FC2ブログ

本番はこれから

2013.01.22.03:11

 …です、受験生たち。もうとうに日付が変わってしまいましたが、月曜日に高3は学校で揃って自己採点ということだったので、塾でもいつもより早めの時間に、とりあえず三クラス13人の生徒に順次集まってもらいました。こちらの予想よりいい生徒と悪い生徒がいるのはいつものことですが、ならすと「こんなものかな」というところで、英語の平均点だけならプライバシーに差し障りなさそうなのでそれだけ書かせてもらうと、筆記の平均が156点、リスニング込みだと152点でした。今年はリスニングが易しかったと聞いているので、リスニングを含めると上がってよさそうなのに、逆に下がるのはどうしてか? ある生徒が延岡の子供らしく明るく答えて言うには、「(音声は)よく聞き取れましたが、できませんでした」という話で、そちらは全国平均とあまり変わらなかったようです。
 まだ残り、受験した生徒が8人いるので、メンバーの顔ぶれからして平均点はもう少し下がりそうですが、140点台はたぶんキープできるでしょう。

 延岡の高校では推薦合格組も半強制的に受験させられます。彼らはどうしても気が抜けて本来の実力が出ない結果になることがほとんどなので、平均点が下がるから受けなくていいよ、と僕はよく冗談半分言うのですが、今年は「9割取ってみせます」と豪語している生徒もいる(これまでの模試の成績からすればホラではない)ので、ジンクスを破ってくれるかどうか? しかし、そちらは正直、どうでもいいわけなので、かんじんなのは一般入試の生徒です。

 国立でも中堅以上の大学なら、たいていは二次の方が比重が高い。ということは、二次の問題がどの程度解けるかが合否の分かれ目なので、足切りに遭うようなセンターの点数ならともかく、そうでなけば予想より悪かったと悲観する必要もないし、逆に予想よりよかったからと安心するわけにもいかないのです。

 「勝負はこれから」なので、気持ちをリセットして取り掛からねばならないということです。国立には希望が持てないほどセンターをひどくしくじったという人も、私立受験の選択肢がある人はそちらを頑張ればいい。実際、センターの失敗で発奮して、そちらでは「おお!」という戦績を残した受験生も結構いるので、センター失敗組も勝負から降りるのは早すぎるのです。

 塾としても、勝負はこれからです。国立のみ受験で、二次に英語がない人は「これにてお引取り」いただくことになるのですが、英語が含まれている場合には、あと一月、途中私立入試は入るとしても、頑張っていただく。本当のところ、仮に入試がセンターだけなら、少なくとも英語に関しては、塾の出る幕はありません。全く無視もできないので、それなりに対策はやって、今年の文法問題などは大方似たようなのを塾でも学習済みだったはずですが、それは自習でも足りるレベルのものです。塾でやったもののうち、難しいのは出ていないのですから(だから、ちと張り合いがない。中堅以上の私大受験生にはそちらが役立つはずですが)。
 主戦場は二次で、大方の授業はそちらに照準を合わせてきたつもりなので、そちらで成果を出してもらわないと、塾としてのレゾン・デートル(raison d'etre 存在理由:元がフランス語ですが、英文に含まれていることも珍しくないので、二次受験生は憶えておいて損はない言葉です)は失われてしまうわけです。

 これを読んでいる人で英語の塾に行っていない人は、受験する大学の過去問を二、三年分は解いて、同レベルの問題を出す大学や、出題形式のよく似た大学の過去問を予行演習としてやっておくといいでしょう。とくに英作文は要注意で、それも今は日本語を英訳させる従来型のものから、あるテーマについての賛否を問い、理由付けと共に英文で意見を書かせるものなど、大学によって特徴があるから、本番で初めてやりますでは、満足な答案はまず書けないでしょう。下線部訳でも、出題英文の日本語での要約でも、とにかく記述というやつは、用意された選択肢をえらぶだけのセンターみたいな形式のものとは違って、ごまかしがきかないし、本人たちが思っている以上に大きな差がつくものです。英作文はその最たるものなので、きちんと練習しておきなさいということです。

 二次の比重が大きい人はとくに、予備校のセンターリサーチの結果がAでもDでもあまり関係がないと心得て、個別の大学の傾向に沿った対策をきちんと取ることです。難関大を受ける生徒たちは、一時センター対策で中断したものの、それ以前から二次への対策はすでに行なってきたと思いますが、志望大学を変更する場合には、受験科目だけでなく、その科目の問題レベルも調べて決めた方が賢明です。要は「そこの問題がどの程度解けるか」なのですから。

 もう一息、受験生たちは気を抜かずに頑張って下さい。
 僕も受験生たちの個別の記述答案の添削にしばらく忙しくなりそうです(気晴らしに、このブログは時々更新するつもりですが)。

※ちなみに前回、僕もセンターの国語をやってみたら154点だったと書きましたが、その僕の点数を上回ったのは現段階では二人しかいませんでした。二人とも女子なので、やっぱり国語は女の子の方が強いようです。予備校の予想では今年は国語が数学と並んで大幅ダウンになっていますが、生徒たちのためにも平均点が低いことを祈りたいところです。数学については全体的にそう悪くありませんでしたが、これは生徒に理系が圧倒的に多いせいで、そちらも難しかったのはたしかなようです。僕が解いたら零点になるでしょうか? 一度実験してみたいと思います。ついでながら、高校時代、僕の通知表の成績が一番マシだったのは、国語と数学でした。英語は、固有名詞や年号がどうしても憶えられない歴史科目と並んで不振を極めたので、「文系のできない文系」の悲哀をたっぷり味わったのです。世の中にはそういう人間もいるのだから、「頭とハサミは使いよう」ということで、子供たちは自分の素質に文句を言わず、勉強の仕方を工夫しながら努力することです。
プロフィール

大野龍一

Author:大野龍一

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR