偉大な愛国指導者・石原慎太郎氏を今こそ総理に!

2012.09.16.20:53

 「うーん。さすがだなあ…」
 そう呟いて、僕は感心することしきりです。混迷を極める今の政局の中で、石原慎太郎氏をおいて他に日本国総理にふさわしい人がいるものでしょうか? 立ち枯れニッポン…ではなかった「立ちあがれ日本」なんて、老人ばかりの零細政党の党首や、一地方自治体の首長などで終わるような器では、この人は本来ないのです。若かりし頃は『太陽の季節』という三流小説で芥川賞を受賞したこともありましたが、“文弱の輩”ではないからこそ浅薄な小説しか書けず、その後政界に転じたので、その王者然とした態度、総理だろうと誰だろうと自分の意に染まない相手は頭から嘲罵してはばからないその自由闊達さ、中国や韓国を「のぼせるな!」と一喝する男らしさ…どれを見ても惚れ惚れします。

 今回の尖閣問題にしても、事をこじらせるのに中心的役割を果たしたのは、やはり石原氏です。まず氏は、東京都が尖閣諸島を購入するとぶち上げて基金を募り、GDPで日本を抜いていい気になっているシナ(ここも“ブレない”氏の素晴らしいところですが、決して「中国」とは呼びません)を挑発して、反日デモを激化させました。そうして予算が足りなくて困っている折も折、20億5千万だかで国が地権者から島を買い取り、「国有化」するのを余儀なくさせたのです。これがさらに中国側を刺激したのですが、やむを得ない。そうしないと、東京都というか石原氏が、島に灯台を作ったり、あれこれ整備工事をするなどして、中国を逆上させ、反日愛国世論の手前もあって、かの国の政府がかつてないほと強硬な実力行使に出るのは避けられないと、政府と外務省をヒビらせたからです。それでは両国政府の「暗黙の了解」に基づき、せっかくこれまでわが国が“実効支配”したまま問題を棚上げしてきたのが水の泡、下手したら戦火を交えるところまで行きかねない…そう懸念されたのです。

 この点に関しては、偉大な石原氏は「例えば1滴でも2滴でも血を流してでも、あの島を私たちが守るんだという意思表示をすることですよ」とおっしゃっておられます(カッコ内は東京都・知事の部屋「石原知事定例記者会見録」よりの引用。以下同じ)。いくらか曖昧ながら、「血を流してでも」というのは「戦火も辞さず」という覚悟をもて、という意味だと解釈されますが、それと言うのも、「周恩来はちゃんと、尖閣問題も認めた。その後、小平が来て余計なこと言い出して、日本の外務省っていうのは腰が抜けてるから、将来の問題にしますと棚上げにされて喜んだ」というのがこれまでの経緯だったので、そういうフヌケぶりを脱却する必要があるからです。

 それがアメリカの協力を得る近道でもある。何となれば「(強欲な)中国は、尖閣という所有権の無いものを自分の領土だと言い出して、それを占領することで、それを前例にして、南太平洋のフィリピン、ベトナムの沖の、そういった島々での占領」を目論んでいるのであるからして、「これを日本が最初に守って、アメリカは協力しなかったら、アメリカは太平洋を失」うから、当然協力せざるを得ないというのです(すごい論理の飛躍だと驚く人に一言。こういうのも石原氏の非凡な頭脳の証しなのです)。

 つまり、イザとなったら、日米軍事同盟でもって中国を叩けばよい。「中国と戦争になったらどうしよう…」なんて、何もビクつく必要はないのです。やったらんかい!
 大体、中国のあの「反日デモ」とは何か?

【あ、そうね。これは今の中国の経済状況のひずみを見ると、本当に恐ろしいことが起こっていて、たとえば蟻族って呼ばれてる、大学卒業しても就職できない若い世代がたくさんいる。それから、地方から出てきて、都市建設で働いたけども仕事がなくなっちゃって、不動産ブームがはじけてしまった後、帰るに帰れない、帰っても職がない。だから地下で惨めな生活をしてる、もぐら族と言われている人たちがいる。あのデモを見てますと、この2つの種族の人たちが主力になっている印象が非常に強いですね。一々、人に会って聞いたわけじゃないけども。
 で、私は、中国の政府は、これは非常に気にしてる思いますよ、こういう人たちの扱い方を。それから中国に、これから、おそらく騒擾事件が起こるでしょう。私は、中国の政府は分裂していくと思うし、中国は4つぐらいの国になったほうが幸せなんです。
 でね、そういうきっかけになる騒擾事件、騒動というのはどこで起きるかといったら、これは農民には力がない。起こるとしたら大都市の中産階級と学生でしょうね。それをシナの、北京の政府は社会心理学的にちゃんと分析しているから、そういうエネルギーを逸らすために、反日デモという形で彼らを煽動しているかもしれないけども、それで決してこの問題は片付くものじゃないし、中国の内部のひずみはそれで是正されるものじゃないと私は思います。これからどういう政権が年末に誕生して、どういう姿勢を日本に対して取るか分からないけど、シナがやっていることは非常に滑稽ですな、私から見ると。はい。と思います。】

