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祝・ジョコビッチ優勝!

2014.07.07(04:52) 268

 ウィンブルドンが終わり、男子はロジャー・フェデラー(スイス)との3時間56分に及ぶ死闘を制し、セルビアの理髪師ならぬ剣士の、ノバク・ジョコビッチが優勝しました。去年は地元イギリスのマレーとの決勝戦で、完全なアウェイ状態の中、敗れてしまったので、今回の勝利にはファンの喜びも一入(ひとしお)でしょう。

 今年もフェデラーのファンの方が会場は多かったようで、それに影響されてか日本人解説者のコメントも幾分フェデラー寄りで、「それでも公平なつもりか?」と僕は何となく不機嫌でしたが、後半で軌道修正したらしかったのはよかった。

 それにしても、フェデラーというのは半端でなく強い。これはふつうなら、3-1ですんなりジョコビッチが勝っていてもよい試合でした。それをフェデラーは、あと一ゲームで負けという崖っぷちで踏みとどまり、そのままゲームを連取して逆転してしまった。「そんなのありかよ?」と言いたくなるような驚くべき精神力です。それでファイナルセットまでもつれ込み、そこもフェデラー優勢で進み始めていたので、これはやられてしまいそうだなと半分諦めかけていたら、互いにキープが続いた5-4の段階で、相手のサービスゲームでブレイクのチャンスをつかむと、一気にそれをブレイクして優勝決定! こちらも精神的にタフで、すごい集中力です。夜中なので叫べないが、僕はジョコビッチと共に何度もガッツポーズをとってしまいました。

 ジョコビッチはフィアンセが妊娠していて、今年赤ちゃんが生まれるそうです。フェデラーは双子だという小さな娘さんがお揃いの服で応援に来ていて、たいそう可愛らしかった。その下に男の子も生まれたが、そちらも双子だそうで、W双子なんてあるのかなと不思議でしたが、微笑ましい話です。

 女子の決勝の方は、クビトバの一方的な試合運びで、二十歳のブシャールの方は、プロ野球のエースピッチャーと初めて対戦した草野球の四番みたいな感じで、勝負になっていませんでしたが、この男子の方は、これ以上の決勝戦があるかというほどの緊迫した、内容のあるものになりました。名人同士が対決するとこうなるという見本みたいな、先の予測がつかない競った試合で、どちらが勝っても不思議ではなかった。

 テニスなどは、個人プレイだということもあって、国籍おかまいなしの選手個人に対する国境を越えたファンが多いようで、そのあたりが僕には好ましく感じられます。

 それでも、錦織あたりが優勝候補になるとまた、「さあ、皆さん、ニッポンの錦織を国を挙げて応援しましょう! 全力応援です。しないと、あなたは非国民です!」みたいな例の押しつけがましさ全開の、集団的な空気(メディアがしなくてもいいのにそれを煽る)が醸成されてしまうのでしょうか。日本のスポーツ選手の不幸は、つねに日の丸を背負って戦わされているようなよけいなプレッシャーがかかってしまうことだと思うのですが、どこの国の人も自国の選手が出れば応援するのは人情として、東アジア的集団的メンタリティというのか、ああいう妙なべっとりした押しつけがましさはそうそう多くあるものではないだろうと思います。僕のようないくらかつむじ曲がりの個人主義者には、ああいうのは愛国心の強要と同じで不快なのですが、それを不快に思わないでその雰囲気に進んで一体化しようとする人たちも気持ち悪いので、何とかならないものかとよく思います。

 外国の選手を応援するときなどは、周りにそういうヘンな雰囲気がないので、心おきなく、好きなように応援でき、気分がいいのです。ボーダレスの時代なのだから、選手個人を見て、国籍おかまいなしにファンになるということが増えてくれば、その間接効果として、おかしなナショナリズムの害毒も薄らいでくるのではないと思うのですが、どうなのでしょう。

 書きかけの政治関係の記事は次回に回すとして、ジョコビッチ優勝への喜びの声を表明させていただきました。(シャラポワの声を真似て)カモーン!
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祝子川通信 Hourigawa Tsushin


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