投票に行かなくなり、そうすると比例区での野党票も減るから、自公にとっては願ったりかなったりでしょう。僕は一応「反対の意思を表明するために」投票には行くつもりですが、空しいことこの上ありません。

 選挙の結果、党首が交代するのは自民ではなくて、民主の方で、“泣きの海江田”では何度選挙をやっても勝てないと僕も思いますが、「お家騒動」が勃発して、そのドタバタを見て国民はいっそう嫌気がさす、という展開になるのでしょう。

 一強多弱の中で、かろうじて共産党だけがある程度伸びるのではないかと言われていますが、選挙区の候補者など見ると、年功序列で決めているみたいな“高齢者”が目立ち、清新さもヘチマもないので、初めから勝つ気がないとしか思えない。それで「自民との対決姿勢をアピール」したというのは、「参加することに意義がある」のオリンピックではあるまいし、ジョークとしても笑えません(僕は共産党の情報発信活動は大いに評価しているのですが)。

 それで僕の結論は、「日本は行き着くところまで行き着くしかないだろう」というものです。黒田日銀の「異次元」オペレーションが破綻をきたし、アベノミクスが庶民泣かせのアホノミクスでしかなかったことが誰の目にも明らかになり、集団的自衛権が安倍の説明とは全く違う方向に行使され、これだけ反対の根強い原発再稼働が経済的にも全く引き合わないことが証明され(それはすでに証明されているのですが)、秘密保護法が情報アクセス規制や盗聴、思想統制に悪用され…というようなことが重なって初めて、国民は「騙された!」と言うのでしょう。

 そのときはもう遅いが、何度でも「騙された!」と言うのがわれらが日本人で、今の日本政治のこういう展開は、次は共和党政権になるであろうアメリカにとっても望ましい。沖縄の米軍基地問題も、例のTPP交渉も、アメリカのエスタブリッシュメントに都合がいいように進み、誰が真の売国奴であったかが明白になるまで、日本人は何が起きているかを理解しないのでしょう。

 結構毛だらけ、猫灰だらけ。ピントの外れた「批判」にのみ終始して、ロクに論戦もままならない野党のだらしなさも目を覆うばかりで、喧嘩の仕方も知らずに政治家が務まるとは、全くいい時代です。この選挙も、議員歳費も、全部税金の無駄づかいではないのか。いっそ中国みたいに一党独裁制にしたらどうでしょうかね。そしたら偽りの「民主主義」の看板も剥がれ落ちて、紛らわしくなくなっていいと思うのですが…。
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