 要するに、それは愚かな中国の内部事情から起きているにすぎないのであって、本来尖閣問題なんかは関係ない(従って、石原氏のせいでも毛頭ない)わけです。政府がそんなふうに仕向けても、そういうことでは収まらないので、いずれ内部崩壊して国が「四つぐらい」に分裂する。勝手に崩壊すりゃあいいんだよ、あんなものは、ということなのです。何? 話を聞いてると、中国憎しの素人の床屋政談以下だって? この無礼者! 一体おまえはどこのアカ新聞の者だ? それともシナの回し者か? べらぼうめ、あんな滑稽なシナごときのことを誰が真面目に考えてられるかってんだ!

 別の日にはこうも述べておられます。

【やっぱり反日デモやってる連中の顔ぶれを見ると、ほとんど中産階級になりそこなった大学出て就職ができない学生、それから、地方から出てきて仕事にあぶれて、田舎にも帰れない元農民、これはアリ族と呼ばれる、あるいは農民のほうは地下に住んでるんで、ネズミ族かな、モグラ族か何か言われてるそうですけど、こういった人達が、非常に怒りを込めたエネルギーを発揮して反日デモをやってるけど、これは本当は、政府にとって非常に厄介な反発エネルギーで、下手をすると、汚職が重なってるし、いろんなスキャンダルが出てる共産党に対する反発になりかねない。ということで、これを逸らすために反日という形が行われているんでしょうが。
 いずれにしろ、とにかく、そういう背景の中でこの間、ウラジオストックで胡錦濤と野田総理が会った。あの写真を見たら残念だね。胡錦濤は胸を反らして睨み付けてるけど、野田は何で視線を伏せるんですかね、あいつの前で。僕ならにやにや笑って「あんた、興奮しなさんなよ、こんなことで」って言ってやるけどね、笑って。あの映像だけでも国民は本当に失望したと思うね、僕は。ということです。】

 どうです? どんなに力強いか、おわかりになるでしょう? 「僕ならにやにや笑って『あんた、興奮しなさんなよ、こんなことで』って言ってやるけどね、笑って」――さぞや、僕ら日本国民は溜飲が下がることでしょうね。コキントー、おめえ血圧上がるぞ、ワッハッハ、なんて、石原総理なら、中国元首に面と向かって余裕で言って下さるのですよ。

 それから、反日デモの参加者に対する言い方もすごいでしょう? アリとか、ネズミとか、モグラなのです。そいつらが不満を反日デモで発散するように仕向けられてるだけなんで、全く哀れな政府と国民だよな、ワッハッハ…。

 こういう調子で、石原慎太郎氏が総理になったら、中国相手に対応して下さるわけです。中国国内には、反日デモに批判的な声もありますが、立場を変えて、自分が中国国民になって、こういう発言を聞かされたら、どうなります? まず大方の人はぶち切れるでしょうね。中国には事実上政治運動の自由はないから、反日デモや暴動がていのいいガス抜きになっているというのは一面の真理で、地方役人の汚職やら、貧富の格差拡大やらが常態化、深刻化しているのも事実のようです。そういう不満が反日感情にすりかえられるのは筋違いだと、冷静に事態をながめている人がいるのは、わが国の愛国ナショナリズムに同種の問題を見て批判的な態度をとる人がいるのと同じです。それでも、同胞をアリだの、ネズミだの、モグラだのと侮蔑も露わな口調で言われて怒らない人がいるでしょうか? 僕だって日本人を外国人からそんなふうに言われたら怒りますよ。てめえ、ちょっとツラ貸せや、ということになってしまうでしょう。

 そうして日本に対する反感・憎悪がマックスに達して、中国政府もそれに押され、強硬な態度に出たとすると、石原総理はどのような対応をおとりになるのでしょう? こういうニュースもありました。

【東京都の石原慎太郎知事は14日の記者会見で、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国の海洋監視船が相次いで侵入したことについて「気が狂ってるんじゃないかと思う」と批判した。
 知事は「俺のものは俺のもの、おまえのものは俺のものとやられたら、世界中たまったものじゃない」と反発。「人の家に土足でずかずか踏み込んできたら、追っ払えばいい」と話した。】(同日のスポニチの記事より。他紙もほぼ同じ)

