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オリンパスはケムンパスだった?

2011.11.09.04:16

 オリンパスというと、僕などには技術大国日本を象徴する企業の一つ、非常に高級な光学機器メーカーという印象があって、それが財テクの失敗で巨額の損失を出し、それを隠すのに不正な経理操作を続けていた、などというのはイメージギャップが大きすぎるのですが、事実はそうだったという話です。

 先の報道では、僕は勝手にこんな想像をしていました。英国人社長が半年で解任されたのは、オリンパスは企業買収に際し、アドバイザーだかコンサルティング会社だかに法外な手数料を払っていたということでしたが、それは海外のそういういかがわしい会社とその英国人社長がグルになって私腹を肥やしていて、それが発覚して解任されたのだろうと。ところが、さっきニュースを見たところでは全く正反対で、その英国人社長ウッドフォード氏は、就任してその不透明な取引に疑惑をもち、それを問題視して追及しようとしたからこそ解任されたのです。問題が表に出たこと自体、この人の指摘によるものだった。

 とんでもないカン違いだったわけですが、僕は何度かNHKのニュースを見て、何で解任されたのか理由が説明されておらず、ただ、そういう疑惑が生じたのというのと、英国人社長が解任されたという話を同時に聞いたので、それはその「やり手」の英国人社長が社長就任以前からその疑惑に大きく関わっていたからなのだろうと解釈したのです。それがここに来て発覚したからこそ、解任して、会社側はそれを免罪符に事を収めようとしたのだろうと。そう思った人、案外多いのではありませんか? 少なくともその方面のことをよく知らない一般人の場合には(その時点での新聞報道では、ウッドフォード氏の解任理由として、「独断専横の経営判断をするため、組織内は混乱し、社員の信頼がなくなった」「事業の担当役員らを飛び越えて直接社員に指示を出すなどの行動を取ったことで、社内の秩序が乱れた」「企業風土や日本の文化を経営に生かすことを理解できなかった」などといったことが挙げられていたようです。会社の旧経営陣がグルになって続けてきた不正経理を指摘したからだとは一言も書かれていない)。

 何とも姑息というか卑劣な話ですが、「魚は頭から腐る」ということわざを地で行くような話が、今のわが国にはいくらか多すぎるようです。それとも、これまでならごまかせたのが、今はそうはいかない時代になったということなのか。それなら進歩です。

 ウッドフォードさん、あらぬ疑いをかけてごめんなさい。ついでに、オリンパスは、嘘を並べて人を“煙(けむ)に巻く”会社ということで、「ケムンパス」と社名変更したらどうでしょうかね。一般の真面目な社員にはお気の毒ですが、これまでの経営陣は「ケムンパス」そのものだと言えそうだからです。

 むろん、本家のケムンパスは、赤塚不二夫のマンガのキャラクターで、罪はありません。僕は中学時代は漫画家志望だったので、オバQと並んでケムンパスの絵はよく描いていたものです(今では誰にも信じてもらえないとして、昔は鉛筆画がうまくて、技術家庭の先生に、工具のデッサンを絶賛されて5をもらったほどです)。授業中、退屈してノートがケムンパスとウナギイヌ(こちらもお気に入りでした)だらけになってしまったこともあったので、本家ケムンパスにはまことに申し訳ないが、そういう駄洒落を言いたくなったのです。

 ついでにもう一つ、オリンパスのホームページを見たら、社名の横に“Your Vision, Our Future”と書かれていましたが、後ろの部分を“Our Fake”としたら、紛らわしくなくていいかも知れません。丹精こめてすぐれた製品を作っている現場の人たちには失礼ですが、上が腐りすぎているから、こんな皮肉も言われてしまうのだとご理解下さい。

(おまけ:ネットで見つけたケムンパス画像

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大野龍一

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