「安倍以外なら正直もう誰でもいい」という声の中、麻生氏再登場

2017.06.25.13:23

「もり・かけ」問題での「首相にあるまじき」低次元の公私混同ぶりと、それに対する見え見えの嘘の連発で、「もう安倍とあのアホ女房の顔だけは見たくない」という人が激増して「安倍三選」のシナリオも危機に瀕する中、麻生元総理などは逆に元気になっているようです。以下は、「豊田氏を『あれ女性です』」と題したロイターの記事。

 麻生太郎副総理兼財務相は24日、新潟県新発田市で開かれた自民党麻生派議員の会合で講演し、秘書への暴行問題で離党届を提出した豊田真由子衆院議員について「学歴だけ見たら一点の非もつけようのないほど立派だったけど。あれ女性ですよ女性」と述べた。
 豊田氏が議員になる前に勤めていた厚生労働省の関係者の話として「どこかで引き取ってくれないかと思ったら永田町で引き取ってもらったんですよと(言われた)」と語った。
  豊田氏を含め、不祥事が続出する自民党の衆院当選2回生に関し「全国に数多くおります。(2012年衆院選で)119人もの新人が通りましたから、こりゃいろいろいるんです」と指摘した。


 久方ぶりに“麻生節”が冴えわたったようで、とりわけ、豊田議員にからめ、厚労省関係者の話として、「どこかで引き取ってくれないかと思ったら永田町で引き取ってもらったんですよ」という箇所は秀逸ですが、これはたぶんほんとでしょう。そういうのを公開の場で平然とバラしてしまうところがいい。考えてみれば、安倍には、嘘ばかりつく一方、笑えるところがない。これは安倍が陰性の人間だからで、麻生氏はこれに対して陽です。首相在任中は「未曾有」を「みぞうゆう」と読んだといって「知性がない」と非難されましたが、それはありがちなことで、安倍の「でんでん」と較べれば間違いとしてもずっとレベルが高かったのです。他にも麻生氏は「マンガの『ゴルゴ13』で国際政治を学んでいる」と揶揄されて、その代わりアニメおたくの間では大人気だったのですが、これも安倍の並外れた外交音痴と較べればまだしも忍びやすい。何より、麻生氏には安倍みたいな、いつまでもしつこく言い訳するネチこさがないからいい。

 安倍晋三首相は24日、神戸市内のホテルで開かれた神戸「正論」懇話会で講演し、政府の国家戦略特区制度を活用した学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画をめぐる対応について「(学園理事長が)私の友人だから認めてくれ、という訳の分からない意向がまかり通る余地など全くない。プロセスに一点の曇りもない」と述べた。
 国家戦略特区に関しては「(愛媛県)今治市に限定する必要はない。速やかに全国展開を目指したい。意欲があれば獣医学部新設を認める」と語った。


 これは隠れもない御用新聞・産経の記事ですが、この期に及んでもまだこういうことを言ってるわけです。「速やかに全国展開を目指したい。意欲があれば獣医学部新設を認める」という話ですが、「加計のためではなかった」という言い訳のために、他にも獣医学部を作らせて、「ほらね」と胸を張りたいのです。馬鹿か、としか言いようがない。僕は高校生専門の英語塾の教師ですが、生徒に加計の獣医学部なんか、絶対受けさせませんよ。それは僕がこの不正な認可のプロセスに腹を立てているからではなくて、160人の獣医学科にしては多すぎる定員で、教員の確保もおぼつかないと言われているようなところに高い授業料を払って行っても、それに見合った教育を受けられるか、疑わしいからです。予備校みたいに国家試験対策を必死にやってその合格率だけは何とか他大並にしても、中身が信用できない。就職に際して、「何だ、あそこの獣医学科か…」ということで差別待遇を受けるおそれもあるのです。それは「身から出た錆」なので同情には値しませんが、学生と高い学費負担を強いられた親御さんたちは気の毒です。そのために巨額の支出を強いられた今治市も同様。今の政権が続くなら、安倍は御用メディアを使って「加計の獣医学部は素晴らしい」「この最先端の設備を見よ!」みたいなことをあちこちに書かせるでしょうが、そういうのに引っかけられてはなりません(どうせうまく行かなかったら、「私大の公立化」という奥の手を使って、地方交付税公金を使って復活させればいいという安易な考えなのでしょうが、そういうことで税金を無駄遣いされてはたまったものではありません)。

 こういうふうに、安倍みたいな奴に政権をもたせると、「ズブズブの関係」というやつがいたるところに生じて、「規制緩和」の大義名分の下、日本社会は韓国以上の情実政治の支配下に置かれることになる。コネと忖度と、「ハイル・アベ!(これはむろん、ハイル・ヒトラーをもじったものです)」が言えるかどうかが成功の分かれ目になるのです。それで「社会の活性化」もクソもないのは、いくらかでも常識のある人ならおわかりでしょう。

 こういう陰湿なのに較べると、麻生氏は引き立つのです。とりわけ絵になりそうなのは、「トランプ・麻生対談」の図で、麻生氏のファッションは海外のメディアでも「マフィアのドン風」というのでかねて有名ですが、トランプと一緒なら、ほとんどマフィアの秘密会談みたいになってしまうでしょう。「待ちねえ、トランプの。そいつはわがファミリーとしては呑めん話だな」「いや、ドン・アッソーノ、ここはどうしても折れてもらわないと、血の雨が降るのは避けらんことになる」なんて、緊張の火花が散り、安倍のような使い走りのヤンキーとは格が違うところを見せつけることになる。その後の記者会見でも、麻生氏はボルサリーノ・ハット(今の若い人はフランス映画『ボルサリーノ』を知らないでしょうが)に軽く手を触れながら、「トランプの保護主義は虫がよすぎる。あれは所詮は不動産屋上がりだから、国際政治というものが全然わかっとらんのだ」なんて無遠慮なことを平気で言ってのけるのです。かっけー。

 派閥拡大を目論んでいる麻生氏の狙いは、首相再登板ではなくて、キングメーカーとして君臨することだという説もありますが、「安倍以外ならもう誰でもいい」というのがあるから、このマフィア麻生でも、妙にじとーっとした感じの軍事おたく石破でも、穏健派のイケメン岸田でも、誰でもいいから早く変わってもらいたいと思う今日このごろです。安倍と同じ陰性の官房長官の菅や、出産・子育て中に産経を読んで洗脳され、右翼になったあの「ネトウヨのアイドル」稲田朋美なんかはさすがに勘弁してもらいたいと思いますが…。

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