 こうした談話から察するに、氏はそのときもまず「おまえら気が狂ったんじゃないの?」と薄笑いを浮かべつつ余裕発言し、次いで「人の家に土足でずかずか踏み込んできたら、追っ払えばいい」と毅然として言い放って、自衛隊に緊急出動を命じ、「尖閣事変」とのちに呼ばれるであろう軍事衝突が起き、日中戦争に突入、という展開に相成るのです(その後すぐに憲法は改正して、自衛隊は正規の国軍に昇格、徴兵制も敷く)。相手が自国の領土だと信じていようがいまいが(かの国では学校でそう教えられているのですが)、それは“絶対に”わが国の領土なので、話し合いも落としどころもクソもなく、頭ごなし怒鳴りつけて、追い払えば足りるのです。起(た)て、日本男児よ! 何なら、このワタシが直接戦闘の指揮を執ってやってもよい。

 何という力強さでしょう! 氏は先の東北大震災の際も「日本人の堕落に対する天罰」という趣旨の発言をなさって物議をかもしましたが、平和でタガがゆるみすぎた日本人を締め直す、これはまたとない機会なのです。そのために天は「正義のための日中戦争」という奇貨を与え給うた――実際のところ、それは『妄言製造機』の異名をとる氏の一連の言動がもたらしたものですが――のです。ここらで一発、戦争でもやらかさないことには、“大和魂”が蘇ることはないのです。

 いかがですか? 石原総理(あのセンの細い、ジュニアの方ではなく)が実現すれば、このモヤモヤした社会の雰囲気は一掃され、再び力強いますらおぶりが復活するのです。恥ずべき草食男子たちを、たちまちのうちに「お国のために戦う戦士」へと変えて下さるのです。

 素晴らしいではありませんか(随喜の涙…)。思うに、こういうよどんだ時代の空気を吹き飛ばしてくれるのは、唯我独尊(諸種の発言からして、石原氏が自分は世界で一番頭がよく、一番エライと思っている――より正確に言えば、思いたがっている――ことには疑いの余地がありません)の独裁者です。この点、石原氏にはあのナベツネですら遠く及ばない。立ち枯れニッポンの党首だか代表だかにしているだけでは、その持ち味は十分発揮されません。都知事なんかも、自前の銀行を作ってポシャったり、オリンピック誘致に失敗したりと膨大な税金を無駄にする失点ばかり目立つのは、元々その程度の地位には収まりきらない人物だったからです。大きな器にはそれに見合った大きな地位を用意しなければなりません。狂気…ではなかった、危機の時代の日本国総理こそ、氏にはぴったりです。

 以上、長々と石原慎太郎氏の偉大さについて述べてきましたが、先には福島原発事故で原発という「人類の英知の所産」にアレルギー反応を起こしたわれわれ庶民を「センチメント(感傷)の愚」に陥ったものと喝破し、ご叱責下さったのも氏でした(それについてはこのブログにも書きました。こちら)。こういう稀有の人材を都知事なんかにとどめておいてよいものでしょうか? ここらへんで総理になって、その雄々(おお)しい独断・独善ぶりをいかんなく発揮していただき、めんどくさいから中国も韓国もいっぺんに相手にして痛い目に遭わせてやり、「見たか、おまえらごときにコケにされるこの日本ではないのだ!」というところをお示しいただくのです。何? アメリカは中立を決め込んで、何もしてくれないだろうって? 情けないことを言うな! 石原氏の深謀遠慮たるや測り知れないものがあって、逃げられないようにアメリカも巻き込んで参戦させるプランをちゃんとお持ちなのです。EUもあんなていたらくだし、中東は滅茶苦茶、ここは一発、第三次世界大戦にもって行って、全部ぶちこわしにしてから始めるしかないのよ。おまえらは、そこがわかっとらん。国を守る気概もなく、命が惜しいなんてたわけた人間ばかりになってしまったから、民族の栄光は失われたのであって、いつの時代でも少々の犠牲はつきものなのだ。もちろん、「頭脳」であるワシは戦場には出らんし、今度自民党総裁選に出る息子のノブテルは「後方指揮」にとどめるし、他の息子や孫たちも、全部「貴重な血統」を守る必要があるから、アブナイところには行かせないけどね。中国にアリやネズミやモグラがいるように、わが国にもそれに類した若者がどっさりいるから、連中を戦場に送ってやれば、社会のお荷物から「英霊」に昇格するので、生れてきた甲斐があったというものよ。

 てなわけで、水も漏らさぬ周到なプランをお持ちなのだろうと、僕は石原氏のあの自信に満ちた態度を見て思うのです。
 ぜひ石原総理の実現を! それでもって、中国や韓国に目にもの見せてやるのです。屈辱外交よ、さらば! これで再びわが国は世界から“尊敬”されるようになるのだ!(戦争で日中韓のみならず、世界が灰燼と化した暁には、“新世界創造”の功労者としてちゃんとボクの銅像を建ててね――石原談。)
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