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ついに「極右」政権に…

2012.11.28(16:51) 180

 なりそうな雲行きです。「あれがターニング・ポイントだったか…」と五年後か十年後には多くの人が思うかもしれません。
 前々回の記事では、今度の選挙は棄権を決め込もうかと思っていると書きましたが、やっぱりきっちり投票だけはしてくることにします。
 僕の住んでいるところは宮崎二区ですが、実は当選者はすでに決まっています。自民党の若手世襲政治家がいて、それが組織票で圧勝するので、こちらの方は完全に死票です。前回は僕は民主党の候補者に入れたのですが、落選したものの、比例で復活当選を果たしました。惜敗率というやつにはいくらか貢献したわけで、だからまあよかったが、今回はその候補者に入れる気はないので、必然的に共産党の候補者に投票することになって、“清き死票”になるのは確実な情勢です(僕は野田民主党はまだ見限っていませんが、前回は自公を政権の座から引きずり下ろしたいから民主に入れただけで、その候補者個人には何ら魅力を感じていません。ゴメンね)。
 しかし、比例区は、自民・維新・公明以外の、九州ブロックで一人か二人は必ず当選者が出そうな党に入れる。せめてものプロテストですが、所詮ははかない抵抗でしかありません。こういうのは「だから言わんこっちゃない」と後から文句を言うためのアリバイ工作みたいなものかな、という気もするのですが。

 しかし、あー、情けない。安倍と石原、橋下の三人が握手をするところなど見たくもないが、下手すると、いや、下手しなくてもそれは大いにありうるわけです(自民がぶっちぎりの圧勝をすれば別ですが)。子供たちに一糸乱れぬ直立不動の姿勢で君が代を歌わせて、軍に昇格した自衛隊の前で晴れやかに訓示を垂れる「美しい国」の安倍総理。石原老人は傍らで、「習近平がナンボのもんや!」と鼻息荒く、橋下は、「核兵器なんてなくなりっこありませんからね。わが国も核兵器をもつべきだという石原さんの意見は結局現実的で正しいんですよ」なんてキンキン声で言い始めるのです(憲法改正も、そのセンで“結束”して行なわれる)。「官僚政治打破」とは、何のことはない、たんなる軍国主義化だったりして…。経済がヤバくなったときは、戦争のドサクサでチャラにするにかぎるのです。

 何、そんなのはおまえの妄想だって? 「妄想」であることを、僕は誰より願っているのですが、妄想で終わらなかったらどうなるかと、それを想像するとユーウツになるのです。このトシになって“反政府ゲリラ”に変身しなければならなくなるのでしょうか? 僕は若い頃、おまえみたいな血の気の多すぎる奴は平和な時代には不向きだと、よく人に言われました。その性格を苦心して直して、やっとのこと人格円満になりかけているのに、それではこれまでの苦労が水の泡ではありませんか?

 皆さん、真面目に考えて投票しましょうね。真の争点は経済や生活の問題ではない。別のところにそれは隠れているように思われるのです。

 これから受験シーズンで、商売柄それでなくとも気ぜわしくなるのに、今年の冬は頭痛の種が一つ増えた気分です。もうじき選挙カーの「お願い」の騒音が鳴り響くかと思うと、それもウンザリ。ここの選挙区なんか、やる前から勝敗が決しているのだから、なおさらのことです。

 にしても、民主主義って、何なんでしょうかね? これについてはチャーチルの有名な言葉がありました。「民主政治とはこれまで試されてきた他のあらゆる統治形態を除けば、最悪のものである(democracy is the worst form of government except all the others that have been tried)」と。うまいこと言ったもので、アテナイの衆愚政治を批判したプラトンの哲人政治も、そんな立派な哲人はいないから結局は腐敗した独裁に陥るだろうし、現代版貴族政治は今の中国共産党幹部の「集団指導」体制みたいなものでしょう。今の議会制民主主義はそういうのよりはマシかも知れないが、「最悪」であることは免れないので、問題は国民も政治家もその自覚に乏しいことにあるのかも知れません。「最悪」なのに政治家の「言ってみるだけ」の甘言に虫のよすぎる安易な期待を寄せたり(国民が)、「最悪」だからよくよく注意して事に当たらねばならないのに票が集まればたちまちいい気になったりする(政治家が)から、「最悪」が「最悪以下」になってしまうのでしょう。そういうことが続くうちに、国民も「最悪」の選択ばかりを迫られる結果になるので、せめて「最悪の中の最善」がえらべるような候補者の顔ぶれになってほしいと願うのは、僕だけではないでしょう。
 昔、わが国の某法務大臣は、「この程度の国民ならこの程度の政治(家)」と言ってマスコミの袋叩きに遭いましたが、あれはどうやら正しかったので、その後一段と政治家の劣化が進んだのは、国民も政治家も「民主政治が最悪の統治形態である」ことを忘れた罰なのかも知れません。
 それを思い出さないかぎり、今後も政治の劣化は続くでしょう。ロクに人物の中味も吟味せず「強いリーダー」を求める風潮は、とくに危険に思われます。「実行力」以前に、何を「実行」しようとしているのか(隠したがる部分も含めて)をよく見極めねばならないので、フラストレーションが募ると見た目の小気味よさに騙されることがそれだけ多くなるので、要注意です。
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祝子川通信 Hourigawa Tsushin


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