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やはり2012年は…

2011.12.20.05:02

 もう日付が変わりましたが、仕事に出かける前、新しい記事をアップしておこうと思ってパソコンを開くと、北朝鮮の「偉大な将軍様」キム・ジョンイル(金正日)氏死去(享年69)のニュースで大騒ぎになっているのを知りました。よって、そちらはまた日を改めて。

 僕はこの方面の素人なので、別に書くほどのことはないのですが、北朝鮮の一般国民は今の東アジアで最も不幸な国民なのはたしかで、彼の死で冷酷非道な独裁と軍事支配(北朝鮮の政治収容所の全貌が明らかになるのはいつのことなのでしょう)、そして極貧(これまで一体どれだけの餓死者を出したのか?)から解放されて、自由とまともな生活を享受できるようになるのならめでたいが、事はそうかんたんではなく、世襲三代目の独裁者、三男ジョンウン(正恩)氏を「党と軍隊と人民の卓越した領導者」と仰がされて、若すぎるのと権力基盤が脆弱なのとで政情不安定になるのは必至と見られるので、「この先どうなるのだろう?」と多くの北朝鮮国民は厳しい冬を前に不安を募らせているのではないかと思います。

 テレビで国民が泣き叫ぶ姿を見ながら、あれはどこまでがほんとで、どこからが芝居なのか、外部の情報もかなり入っていると言われる今、洗脳がそこまで進んでいるとは思えないので、まるっきり嘘の涙だということもありうると、あれこれ考えてしまいました。

 ジョンウン氏については、情報がないから何者なのかよくわからないという。見た目にわかるのは、彼が父親から“メタボ体質”を強烈に受け継いでいるらしいことだけで、それでなおさらやせた北朝鮮人民とのコントラストが鮮やかになってしまうのですが、意外や彼は「解放・開明派」で、軍の比重低下を恐れる軍権力者との“暗闘”があるようだという記事を前に何かで読んだことがあります。それがほんとなら、軍によるクーデタもありうることになりますが、ジョンウン氏の方が勝って、軍をうまくコントロール下に置くことができれば、少しは前よりマシになって、北朝鮮国民にも周辺国にも歓迎されるようになるでしょう。しかし、話は全く違う(実は異常に権力的な軍事オタクだった?)ということもありうるわけで、今の段階で確実にわかるのは「不安定要因がまた一つ増えた」ということだけです。

 それにしても、世界経済が危険な綱渡りを強いられている最中に、何というタイミングの悪さでしょう。アメリカも日本も、EUもガタガタ。中国も内情は相当怪しくなっているようだし、ロシアのプーチンも民心離反で苦しくなるだろうとのこと。「革命はしたけれど…」の民主化で揺れる中東も先が思いやられる。そこに、「極東の問題児」北朝鮮の独裁者死去の突然のニュースです。

 来るときはいっぺんに押し寄せてくる。震災と原発事故の悪夢に見舞われた今年に続いて、来年がわが国にとっても多難な年になりそうなのは、どうやら間違いなさそうです。エトは何かと見ると、タツ(辰)年です。ドラゴン襲来か…。おまえも名前にそれが付いているではないかと言われそうですが、見てのとおり、僕の場合はたいへんお行儀のいい、無害なおとなしい竜です(ごくたまに、怒って火炎を吐くことはありますが)。しかし、来年のエトの竜は、果たしておとなしいそれでしょうか? 強烈な“暴れ竜”だったりして…。そこらへん疑わしく思われるので、ある程度覚悟しておいた方がいいかも知れません。台風が空気を浄化してくれるように、あれこれ事はあっても、それが新しい世界の幕開けにつながってくれるようならいいと思うのですが、世界中でフラストレーションが募る中、おかしなボタンのかけ違いから多くの人が狂気にとりつかれ、戦争のドミノゲームみたいになってしまうと、悔やんでも悔やみきれない結果になってしまうでしょう。こういう時代であればこそ、「事態を冷静に見極めたい」ものです。

(僕は今の北朝鮮を「最悪の国家の一つ」とみなしていますが、そこの国民は別で、むしろ被害者だと考えています。ジョンイル・ジョンウン父子にしても、山師のキムイルソン――彼が同名の別人の英雄伝説を“盗み”、それを箔づけにして権力につき、その後もスターリンばりの粛清を重ねて絶対権力を確立した姑息な男であるという話を、僕は学生時代本で読みました。ウィキペディアにもその記載があるので、「別人説」の項を参照のこと――の子や孫に生まれ、能力の如何を問わずその「王朝」を継がねばならない羽目になったのは、むしろ不運なことだったでしょう。そもそもああいう鬼っ子のような国ができてしまったのも、わが国による侵略、その後の米ソ冷戦が大きく影響しているわけで、過去の歴史の暗部を、あの国は今も示し続けているということになります)。
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