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さすがは東国原!

2013.12.11(15:06) 242

 僕はこれをクリスマス・ジョークで書くつもりでいたのですが、ご本人に先を越されてしまいました(むろん、ご本人はジョークではなくて真面目なようですが)。

【日本維新の会の東国原英夫衆院議員(比例近畿)が議員辞職し、知事選出馬を目指す意向を固めたことが10日、分かった。複数の維新幹部が明らかにした。東国原氏は10日夜、大阪市内で橋下徹共同代表(大阪市長)と会談した。橋下氏は慰留したが、東国原氏の意志は固く、最終的に橋下氏は議員辞職を了承した。
 平成27年1月に任期満了となる宮崎県知事選か、医療法人徳洲会グループ側からの5千万円受領問題で揺れている東京都の猪瀬直樹知事が辞職した場合に行われる都知事選に出馬したい考えという。
 東国原氏は宮崎県知事を経て、平成23年の都知事選に立候補し落選。昨年12月の衆院選で初当選した】(産経新聞)

 素晴らしいの一語に尽きます。しばらく前には彼お得意の「観測気球」を上げ、「宮崎県知事選に再出馬か?」なんて地方紙に書かせたりしていたのですが、今度は猪瀬知事辞職の可能性が高まり、いてもたってもいられず、こういうことになったのでしょう。徳洲会よ、ありがとう! 東京オリンピックのこともあるし、こんな目立てるチャンスはまたとないので、どうしてそれを見過ごすことができるでしょう。東京都民には甚だお気の毒ですが、首都東京は猪瀬氏にまさるとも劣らない“品格”の知事をもつことになるかも知れないのです(宮崎県はお断りします。東国原グッズで潤った一部の商業関係者以外、ロクな仕事もしないうちに任期途中で職を投げ出した彼に好感をもつ人はもういないでしょう)。

 「宮崎県をどげんかせんといかん」というフレーズはいっとき有名になりました。善良なる宮崎県民は「元はおちゃらけのお笑い芸人でも、これは本気なのだ」と信じた(かつては)ので、僕みたいな性格の悪い人間は、「あんなもの、口先だけですよ」と言って票を入れませんでしたが、それは少数派で、「圧倒的な支持」を得て当選したのでした。
 しかし、マシだったのは初めのうちだけで、その後聞えてくるのはうすみっともない「下半身話」の類ばかり、揚句は「地方自治体の首長では限界がある。国政に出ないと地方は変えられない」なんて言い出して、知事人気に目をつけて出馬要請してきた自民党に、「私を総裁にする気はあるか?」なんて、ジョークならまだしも、真面目に聞いていたというのだから、カン違い男の面目躍如というべきか、さすがはそのまんま東なのです。

 その後、「国政に」と言っていたのに都知事選に出馬して落選、今度は維新の会から近畿ブロックの比例代表で出て当選したのですが、それはお笑い芸人好きの関西ならではの話で、“実態”を知られている九州ブロックから出ていればそうはならなかったでしょう。

 彼が国会議員を辞めたくなったというのも、維新の会はひどい落ち目だし、要職にもつけてもらえない、だから「陽が当たらない」のにウンザリしただけなのです。尤もらしい屁理屈だけは一人前なので、「決意表明」のブログにはこんなことが書かれています。

【維新結党時から、維新の原点である理念、政策、方向性等が残念ながら変質・変容している感が否めません(少なくとも私の理念や政策、方針とは乖離して来ました)。(※例えば、この度の秘密保護法案等に関しても、今回は党のルールに従い、合同部会の多数決に従いましたが、個人的には「審議時間が足りない。継続・慎重審議をすべき。当初、維新が提案した修正案に妥協や歩み寄りをすべきではなかった」という考えです。そして、党のルールに従えなければ、党を辞めるべきであるとも考えております。今回は従いましたが、次回から従える自信がありません)】

 これ、仮に彼が出馬要請のあったとき、自民党から出馬していて、委員長ポストぐらいはあてがわれていたとすれば、言うことは全然違っていたでしょう。彼が「維新の原点」なるものを本気で気にかけていたと信じる人がいますか?

 冒頭にはこういう尤もらしい言葉もあります。

【本日、党に離党届を提出させて頂くこととなりました。尚、この届け出が受理されれば、私は比例選出でありますので、当然、議席はお返し(=議員辞職)したいと思っております】

 解説するまでもないでしょうが、これはみんなの党の江田前幹事長たちが党運営を批判して離党した際、渡辺代表が「比例当選議員は議席を返上すべきだ」と批判したのを意識して書かれたもので、「自分はちゃんとしている」と言いたいのです。
 しかし、みんなの党は、渡辺の私党ではないので、比例当選の議員であっても、「議席を返上」する必要などはありません。ああいう渡辺を支持して有権者は投票したわけではないだろうからです。
 東国原の場合には、都知事選(宮崎県知事選)に出るには、議員辞職するしかないので、エラそうな自己正当化だけよけいなのです。

 何にしても、彼はそのあたり「わかりやすい」というか、「口はタダ」なので、その都度尤もらしい屁理屈はあれこれこねて見せるが、かんたんにホンネを見透かされてしまう男なのです。「そのまんま東・お笑い政治劇場」だと思って見ていれば、腹も立たなくてすむ。

 猪瀬知事は、あれではたぶんもたないだろうし、彼が都知事選に出馬あそばす可能性は大です。当選の見込みがないと見れば、宮崎県知事選に変える(「県の衰退を見てやむにやまれぬ思いに駆られ…」などといった尤もらしい理屈をこじつけて)でしょうが、どちらにしても有権者は彼にナメられているので、どういう審判を下すか、高みの見物をさせてもらいましょう。

 ついでに言わせてもらうと、早稲田大学はAO入試だか社会人入試だか知らないが、ヒロスエだの東国原だの、何でこういう程度の低いのばかり入学させたのかと、それが不思議です。学力以外のことで審査するなら、もっとマシな基準を設けなさいよ。それでヘンサチをさらに下げて、“庶民の大学”の名によりふさわしくしたいのかも知れませんが…。
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祝子川通信 Hourigawa Tsushin


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