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春到来

2012.03.27(16:22) 141

 最近このブロクが更新されないままだったので、「何かあったのではないか?」と心配して電話をくれた知人がいました。言われてみれば、たしかに半月以上更新しなかったので、これは僕には珍しいことです。
 その人が可能性として「ありうる」と考えたのは次の三つだったそうです。

(1)「学校不敬罪」で告訴された(「延岡の高校」に書いた記事のせいで)。
(2)塾の受験生が全然合格せず、塾存亡の危機に陥り、落ち込んでいる。
(3)自転車通勤の途中、前方不注意のため崖から転落し、骨折して入院している。

 事実としては、朝晩はまだ冷えるとしても、日ごとに春めいていい陽気になり、パソコンにかじりついてチマチマ文など書く気がしなかったというだけの話なのですが、順を追ってそのようなことはありえないことを説明しておきましょう。

 まず(1)については、僕はこれでも一応「法学士」で、周到な配慮と計算に基づいて文章を書いているので、そのような間抜けなことにはなりません。大体、「不敬罪」というのは今は存在しないので、訴えられるとすれば「名誉毀損」になりますが、僕はこの種の文章を書くときは、第3ラウンドぐらいまでの準備は最低限して、つまり手の内を全部見せるような下手な真似はしていないので、そうなっても切り返しは十分できるような備えになっているということです(だからナベツネ氏のような、ジャーナリストには不似合いな訴訟沙汰のお好きな人が相手でも安心。ちなみに僕は清武氏を応援しているので、頑張って下さい)。

 (2)については、浪人が一人出てしまった(しかし、来年はよいしらせを届けてくれるでしょう)ものの、他は全員進学先が決まり、中にはセンターのかなりのビハインドを二次の個別試験で逆転して見事合格した生徒もいたので、おかげでそのような不評は免れていて、まだ潰れずにすみそうです(もつべきはよい生徒です)。

 (3)に関しては、イチロー並の反射神経を誇る僕がそのようなことになるはずはないので、ときたま信号無視をして、折悪しく近くに居合わせたパトカー(何でそういうときにかぎってあれはいるのでしょう?)に、「ちょっと、そこの自転車、信号は赤ですよ!」なんて拡声器で警告を受けることはあっても、「崖から落ちる」(たしかに途中にそういう危険な箇所はあるにはありますが)なんてことは、まずありえないのです。

 その知人は僕をかなりの間抜けだと思っているようで、それはここの「ナンセンスコーナー」の記事も影響しているのではないかと思われます。それで、「あれがいかんのだな」と思いつつ、ゆうべ帰りに本屋に立ち寄ったら、あのツチヤ教授の文庫の新刊が出ていました。例によっていい加減な話ばかりで、「もう少しまともになれんのか!」と義憤を覚えつつ、よく買ってしまって後悔するのですが、昨夜は理性が勝って、立ち読みだけですみ、購入は浜矩子著『財政恐慌』(徳間書店)になりました。

 しかし、運悪くツチヤ教授の本など見てしまったがために、「女子高生お言葉集3」をそろそろ書かねばならないという思いにとりつかれ、帰って前に生徒たちから集めた「お言葉」のメモを探したところ、これが見つからないのです。

 メモといっても、それは生徒が月謝を入れてきた封筒に走り書きされたもので、ちゃんと月謝袋は存在するのですが、僕はよくその月謝袋の返却を忘れて、生徒のしっかり者のお母さんが、待ちかねて別の袋に入れて生徒にもたせたのです。それで「資源の有効利用」のために、その袋をメモ用紙として活用した。それが見つからないのです。学生時代も、バイト料の一万円札を用心のために本の間にはさんでおいたら、それがどの本だかわからなくなって、一週間飲まず食わずで過ごす羽目になったことがありますが(そのときは半年後に見つかりました)、こういうのに認知症が重なったりしたら、一体どういうことになるのだろうと、先が思いやられます。

 そういうわけで「女子高生お言葉集」の材料は新たに集めなおすしかなくなったので、それもすぐには書けず、仕方なく「だから書けない」という話だけ書いて、別に骨折で入院してもいないし、生徒たちの受験も一段落して、春の陽気にぼうっとしているだけ(センバツ高校野球も始まったので、そちらもテレビ観戦しなければなりません)なのだという近況をご報告することにした次第です。

 もうじきしたら、僕はワラビやゼンマイ、イタドリなどの山菜とりで多忙になるので(ヤマメ釣りも今がシーズンです)、また書けなくなりそうですが、折を見てまた書きます。震災の被災地、とくに原発事故の周辺では山が放射能で汚染されて山菜取りどころではないでしょうが、人に正気を保たせてくれる大事なものの一つは自然との交流だと思うので、皆さんもそれができる環境にある方は、お出かけになって、若葉若芽の柔らかな自然の中を散策でもされてはいかがかと思います。
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祝子川通信 Hourigawa Tsushin


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