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北朝鮮という問題

2013.12.13(14:50) 243

 前にここにも、「北朝鮮――この世の地獄」と題して書いたことがありますが、全くもって無茶苦茶なそれは、いよいよ異常の度を増すばかりのようです。以下は読売新聞電子版12月13日12時57分の記事です。

【ソウル=豊浦潤一】北朝鮮が張成沢(チャンソンテク)氏を処刑したことは、発足から2年足らずの金正恩(キムジョンウン)政権内部で軍と張氏勢力との激しい権力闘争が繰り広げられていることをうかがわせる。
 これまで金王朝一族が処刑されたことは確認されておらず、「聖域」が侵されたことは金王朝の権威が損なわれたとも言える。金正恩(キムジョンウン)第1書記(30)の威信もむしばまれ、体制への「重し」として機能しなくなることも考えられる。
 ある韓国政府関係者は、「正恩氏は『お飾り』に過ぎない。内実は、軍部強硬派が好きなように操る全く別の国になるかもしれない」と本紙に語った。
 正恩氏の叔母で張氏の妻、金敬姫(キムギョンヒ)党書記(67)は病弱説が流れ、この3か月間、動静報道が途絶えていることも不安定材料だ。敬姫氏は、正恩氏の父で自身の実兄にあたる金正日(キムジョンイル)総書記が残した「遺訓」を解釈する権限を持ち、政策論争を収拾する役割を果たすとみられてきた。(引用ここまで)

 張氏「失脚」報道と、側近二人が銃殺されたという話はすでにありましたが、№2(親族でもある)を軍事裁判にかけて、即見せしめの処刑とは、「いくら何でもそこまでするか?」という感じで、タイムマシンに乗って昔に遡らされたようです。
 記事にあるように、「軍部強硬派」が実権を完全掌握したということなら、由々しき事態ですが、それは「観測記事」にすぎないと思いたいところです。

 前々回、「役者が揃いすぎた」と書きましたが、日・中・韓・北朝鮮と、これでおかしな方向に向かわせるためのお膳立てはすべて整ったという印象で、“取扱い注意”印が同時にこんなにたくさんつくのは、戦後初めての事態と言っていいでしょう(アメリカの弱体化もそうした要素の一つに数えられるかも知れません)。

 これを機に、日中韓三国が北朝鮮発「不測の事態」防止に向けて緊密な連絡・協力体制がとれるようになるのが望ましいが、今の対立状態の中でそんなことができるのか? 実務者レベルでは指導者同士の対立ほどではないだろうと期待しますが、うまく舵取りができるのかどうかは大いに不安です。しかし、やってもらわねばなりません。

 それにしても、北朝鮮のあの異常な政治体制を“安楽死”させるうまい方法はないのか? 僕は何より北朝鮮国民が一番の被害者だと思うので、それを願わずにはいられません。
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祝子川通信 Hourigawa Tsushin


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